おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

昭和1桁生まれのおじいちゃん お孫さんとシロカキ

2013年05月16日 00時00分00秒 | 農業

 写真1 キャビンつきトラクターでお孫さんがシロカキ 昭和1桁生まれのWさんはスコップで畦直し


 写真2 「とちおとめ」温室跡の田をシロカキ。隣なりには「とちおとめ」の親株 今年の苗をとる


 写真3 シロカキの前 田全面に水が行きわたるように、畔近くで誘水するWさん


 写真4 田の中央部で誘水するWさん


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1.シロカキ・代掻き
 田植えの数日前、まず、水田畦にできたモグラ穴や野ネズミ穴からの漏水を防ぐ(弊ブログ2013年05月14日)。
 これは第1次漏水防止策。
 この対策後に水を入れる。
 入った水は耕土・作土に浸み、さらに微細耕土・作土といっしょに耕盤や畦の割れ目に入り、
 結果として漏水を防ぐ。第2次漏水防止となる。
 これらの状況を、Wさんは“水が落ち着く”と呼ぶ。

 耕土・作土に水が浸みわたる頃、掻き混ぜてドロドロにし、均平にして水稲苗が根づきやすくする。
 この掻き混ぜ作業をシロカキ・代掻きと呼ぶ。
 ドロドロ耕土・作土は耕盤や畦の割れ目に入って漏水を防ぐ。
 これは第3次漏水防止。

2.シロカキ・農作業がひき継がれる
 さて、シロカキが昭和1桁生まれのWさん(弊ブログ2013年05月14日)の田んぼで行われている(写真1~写真2)。
 お孫さんがキャビンの中でトラクターを操作し掻き混ぜる。
 Wさんはスコップで畦直し。
 シロカキ方法が承継される。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年05月05日 撮影地:埼玉県久喜市


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