small daily happiness

旅人の私が探す日常の小さな発見

通天閣界隈

2008年10月15日 | 私の感じたこと
ここは日本なのに、日本じゃない。
このパワー、このチープさ、ここにいる人々・・・
通天閣界隈は、まるで東南アジアのよう・・・

鴨屋のnaoちゃんオススメで、今回宿泊したゲストハウスは驚きの安さ。
更に、女性専用フロアーで、各部屋にはベッド・テーブル・テレビ付きである。トイレと洗面所は各階にあり、風呂は大浴場。朝にはコーヒーがフロント横に用意してあり飲み放題、一階にあるパソコンでインターネットは使い放題というお得さなのだ。
これでシングルで2,300円。
安い、安すぎる。
が周囲のホテルってば、1,800円やら2,000円やら・・・
どこまでも安い、あくまでも安い。
通天通貨なるものがあってもよさそう。
荷物一時預かり所、道端で寝ている人、200円の作業着が売っている店、昼から酒屋前で酒盛りする人々、立ち飲み屋・・・
ここは日雇い労働者が暮す界隈なのだ。
私が宿泊しているところは、韓国人やら外国人が多かった。

通天閣へ向うため、ジャンジャン横丁を通過する。
人気の串揚げ屋には行列が連なる。
寿司屋の寿司は3貫で100円という驚き値段。
将棋クラブで渋いオジさまたちが対戦している。
薄暗い照明に、ジューサーで作られたジュースが不味そうに照らされている。
まだ夕方だというのに、立ち飲み屋は混み合う。
通天閣へ近付かば近付くほど、派手な電飾が増え、色に溢れ始めた。
この何でもありの風景・・・やはり東南アジア。
私の想像よりも通天閣は小さかった。
通天閣の真下で、旅友のコウイチ君と待ち合わせて、串揚げ屋へ。
この「呑めやーーー」空気が漂う中、一滴もアルコールを摂取しなかった。
酒飲みの私が呑まないことを、コウイチ君に驚かれる。

別の日に、通天閣へ上った。
散々ビリケンさまを撫でまくり、まったく見晴らしの悪い風景を楽しんだ。
この通天閣って、天気予報機能あり、時計あり、季節により色を変え・・・
本当に大阪らしい建造物である。
今年はビリケンさま生誕100周年らしい。
作家のアメリカ人女性の夢の出てきた神さまを元に制作されたビリケンさま。
初っ端から、驚くべき始まりである。
そんな神さまが祀られてるって・・・
やはり大阪らしい。

きっとヴィパッサナー瞑想後に、この界隈は無理。
駅から一歩も動けなくなりそう。
サーブ後だからこそ来れた。
久しぶりの下界を、存分楽しんだ。


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