ジャケットがものすごいですよね。こんなジャケ、ソビエト崩壊まではロシアのオーケストラの録音では、考えられなかったでしょう。この録音の指揮をしているフェドセーエフのCDは、ジャケットが派手?でして、後に紹介することになるチャイコフスキーの交響曲第5番のCDも、ぱっと見た感じではメタル系の音楽のCDでも問題なさそうなものになっています。
さて、演奏です。ががが、その前にこのCDの帯には面白いことがかいてあるので、まずはそれを引用しましょう。
「奇しくも'91年8月19日、世界を震撼させたあのソビエト・クーデター勃発の日、民衆の怒りの絶叫の中で録音された革命!!」
ということらしいのですね。前半の二楽章がクーデター前の録音で、後半の二楽章がクーデターが起こってからのもの、という歴史的?な録音であります。ちなみに、引用文の中の革命とは、この曲の副題として使用されてきたものでして、クーデターを革命だと言っているわけではありません。
演奏についてですが、このクーデターの話、知らずに聴いていたらそれはそれで構わないくらい、ですね。確かに、いわれてみれば、前半と後半のオケのノリが違うようなのですが、こういうことはスタジオ録音ではまぁまぁあることですし、ライブに至っては、ノリノリの演奏がちょっとしたミスで落ち込んだり、また逆もあるわけで、とにかく、この録音が歴史的事実を聴者に語りかけているとは私には到底感じられなかったです。
とはいっても、この演奏、決して内容が悪いわけではないですよ。この曲の名演としてはバーンスタインの59年のNYフィルものがありますし、ほかにも無茶やってるものが多数あります。ムラヴィンスキーの録音だって捨てたもんじゃない。でも、この演奏だっていいんです。他の演奏に無い美しさがある。繊細というより鮮彩(こんな言葉ありませんよね)と言ったほうがいいような録音です。ロジンスキーやバーンスタインの録音のもののような迫力はありません。堅実な、という形容が似合いますね。
でも、この堅実さのなかに、この曲が訴えかけてこようとしているメッセージを力強く感じるのです。メッセージ自体は受けとめる人によって違って感じられるでしょうから、あえてその話はよしますが、説得力を持った「交響曲第5番」であることは保証いたします。
なお、最近(といっても、ここ数年)では、西本さんの革命もなかなかしっかりして良かったとは思います。ただ、旧版のバーンスタインなどに比べると、盛り上がりに欠けるかと。。
さて、演奏です。ががが、その前にこのCDの帯には面白いことがかいてあるので、まずはそれを引用しましょう。
「奇しくも'91年8月19日、世界を震撼させたあのソビエト・クーデター勃発の日、民衆の怒りの絶叫の中で録音された革命!!」
ということらしいのですね。前半の二楽章がクーデター前の録音で、後半の二楽章がクーデターが起こってからのもの、という歴史的?な録音であります。ちなみに、引用文の中の革命とは、この曲の副題として使用されてきたものでして、クーデターを革命だと言っているわけではありません。
演奏についてですが、このクーデターの話、知らずに聴いていたらそれはそれで構わないくらい、ですね。確かに、いわれてみれば、前半と後半のオケのノリが違うようなのですが、こういうことはスタジオ録音ではまぁまぁあることですし、ライブに至っては、ノリノリの演奏がちょっとしたミスで落ち込んだり、また逆もあるわけで、とにかく、この録音が歴史的事実を聴者に語りかけているとは私には到底感じられなかったです。
とはいっても、この演奏、決して内容が悪いわけではないですよ。この曲の名演としてはバーンスタインの59年のNYフィルものがありますし、ほかにも無茶やってるものが多数あります。ムラヴィンスキーの録音だって捨てたもんじゃない。でも、この演奏だっていいんです。他の演奏に無い美しさがある。繊細というより鮮彩(こんな言葉ありませんよね)と言ったほうがいいような録音です。ロジンスキーやバーンスタインの録音のもののような迫力はありません。堅実な、という形容が似合いますね。
でも、この堅実さのなかに、この曲が訴えかけてこようとしているメッセージを力強く感じるのです。メッセージ自体は受けとめる人によって違って感じられるでしょうから、あえてその話はよしますが、説得力を持った「交響曲第5番」であることは保証いたします。
なお、最近(といっても、ここ数年)では、西本さんの革命もなかなかしっかりして良かったとは思います。ただ、旧版のバーンスタインなどに比べると、盛り上がりに欠けるかと。。
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