ヒューザー事件を受けて、やっと銀行が偽装マンション対策に乗り出した。まぁ、動き始めたと言ってよいだろう。決して、その内容に納得行くわけではないが、なにもしないよりはよいとは思う。こういう対応に出てこない銀行、信金ほかがあるとすれば、評判は落ちてしかるべきだろう。法的な関係とか、いろいろ書き始めると長くなってしまうので、私の想いだけをちょっと記しておきたい。
○銀行が債務免除をしないことに付いては、そりゃそうだろう、と思う。仮に、免除してしまったら、ヒューザーや国などが賠償することになった際に、そこから再建の取り立てができないからだと思う
○では、3年間の返済延期(金利免除)はどうか?上記からすれば、この3年で、裁判含めて決着するだろうという読みなんだろう。ないよりはまし、という程度だが、多くの被害者は一安心というところか。
○だが、購買者は善意の第三者として、国も、銀行も審査で認めてくれた物件をローンで買ったわけだ。なのに、今のローン残高を抱えたまま別の物件を買うことはできなくなる。長くて3年は、銀行が新たなローンを貸してくれない、ということを表現したのに等しいと思われる。
○銀行の住宅ローンで借りられる金額は、たいてい、評価額の9掛とかである。(スルガ銀行など120%などもあるが)だが、そもそも物件がその評価を持ち合わせていなかったとしたら、その分を貸してしまったのは銀行の責任ではないか?とも思う。
○銀行も被害者なんだろうが、銀行の審査が通らなかったら物件は買われていない。そもそも、いくらしか貸せていなかったはずだった、ということが判明すれば、過剰融資分は銀行がだました側に対して賠償請求を行うのが筋ではないか?
○個人の体力(キャッシュフローとして)と銀行の体力は桁違い。今回の事件の場合、個人側に物件の価値がないことを見抜ける理由がなかったわけで、製造物責任とかと同じように、審査制度側、審査者、などが責任がなかったことを立証していくのがよいのではないか?すなわち、銀行も被害者として、買った人の代わりになって戦ってはどうか?ということ
○但し、中には現金で買った人もいるだろう。。。そうした人の債権(ヒューザーや国に対して持つだろうもの)をどう処理するかは別問題。銀行がそこにはいってくる筋合いはない。でもそこまで含めて、戦ってくれたら、その銀行への信頼は大いに増すだろうね。
住宅ローンの支払猶予 耐震強度偽装で大手銀行 (共同通信) - goo ニュース
耐震強度偽装問題で大手銀行が、偽装マンションの購入者に対し、住宅ローンの支払い猶予や金利減免などの支援策に乗り出した。
新生銀行は1日、住宅ローンの支払いを3年間猶予するとともに、その3年間は金利を免除すると発表した。また完済時が80歳まで返済期間を延長できるようにし、月々の返済額を抑えることを可能にする。
ほかの大手行の多くも最長3年間の返済猶予を打ち出している。猶予期間の金利負担の取り扱いでは対応が分かれるが、三井住友銀行は引き下げる方向で検討しており、返済総額ができるだけ大きく増えないように対応する方針。
○銀行が債務免除をしないことに付いては、そりゃそうだろう、と思う。仮に、免除してしまったら、ヒューザーや国などが賠償することになった際に、そこから再建の取り立てができないからだと思う
○では、3年間の返済延期(金利免除)はどうか?上記からすれば、この3年で、裁判含めて決着するだろうという読みなんだろう。ないよりはまし、という程度だが、多くの被害者は一安心というところか。
○だが、購買者は善意の第三者として、国も、銀行も審査で認めてくれた物件をローンで買ったわけだ。なのに、今のローン残高を抱えたまま別の物件を買うことはできなくなる。長くて3年は、銀行が新たなローンを貸してくれない、ということを表現したのに等しいと思われる。
○銀行の住宅ローンで借りられる金額は、たいてい、評価額の9掛とかである。(スルガ銀行など120%などもあるが)だが、そもそも物件がその評価を持ち合わせていなかったとしたら、その分を貸してしまったのは銀行の責任ではないか?とも思う。
○銀行も被害者なんだろうが、銀行の審査が通らなかったら物件は買われていない。そもそも、いくらしか貸せていなかったはずだった、ということが判明すれば、過剰融資分は銀行がだました側に対して賠償請求を行うのが筋ではないか?
○個人の体力(キャッシュフローとして)と銀行の体力は桁違い。今回の事件の場合、個人側に物件の価値がないことを見抜ける理由がなかったわけで、製造物責任とかと同じように、審査制度側、審査者、などが責任がなかったことを立証していくのがよいのではないか?すなわち、銀行も被害者として、買った人の代わりになって戦ってはどうか?ということ
○但し、中には現金で買った人もいるだろう。。。そうした人の債権(ヒューザーや国に対して持つだろうもの)をどう処理するかは別問題。銀行がそこにはいってくる筋合いはない。でもそこまで含めて、戦ってくれたら、その銀行への信頼は大いに増すだろうね。
住宅ローンの支払猶予 耐震強度偽装で大手銀行 (共同通信) - goo ニュース
耐震強度偽装問題で大手銀行が、偽装マンションの購入者に対し、住宅ローンの支払い猶予や金利減免などの支援策に乗り出した。
新生銀行は1日、住宅ローンの支払いを3年間猶予するとともに、その3年間は金利を免除すると発表した。また完済時が80歳まで返済期間を延長できるようにし、月々の返済額を抑えることを可能にする。
ほかの大手行の多くも最長3年間の返済猶予を打ち出している。猶予期間の金利負担の取り扱いでは対応が分かれるが、三井住友銀行は引き下げる方向で検討しており、返済総額ができるだけ大きく増えないように対応する方針。