おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

なに、なさってんですか104  わら集め

2013年09月18日 00時00分00秒 | 農業

写真1 稲刈りの際、わらをすべて切り刻むのでなく、脱穀だけの長いわらを一部に残し日干し


写真2 日干し稲わらをトラクターにつけた木枠に積み込む


写真3 トラクターの前部に木枠 このタイプを初めて見る


写真4 切られたアゼクサ・畦草 稲わらと混ぜて堆肥となる


人気ブログランキングへ ← Please click this green banner.
           ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください。

1.稲わら・畦畔草の利用
 台風から吹き込む南風もあり、残暑厳しい09月14日、15時30分頃、拙宅近くの農道を歩く。
 刈取り跡の田んぼで、わらをトラクターに積む人生ベテラン男性(写真1~写真3)。
 田んぼに入り、なに、なさってんですか、次のよう。
  集めている稲わらは、ネギを植えた所に敷く。
  余ったわらは、刈り取ったアゼクサ(写真4)といっしょに堆肥を造る。
 畦に除草剤を振る農業者が多いなか、畦草利用堆肥造りに感心。末長く続けてください。

2.高度経済成長に伴い稲わら・畦畔草の利用は激減
 私が小学生の頃、1950年代、高度経済成長が始まった頃、
 稲わらは牛馬の餌、縄、叺(かます)、俵などに使われ、捨てられなかった。
 また、田畑畦畔の草は牛馬の餌。
 当時、多くの農家は牛や馬を建物の中で1頭あるいは2頭飼っていた、それを少頭舎飼いと呼ぶ。
 高度経済成長に伴い、農業外の仕事をもつ兼業農家が増え、牛馬飼養は大規模となり、
 畦畔草の利用は減り、稲わら製品の利用も減った(本ブログ2012年09月09日)。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2013年09月14日 撮影地:埼玉県久喜市八甫新田

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 遠距離通勤  楽しからずや | トップ | 薄暮 スズメを追ってきた猛禽類 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

農業」カテゴリの最新記事