企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

グラフの描き方の勉強に(本の紹介)

2006年05月14日 | 本の紹介(ビジネス)
真っ当なグラフの描き方ばかり勉強してきたため、考え無しに描かれたグラフについては、おかしい、と指摘はできたのだが、この本はそういうレベルを超えて、いろんなグラフによる偽装のテクニックが書かれていて勉強になった。
特に、円グラフ(pie chart)を、横に縦にぎゅっと狭めると、面積が大きくかわって見えるため視覚効果として、MISLEADINGをすることが可能、なんてあたりは、気がつかなかった視点。もっとも自分が円グラフを使わないからだけれどん。。
ビジネスで、また、論文などでグラフを活用する人は、変なトリックを意図せず使ってしまわないためにも、この本の一読を薦めます。
薄い本で1200円と、どうかなぁと思いましたが、内容はしっかりしていると思いました。
ちなみに経験からいうと、世の中のグラフの7割は、表現方法がおかしなものだと思います。単なるミスというよりは、考え無しに作ったものが多いようです。

グラフはこう読む!悪魔の技法

三修社

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オリジナル投稿日2005/10/7

オリジナル投稿日 2005/10/7
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決断力、言うのは簡単でもなかなか身に付かない

2006年05月14日 | 本の紹介(ビジネス)
各書店でベストセラーのonesとして並べられている本のご紹介。羽生氏は言うまでもない。谷川氏も、現在名人戦で1勝2敗ながら戦っておられるが、彼の「集中力」も売れている。。こうなると、森内名人の考え方についても、近く本が出るのだろうか?個人的には、Gooブログやってる渡辺竜王の頭の中を見てみたい。競馬の話しも結果だけでなくて、プロセスを開示してくれると面白いのだが。

将棋のファンは既に、この本の存在を知り、手にとっておられることだろう。たぶん、買わないのは、羽生先生をキライな一部だけではないだろうか?この本がどれくらい売れるかで、将棋のファンの人数がわかる?そんな本かもしれない。現在、四冠の羽生善治氏が著した、決断力、についての本。
決断力

角川書店

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すべてが決断の話ではなく、一部、「簡単に単純に考える」
簡単に、単純に考える

PHP研究所

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などの本の内容も、著者が振り返りながら紹介しているところがよい。

将棋を通して、また別の分野で、著者が成長していっている様を強く感じられる。

私自身、彼ほど頭もよくなく、また、決断力もないが、どこかで彼のすごさをどうにか吸収したいと思っている。本当は、直接会ってみたいところだけれど、先方は、プロ中のプロ。ある程度将棋でも勉強してから会いに行かないと。。。
昔の人の本を読むと勉強になることが多い。一方、今の時代に生きている、この偉人の本も声も、実はもっともっと勉強になると思う。文字ばかりではない、生きて考える本人がいるのだから。
将棋に関係なく、本当に世紀の大偉人である羽生先生について、一度くらい目を向けられてはどうだろう?そんな気持ちでこの記事をのこす。

オリジナル投稿日 2005/7/6
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日本への遺言

2006年05月14日 | 本の紹介(ビジネス)
後藤田正晴氏の、ここ数年の言葉を綴った本「日本への遺言」を読んだ。今の政治に対して、また社会に対してのメッセージだ。120ページほどの薄い本で、写真も多く、また文章は短い。だから、ただ読むだけならば、どんな人でも1時間もかからないだろう。でも、内容は、相当重い。これを遺言と捉えるならば、もっともっと時間をかけて考えて読む必要がある。
本書のあとがきにも書かれているが、日本への警鐘を乱打するのではなく、世代と共に自分の発言をフェードアウトさせよう、というような印象は確かにある。だから、言葉が、表面的な指摘に終わってしまっている部分も少なからずある。
それらを、後藤田さんだったらどう考えただろうか?と、彼の過去の著書やインタビューなどを見ながら考えてみるなどしたい。カミソリのことだから、多くの問題について、解決策の私案をもっていたことだろう(ひょっとしたら、どこかに文書として残されているかもしれない)。

今の政治、国家を論じている人は、ほとんど見えなくなってしまった、この本を読み、そんな思いを強くした。志を持った人々が、今、どこでなにをしているのか。自分が生きることに必死になっているうちは、決して大所高所からの将来は語れない。
予定調和というものがあるならば、みんなが頑張れば、ある方向に自然と向かっていくのかもしれないが・・・、人口が減っていく社会の予定調和なんて・あまり考えられない。

後藤田氏の遺言、毎日新聞社から952円(税別)で出版されている。短い言葉ばかりだが、それらを見て、読んで、感じて、将来の自分たちの国の姿を考える時間を持ってみてはどうだろう?決して、30分~1時間の読書は、無駄にならないと思う。

後藤田正晴 日本への遺言

毎日新聞社

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オリジナル投稿日 2006/1/6
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適者生存(本の紹介)

