企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

クラブってそんなところだったんだ(発見)

2006年05月09日 | 本の紹介(ビジネス)
私自身はまだ30代ということもあって、自分のお金でクラブに行くことは全くないのですが、時折、お付き合いの範囲で、新地のクラブなんかに行くことがあります。つれていかれたお店に、一度だけ仕事で行ってみたのですが、座って飲んで、二人で3万強。ボトルは知り合いのものですので、お酒代は払っていない。ボトルを入れるといったいいくらするのか?とまで思ったのですね。

この本は、そんなクラブの大ママさんが、クラブをどうやって運営しているのか、ある種暴露的な内容となっています。もっとも、暴露というよりは、こうして適正に仕事をしているのだよ、という(値段が高いことに対する)言い訳のような本でもあるでしょう。

クラブ通い、限られた人しか経験することがないことだとは思うのですが、流行っているお店は顧客の管理などしっかりやっているわけですね。だからこそ、顧客を維持できている。原価2千円のボトルを3万円で売るからには、それなりの企業努力がある、ということです。そんな裏話を読んでみたい方は、ぜひこの本を入手して欲しいと思います。

銀座ママの本音 男性からお金を引き出す方法

河出書房新社

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時給800円→15万円・・・さすがにそれは言いすぎか。でも面白いと

2006年05月09日 | 本の紹介(ビジネス)
きゅうりを売らせたら日本一の著者の本。パワーマネキン(これは別の名前で出してました)の本を読み、その後著者の本をいくつか追っていましたが、ずいぶんたくさん本を出しているようですね。今回の本は、最近流行りのマトリックス思考(もっともビジネスの現場では昔から使われているものですが)を説明につかって、世の中でどうだまされているのか、ってことを明らかにしているような類の本です。半分以上、著者の趣味的な指摘なんですが、それなりに面白く読める本ですね。
ただ、労働者は搾取される立場で、起業すると経費も認められるとか、そんな話しも含めて起業を進める本なんで、その意味では新しさはないかな。どちらかというと、色々なエピソードが面白いんですよ。

女性が書いた、男性をターゲットにした本です。どうせなら、女性向けに下流脱出って本を書いて欲しかったな、とも思いますが、著者にしてみたらだらしない男性が多くて、想いを伝えたかったんでしょうね。プロ意識のある人なら、読んで発見がたくさんあるとは思いませんが、そうじゃない人にとっては、30歳くらいの女性にここまで言われて・・と奮起することに繋がる可能性のある本ですよ。

下流脱出。―“勝ち続ける人”になるための起業法

イーストプレス

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なお、以前細木数子さんの話しで書きましたが、時給800円と、2時間の講演30万の時給15万とは、全く異次元の話だと思っています。2時間の講演のために、いったいどれくらいの準備をしているのか?過去の蓄積があるから、本格的な準備はそう長くないかもしれませんが、少なくとも8時間(自分なら、それくらいかける)は準備していると思います。そうすると、実際は、時給3万円なんですよ。講演に関係する時間がね。もちろん、社長業ですから、本当は会社の売上と利益に対して全て責任を負っていますから、講演のための10時間には、きちんと会社のその他の利益が上乗せされなければならない。
せっかく、しっかりやっているのだから、無理に講演の瞬間だけ際立たせることなく、社長業も含めた数字で語った方がよかったのでは?と思いました。

一度会ってみたい人の一人ではあります。
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