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京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

聞香体験・3

2013-04-19 10:11:00 | お出かけ
さぁ、最終回です(笑)

今日は、聞香体験で、驚いた事を書きますね。
まずは、お香の原料になる代表的な見本。

ズラッ。

上段右から・・
貝の蓋、木の樹脂、クローブ( ちょうじ )、鹿の匂い袋、樹脂が半分化石化した木(香木)、八角

下段・・
草の根、ウコン、山椒の根だったか・・記憶がぼんやり(笑)
ズラズラ~ッと並ぶ様は、格好イイ!

鹿の匂い袋は、麝香鹿( じゃこうしか )と言う鹿からしか取れないらしく
ムスク (musk) と呼ばれております。
甘く粉っぽい香りを持ち、香水の香りを長く持続させる効果があるため、
香水の素材として極めて重要であった・・そうですよ~。

麝香鹿( じゃこうじか )

なるほど、香水で ムスク と呼ばれる物がありますね。
薬としてはこれをそのまま、
香水などにはこれをエタノールに溶解させて
不溶物を濾過で除いた チンキ として使用していた。。

赤チンのもっと高価なもの?( 違いますね(笑))

コレ、お店で香を聞かせていただいたのですが、
チョット甘い香のする野生のケモノ臭・・。
洗っていない、奈良の鹿の集団の匂い。ウッ臭っとなりました(笑)
( 怒られますね(笑))

さて、話はマジメになって(笑)
香炉についてです。

香炉は足が三本着いているのが主流だそうですが、
これは正面が分かりやすくする為のもので、
大きさは、聞香に限るかもしれませんが
手のひらサイズ。
そして、手のひらに載せて、親指が上の縁に掛かる高さ。
足は、畳や袱紗( ふくさ )のうえでグル~リと回したりするので、
足は全部に釉薬がかかっております。


蓋がある香炉は、炭を移動させる際に使うのみ、だそうです。
お香をたしなんでらっしゃる方なら、当たり前の事ですが、
ゆっくりと、丁寧に指導をしていただきながら、
うんちくも挿みつつ・・楽しんだ、初体験ばかり。

いつか、香炉を作るときには、
高さ厚み、釉薬のかかっている部分・・など、
細部が理解できてとっても勉強になりました。

後は、香をあてる 源氏香( げんじこう )と言う、遊びもあるそうで、
難しい説明は省き・・、
全部で52通りの香の組み方があるそうです。

私には無理~(笑)

香を聞いていると( お香の世界では、嗅ぐとは言わず聞くといいます )
段々と嗅覚疲労か、よく解らなくなってくる(笑)

けれども、楽しかったので機会があれば皆さんも是非!
コメント
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