宮崎県築島瀬渡し

明けましてオメデトウございます！
今年もぼちぼちと釣行記なども記録していく所存。

今年は明日２日に釣行予定である。初釣りは儀式であり、海に向け今年の安全祈願を行なう。神社の代わりなのだ。とりあえず今は一昨日の釣りのうっぷんを晴らしたい気持ちがもっとも強いんだけど、うっぷんが溜まったその内容のご紹介。

１２月３０日（一昨日）は、釣り仲間であるＫＩさんに連れられて初釣り場である築島に行ってみた。
築島は宮崎市南郷町の町中から車で１５分程度。海沿いに南下して水島に渡れる「夫婦浦漁港」を過ぎてすぐに見えてくる人家がある島である。島までの距離は泳いで渡れるほど近いんだけど、釣り場は見える島の裏側の太平洋側であり、山斜面が絶壁だから歩いて渡るのは難しい。当日は１番船のＡＭ６時出航に対し２０名以上の釣人がいて競争率も高そうだったが、とりあえず一巡目に乗り込む事ができた。同行のＫＩさんは場所を気に入って連続４回めの釣行だが島が近いだけに瀬渡しの料金が２０００円とリーズナブルなのが良い。南側の沖瀬の方からじょじょに人を降ろしていったが、私達は船長にお任せで「ビシャゴ」と呼ばれる瀬に乗った。ちょっと湾になっているのが気になったが景色はなかなか良い。

写真を写した朝の気持ちは、「さて今から始まる今日１日のドラマはいかようなものか」という期待が口から飛び出そうなほどだったのだが、結果から述べると「ボウズ」だったのだ。釣れたのはなんとキタマクラが１匹のみ。同行のＫＩさんも同じ結果。
状況を述べると、というか釣れなかった利用をいろいろと考えるに、腕が悪いのは置いといて、潮が「巻き込み潮」のまま１日中動かなかった事。壁際にゴミ袋などが寄り付いたままで撒餌も沖に払い出す雰囲気がなかった。水温も低く感じた。メジナは潮が程よく動く事が大事であるとすれば、その条件をまったく満たさない。撒餌に瀬際からチラッと顔を出す大型のメジナの姿も見えたんだけど、まったく喰い気がなかったらしい。

ＫＩさんは前回の釣行で１．４ｋｇのメジナを釣り上げているが、この場所は数は期待できないものの大型が潜んで入るんだと言う。確かに大型の姿は見えた。魚は居るのが分かるだけに釣れないといらいらする。結局は昼飯も食べずに竿を出していた。（飯を食うのを忘れるぐらい集中していたのだ。）その間に変えた仕掛は過去に行なった内容をほとんど網羅してしまった。とにかく釣れない。午前中は餌が入れて４～５秒で無くなってしまうし午後からはまったく餌が取られない。

うっぷんが溜まるもう1つの原因が、目の前に見える離れ瀬に乗った３人の中の２名が３匹ずつ大型のメジナを上げた事。私の釣りはウキを流しだしたら、わずかに張りを入れて流すのでウキ自体を見ずに手元に伝わってくる魚信で判断しているため、普段は周囲を眺めている事が多いのだが、竿が曲がる姿を何度も目撃。バラシも数回あったが竿の曲がりから大型だった事がうかがえる。この場所は沈瀬も多く、魚を上手く遊動できないと瀬切れしてしまいそう。いわゆる上級者向けのポイントだと思った。

最近は４回連続でメジナを釣っていただけに、かなり悔しい思いをしているが、師匠のＡＮさんに言わせたら、この場所は随分昔はメジナが釣れない事はなく数が多いか少ないかだけの差だったのだという。最近は地付きメジナの数が随分減って難しいんだそうだ。

メジナのポイントって、釣れる情報が入るとその場所は連日人が入る事となるので、魚もすれてしまうようだ。メジナ自体が数も減るんだろうが、残っているメジナは痛い思いをしたりで学習もするんだろう。大型ほど実は臆病なメジナであって簡単には餌を食わない。だから難しいんだと思う。そんな訳で細仕掛になったり繊細な道具が増えるわけだが、私はさほどそんな道具を追求したいとは思ってないので釣れない場所＝面白くない場所になってしまう。

４時回収だが、３時２０分過ぎには期待もできないので諦めて、飯を食べたり魚の変わりに海鳥の写真を撮ってみたり。相当期待した築島だったんだけど、今の心境をいうと人が少ないときに先端にあるヤカタとか北の先端じゃなければ冬場は期待できない場所だという思いが強い。基本的に潮をさほど通さない。私が持っている随分昔の航空写真の資料を取り出して見ているが、どうも遠投が有利な場所であるらしい。ちょっと認識（攻め方）を間違っていたようだ。

このうっぷんはかならずや明日の釣行にて。

あ！忘れていた。今年の抱負。

今年こそ離島に行く。メジナは５０Ｃｍオーバーを狙う。私の自宅にはまだ魚拓なるものがないが、メジナは５０Ｃｍオーバーを釣ったときに魚拓を残そうと思っている。でもメジナでも通称「オナガ」標準和名「クロメジナ」の３Ｋｇ以上のサイズを釣りたいというのがもっともの夢かも。以前「釣りビジョン」で見た、松田稔さんの「伝心伝承」という番組でのオナガ狙いの釣りの光景が面白すぎて忘れられないのだ。

まあこのサイズを狙えるのは「水島」ぐらいだろうけど。

• #釣り

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