2022年も残すところあとわずか。一年経つのがほんとに早いですね…ということで、例によって今年、見た/聴いたものからベストを選んでみたいと思います。基準はあくまで私個人に与えたインパクトの強さ、です(順番は観た順)。
○美術
・ゲルハルト・リヒター展(東京国立近代美術館)
開催を知った時から首を長くして待ち続けた展覧会。絵画芸術の行きつく果て、を見たようでもあります。「ビルケナウ」の巨大な闇…。
・ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策(アーティゾン美術館)
柴田敏雄×鈴木理策、そして絵画×写真という入れ子のような展覧会。絵画の眼と写真の眼の違いを目の当たりにしました。
・インベカヲリ★写真展「たしか雨が降っていたから、」(Gallery KTO)
被写体の想い…というよりか、念が映っていそうな写真の数々。ギャラリーのドアを開けた瞬間の強烈なインプレッションは忘れられそうにありません…。
○映画
・アメリカン・エピック
アメリカの広大な土地、多様な民族から生まれた音楽が豊かな川となり世界中を潤していく…そのダイナミズムが圧巻でした。
・アートなんかいらない!
アートとはなんぞや…という永遠の謎に関西ノリで突っ込むスタンスが絶妙でした。自分にとってのアート(あーと)を振り返る契機にもなりました。
・ソングス・フォー・ドレラ
人を愛し憎むこと、そして悼むこと…を突き詰めた音楽。元VUの二人のスリリングかつスタイリッシュなパフォーマンスも凄かった…。
○音楽
選ぼうにも3本しか行けていない(涙)。笙の名手三人の揃い踏みも、15年ぶりのファミシュガも素晴らしかった!
今年は音楽ドキュメンタリーが超豊作…だったため、自分史上、最も多く映画を見た一年だったのですが、その分、展覧会に行く回数が少なくなってしまいました。とはいえ、今年もアートやあーとをマイペースで楽しむことができました。本当にありがたいことです…。
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