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抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

抗糖化サプリメントの服用方法で見えてきたこと

2009-11-17 10:47:01 | 抗糖化ドクターズ・サプリ

本日のテーマ は 抗糖化サプリメント臨床試験での服用方法変更について の続きです。

 抗糖化ドクターズ・サプリメントの臨床試験において

 朝・夕の食前服用(1回2カプセル)を8週間行うことにより

 明らかに低減してきていたAGEs年齢が

 服用方法を朝食前だけで4カプセルに変更した4週間で、

 なんと!元の木阿弥になってしまった!

 そのような2症例(健康女性1例・高血糖男性1例)が存在する。

 
 これはいったい、何を示しているのか?

 そもそも、服用方法を変更しても、

 効果は同じだろうと思った根拠とは、何だったのか?



まず、効果は変わらないだろうと思った根拠。


それは、抗糖化作用を示す素材単独でのヒト臨床試験の結果でした。

素材単独での1日摂取量は600mg。
      (ハーブエキス固形分として240mg)

一方、抗糖化ドクターズ・サプリメントの1日服用量で摂取される素材も600mg。


そして素材単独の摂取方法は、1日1回と伺っておりました。


しかし、抗糖化ドクターズ・サプリメントの臨床試験では服用方法を2回と設定。

つまり、以下のようになります。


 臨床試験
 対象物      摂取回数   1回摂取量  1日総摂取量

 素材単独    1日 1回    600mg    600mg

 抗糖化      1日 2回    300mg    600mg 
 サプリメント




素材単独の1回摂取で、AGEs低減効果が得られていたことから、

抗糖化ドクターズ・サプリメントの服用方法を1回全量服用にしても、

AGEs低減効果に差は出ないだろうと思ったわけでした。


ところが、服用方法を変更した2例では、想定外の結果です。


同じ摂取方法、同じ量の摂取なのに、

なぜ素材と抗糖化ドクターズ・サプリメントでは違うのか!?



服用方法の変更は、意図的でなかったことは前回書いたとおりです。

まったくの偶然の結果なのです。

せいぜい2例だけの話なのかも知れません。


しかし、たとえ2例であっても、

せっかくの抗糖化作用が無駄になってしまうような

服用方法が存在したことは無視するわけにはいきません。


抗糖化ドクターズ・サプリメントは、有効な服用方法で服用されるべきです。


そして、この効果の違いの原因は何なのか?

素材そのものと、素材を含有する商品とは、その効果においては、

まったく別物だということではないでしょうか?!


 これは、先日紹介しておいた独立行政法人 国立健康・栄養研究所の

 「健康食品」の安全性・有効性情報 に記載されていたことです。


なんらかの効果のある素材を含んでいるからといって、

その効果が商品自体にもあると単純に思い込むことは

なかなかリスクのあることかも知れないということです。


いずれにしても、抗糖化ドクターズ・サプリメントは、

AGE Readerを用いた臨床試験による効果確認と、

その後の検証によって、有効な服用方法を確立しているのです。


Evidence-Based Supplementということです。





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食物中AGEsの危険性に関しては
食物中のAGEsは糖尿病性血管症の主要な危険因子


創立2周年記念、AGE Readerによる皮膚AGEs測定の実際は こちらから<


当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。


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2 コメント

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服用方法 (TG)
2009-11-17 15:46:54
EBMならぬEBSですか!至言ですね(笑)
ベストな服用方法はもしかしたら毎食後なのかも知れません。解明よろしくお願いします。
返信する
TGさん、こんばんは。 (AVIN-HMP)
2009-11-19 23:12:32
TGさん、コメントありがとうございます。

TG=トリグリでしょうか?
当方も以前はTGが上昇しておりましたが、
現在は正常範囲に納まっております。

さて、ベストな服用方法が毎食後かも知れないとのご指摘です。

その可能性を否定するわけではありませんが、先ずここで取り上げている抗糖化サプリメントに関しては、抗糖化作用を有する素材は「混合ハーブ抽出物」であることにご留意戴きたいわけです。
すなわち、妙な言い方かも知れませんが、「ハーブ」というのは言ってみれば「西洋の漢方薬」とは考えられないでしょうか?
しかも、単一植物からの抽出物ではなく、
「4種類」の植物からの「混合」です。
これは、例えてみればツムラのエキス顆粒製剤と似ていると思われませんか?
この素材に更に漢方素材を配合したものが、ここで取り上げている抗糖化サプリメントです。

当初から「漢方」との認識がありましたので、「食前分2(朝・夕)」という服用方法で臨床試験をデザインしたわけです。
(原則、食前分2。それがダメなら食間分2も可。)

朝食前1回で全量服用というのも「漢方」という見地からは忌避ではなかったのですが、結果はご覧のとおりとなりました。

ここで「毎食後ならどうなのか?」とのご指摘です。

「毎食後」でどのような結果が出てくるのか、非常に興味はあるのです。

「漢方薬」でも葛根湯などは胃の弱い方には食後の服用を行いますしね。

しかし残念ながら、解明する術を現時点では持ち合わせておりません。
評価機材が常に手元にあるわけではないのです(AGE Readerが欲しいのです)。
ですから、「食前分2」と「毎食後」での抗糖化効果に差が出るかどうかを検証することが叶わないのが現状です。
大学等の研究として扱ってくれるのなら嬉しいのですが、現時点では望み薄です。

とにかく現時点では、臨床試験で服用方法の違いで抗糖化作用に大きな差が出た(2例だけですが)ということを、事実としてお伝えするのみです。

TGさん、このたびは貴重なコメント、ありがとうございました。
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