2006年05月14日 | 本の紹介(ビジネス)
BCGの「経営者になる経営者を育てる」を読んでいるところ。まだ、すべてを読まない前から、ある会社の社長さんに貸してしまったので、また、レビューは後ほどアップしようと思いますが、読みながら思ったことは、この本にも出てくる「適応力」かなぁ、と思いました。アジャストメントです。詳しくは・・・以下。

MLBの長谷川投手が、数年前に書いた本の文庫判が出ていました。ふと、買ってみたら、すばらしくよかった。著者は、アジャストメントという言葉で、プロ野球、MLBへの適応について書いています。このアジャストメントってどんな世界でも重要なことで、誰しもアジャストメントしながら成長していっていると思います。長谷川投手ならではの、アジャストメントのきっかけが多く例示されており参考になると思います。イチロー外野手もアジャストメントという言葉を本の中で使っていましたが、これはスポーツ界に限らず、いろんな仕事の現場で、参考になる考え方ではないでしょうか?


適者生存―メジャーへの挑戦

幻冬舎

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オリジナル投稿日2005/2/2
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正論なのに説得力のない人 ムチャクチャでも絶対に議論に勝つ人(本の紹介)

2006年05月14日 | 本の紹介(ビジネス)
小野田博一氏の著書のひとつに、タイトルに挙げた名前の本がある。著者は、論理的になんたら・・という本をたくさん上梓されており、特に、普段の会話などの日常生活における論理矛盾や、論文などにおける論理展開についての大家だと思う。著者の本は分かりやすく、軽く読み流せ、またじっくりと腰を据えて読むこともできる本が多いと思う。
本書は、詭弁、そして論理矛盾に焦点を当てた本。ちょっと論理(屁理屈)に自身がある人にとっては、なかなか興味深く読めることと思う。また、人に「論理的でない」とか「もっと論理的に話なさい」と言われる人などにとっては、どういう説明をしたら人から論理的だと思ってくれるのか、の勉強になるでしょう。なにより、詭弁の例がすばらしい。上手な詭弁とは、ほとんどの人に詭弁と思われないけれど、実は間違っていること。。という考えの中で、ぱっと見て詭弁だんぁ、と思えないような例までたくさん掲載されている。
こういう本を、屁理屈だけで生きているような人、また、自己中心の論理しか展開しない人に読んでもらいたいものだ。もっとも、論理、など思考の方法について、本を読んだくらいで恥ずかしくなって改心する、なんて人はなかなかいないことだろうけれど。
正論なのに説得力のない人ムチャクチャなのに絶対に議論に勝つ人 正々堂々の詭弁術

日本実業出版社

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話は変わるが、本を読んで改心するのって、どんなときだろう。恥ずかしくなるのは、自分が考えていた読み仮名が間違っていることを発見したとき。また、自分が考えていた言葉の意味と、本当の意味、そして適切な用法とが違っていたとき。自分が考えた事とおんなじことが、さもよのなかの当然の情報として書かれていたとき。そんなときではないだろうか? では、心を改めて、生活を、考え方を変えていくときというのは、どんなときか。本当に文章を理解したときはそうだろう。気になるのは、自分なりに理解した気になってしまっている時だ。先に上げた、理屈屋さんなんかは、なまじっか頭がいいものだから、自分にとって都合のいい解釈をして、理解してしまった気になることだろう。とかく、人に動いてもらうのは難しい。

オリジナル投稿日 2005/1/29
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世界一感動する会計の本です(本の紹介)

2006年05月14日 | 本の紹介(ビジネス)
先日、紹介とした本「世界一やさしい会計の本です」の後に出版された、実は、先に執筆されていた本です。著者はもちろん、山田真哉氏。著者のようなストーリーが書けると、本当に楽しいでしょうね。女子大生会計士の事件簿シリーズも、いろいろ続けて欲しいものです。
ネット上でも、いろいろな人が書評で絶賛していますが、この感動する・・の本は、会計の基本をファンタジーロールプレイングゲームっぽい雰囲気で流して説明しています。説明がとってもわかりやすく、仮に、会計を知らなくても、この本さえ読めばある程度基本原理が理解できるものとなっています。簿記の勉強の前に、また、簿記の勉強がはかどらない人にぜひ、読んでもらいたいものです。また、コンサルティングなどを目指す学生さんなどにも読んでもらいたいですね。
これだけの内容、出版という形で本にするだけではなく、オンラインで要点を読むことができるようにするとか、また、場合によっては、格安で公開するなどしてほしいですね。わかりやすく説明できる人には、その力を社会に役立てていただきたいものです。本書を購入した人にだけしか、これだけの価値のある、それも日本の社会にとって意味のある本の内容が伝わらないのはもったいない。
携帯のメールとかで、登録した日からはじめて、毎日配信されるとか。。。そんな形でもいいので、ぜひ、広めて欲しい。また、ゲームみたいな形で、内容を広めて欲しいですね。

<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門]

日本実業出版社

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オリジナル紹介日 2005/1/8
この本は、必読ですよ。特に、20代前半の方々におすすめします。
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