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京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

聞香体験・2

2013-04-17 22:50:31 | お出かけ
聞香体験、続きです。


活火山の火口。。ではなく、
ココから細く出てくる熱によっていい香りが漂う・・。
きょうは、お香のうんちくを。
先生から聞いたものを、ほぼそのままに(笑)

お香の歴史は古く、その昔淡路島に漂着した木を漁師が火にくべたところ、
とってもいい香りがしたので、朝廷に献上したのが始まりだそうです。
その漂着したのが 595年 4月。
( 「香」の字を分解した「一十八日」をあわせて4月18日がお香の日だそうな )

平安時代には、着物に香りを移すことが大流行。
薫物( たきもの )といいました。
( 種々の香を調合して作った練り香。また、それをたくこと )

武家の時代になり、薫物から、
香木の香りを楽しみ、たしなむ香道への姿勢ができ、
香木に価値が出、武将が収集するようになったそうですよ~。

そうして、今のお家元たちの租となる方々と
足利 義政が『 六国五味 』( りっこくごみ )として、
お香の性質を6つに割り、香りを5つの味にたとえるように決めたそうです。


六国。。伽羅・羅国・真南蛮・真那賀・寸門陀羅・佐曾羅
   ( きゃら・らこく・まなばん・まなか・すもんだら・さそら )
五味。。甘・酸・辛・鹹・苦
   ( かん・さん・しん・かん・く ) かん・・塩辛いという意

甘い・煙たくて苦い・・以外は、
相当意識を集中しておかないと、聞き取れませんね(笑)

香を聞くときは、香炉の上部分を右手で覆い顔を近づけ静かに吸い込む。
はくときは、顔を横にそむけて出す。
その動作を3回~5回するうちに、香りを聞きます。

しかし、塩辛いってどんな香り?
まだまだ無の境地には入り込めません
むしろ、迷宮に入り込む(笑)

調べていたら、こんな表があったので
乗せてみますね。

伽羅 ( きゃら ) ベトナム・・・・・ 苦
羅国 ( らこく) タイ・・・・・・・ 甘
真那賀 ( まなか ) マラッカ・・・・・ 無味
真南蛮 ( まなばん ) マナンバール・・ 鹹
佐曾羅 ( さそら ) サッソール・・・・ 辛
寸聞多羅 ( すも(ん)たら ) スマトラ・・酸

現代では無い国もあるようです。
なんだか、お香に詳しくなった気分?(笑)

しかし、真南蛮の香りを聞いたはずなんですが、塩辛かったっけ~?
( 私は、あっさりした甘い香りに感じました。まだまだですね )

そして、まだまだ引っ張りますよ~。
もう一回、聞香体験のお話にお付き合いくださいませ。
また次回~!(笑)
コメント
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