企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

プロを目指す方に

2006年05月04日 | 本の紹介(ビジネス)
大前さんの本、ザ・プロフェッショナルが結構な数売れたという。著者の本を読む人はどんな人なんだろうか。自分自身は、ブックオフに積まれた100円本も含めてかなりたくさん氏の本を読んで来たと思う。地方の現場(経済圏)を無視した道州制議論はあまり賛成できなかったが、それ以外は、比較的納得いくものが多かった。
ま、それはおいておき、たぶん、読者の多くはマネジメント層にある人なんだろう。その大前氏が、より若い人向けに、買い易く手に取りやすく、持ち運びやすい新書で、若手・中堅に向かってプロになれ!即戦力になれ!と言っている本。彼の主たる読者に目を通させ、その人々からの口コミで、本当に伝えたかった人へ伝える。。。そんな内容に思えた。
プロフェッショナルの世界で過ごしている側からすれば、当たり前的な内容も多いが、それでも、やっぱり安住していてはいけないなぁ、と考え直させるものである。危機感を持っていない人にとっては耳が痛いだけの本かもしれない。840円払って、時間をかけて読んで、それで自らの怠慢を指摘されて気分を害するのでは意味がない。
でも、それを超えて、やっぱり頑張ろうって思わせてくれるような本だと思う。最近の著書としては破格。ぜひ手にとって欲しい。
なお、同じシリーズで、元BCGの堀氏、現BCGの御立氏の本も出ています。これらもあわせて読まれるとよいのではないでしょうか?

即戦力の磨き方

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シュガーマンって強烈

2006年05月04日 | 本の紹介(ビジネス)
先日、サイコグラフの本について紹介しましたが、こちらの本は、そうした学問的側面ではなくて、著者の経験によるいろんなマーケティングのヒントが紹介されたものです。小売やサービス業で、真剣に顧客開拓を考えたことがある人ならば、必ず、いくつか経験したことのあるような話があるはずです。
この本の内容をヒントと思えない人(例えば、そのまんま真似しようとしたりする人)は、そもそも顧客開拓を基本からやらなければならないでしょう。そういう意味では、経験者向けの本かもしれません。それほど経験者にとっては、刺激ある内容であると思います。
なお、同じ著者の本が2006年3月にも出版されています。こちらについては、近日中に読破しておすすめできそうなら、載せてみたいと思います。

シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは

フォレスト出版

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