おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

大間々扇状地 桑抜き跡に野菜

2016年02月20日 03時44分35秒 | 農業

写真1 冷青の空、ネギを抜くAさん


写真2 切り面が白のダイコン、トラックの上。切り取られた部位は作土の上。初見の場景


写真3 めったに見ない桑畑、群馬県藪塚台地で運よく見撮

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 渡良瀬川の大間々扇状地、藪塚台地
 冬の代表農作物はネギ、ダイコン、ホウレンソウ、ニンジン
 2016年02月04日、ネギとダイコンの収穫を見聞撮

 ネギを抜いているのは既知のAさん(64歳・写真1)
 06月初旬に移植して昨年12月から抜き、JAに出荷
 トラクターで掘り上げ、手で抜く(ネギ収穫例:弊ブログ2015年12月25日

 ダイコンの上部が切られて並ぶ畑(写真2)
 なんか変、なぜ切られている
 また、ダイコン収穫は昨年末に終わったはず
 畑の左前方、軽4輪トラックにダイコンを積み込む女性2人、男性1人
 現場に着き、これはダイコンですよね、と伺う筆者
 次のように教えていただく
   昨年末、自宅の塩蔵タンクに入れられず残ったダイコン
   作土から上は寒さにあたり使えない
   その部位を包丁で切り、残った部位を積んでいる(写真2)
   自宅の塩漬けタンクに入れる
 なるほど、ダイコンには三つの出荷形態
 一つは、この塩蔵ダイコン、塩漬け後に漬物用に出荷
 二つは、生のまま出荷するダイコン
 三つは、天日干しの後に出荷するダイコン・大根(弊ブログ2015年12月13日
 
 さて、群馬県はかつて養蚕の一大産地
 外国産に押されて衰微した養蚕
 藪塚台地も一面桑畑だった
 名残りの桑畑をネギとダイコンの見聞撮後に撮る(写真3)
 桑を抜いた跡に栽培されたのが上記の各種野菜
 桑畑跡野菜作りの御苦労の一端をAさん(注1)は次のようにご教示
   抜根当初、24~25年前、植えても植えても葉が変色して出荷できなかった
   桑畑に地力はなかった(Fさんのご教示は弊ブログ2015年01月11日17日
   堆肥を、各種肥料を入れに入れた
   その結果が現在
   他所並みの、そこ以上のホウレンソウ、ネギ、ニンジンなどを生産・出荷できる

 注1 弊ブログ2016年02月15日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:群馬県太田市藪塚


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