おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

立毛を切り倒して作土に混ぜる

2016年07月23日 00時00分00秒 | 農業

写真1 麦(写真2の後作物)をトラクターで耕しながら切り倒して作土の中に混ぜ込む。地力維持増進の肥料となる。いわゆる緑肥。2016年05月20日


写真2 ブロッコリー(写真1の前作物)収穫。筆者の影あり。2015年12月05日。その後、ブロッコリーの茎葉等をトラクターで作土の中に混ぜ込む
     さらに、雑草繁茂防止などのために1~2回耕し、次作物・麦の播種まで空けておいた(耕耘休閑)。その麦は写真1の如し


写真3 緑肥としてソルゴー(写真4の後作物)をトラクターで耕しながら切り倒して作土の中に混ぜ込む。2016年07月17日


写真4 収穫期のブロッコリー(写真3の前作物)。2015年12月05日。その後、写真2と同じようにブロッコリーの茎葉等を
     トラクターで作土の中に混ぜ込み、耕耘休閑を経てソルゴーを播種。そのソルゴーは写真3の如し


写真5 緑肥として夏ソバ(写真6の後作物)をトラクターで耕しながら切り倒して作土の中に混ぜ込む。2016年07月17日


写真6 生長中の秋ソバ(写真5の前作物)。2015年10月28日。その後、耕耘休閑を経て夏ソバを播種。そのソバは写真5の如し

人気ブログランキングへ ← Please click this green banner.
           ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください

 田や畑の地力を維持増進する方法は様々
 その一つに立毛(収穫前の農作物)を切り倒して作土に混ぜる、いわゆる緑肥がある
 具体的には麦とソルゴー、夏ソバの緑肥を見撮

 麦とソルゴーはブロッコリー収穫後の耕耘休閑畑に播かれ、茎葉が柔らかい時期に緑肥となる(注1)
 麦は5月に、ソルゴーは7月に作土に混ぜ込まれた(写真1・写真3)
 夏ソバは秋ソバ跡の耕耘休閑畑に播かれ、結実の前、茎葉が柔らかい時期に緑肥となる(写真5)
 耕しながら立毛を切り倒して作土に混ぜ込む作業はウナイコミ(うない込み)あるいはスキコミ(犂き込み)と云われる

 現在、ウナイコミは少なくなり、化学肥料施肥が主流になっている

 注1 耕耘休閑畑:収穫後、雑草繁茂、病害虫駆除、作土への酸素吸入などのために1~2回耕し、次作物の播種まで空けておく畑
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:栃木県下野市


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アオサギの獲物水洗い | トップ | 下野市薬師寺・祇園祭2 小... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

農業」カテゴリの最新記事