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あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

カボチャの双葉から 感じたこと

2011-05-16 21:36:35 | インポート

夕方に,芽の出た野菜に水をかけていて,感動したことがありました。

カボチャの楕円形の双葉が,あまりにも見事に葉を広げているのに,見とれてしまったのです。

葉の形,大きさ,厚さ,さらにその緑の色合いも,まるで生きているんだということを誇示するような印象がありました。

プランターのあちこちで,双葉たちが葉を広げ,その存在を主張し合っているのです。

少しでも葉の面積を広げることで,太陽の光をいっぱい浴びようと,たくましさを自己表現しているような感じがしました。

ようくみると,双葉はまるで赤ちゃんのように見えてくるから不思議です。

それも最高の笑顔で笑っているのです。

ただ,この元気な赤ちゃんたちをどこに植えるかが問題です。

このたくましさだと,畑がすべてカボチャで覆い尽くされそうな感じがするからです。

でも,自由に思うがまま伸びることのできる場所に植えてあげたいと思っています。

命のもつ勢い,生きようとする力を,カボチャの双葉から教えてもらったような気がしました。

◆以前のブログで紹介しました,岩手県釜石市のラグビーチーム『釜石シーウェイブス(SW)』が,5月15日の震災後初の対外試合で,関東学院大に59-17で圧勝しました。会場となった盛岡南公園球技場には,10数本の大漁旗が舞い,色とりどりの旗がはためいていたそうです。試合後に,深紅のジャージの選手たちがスタンド前に整列すると,避難所から駆けつけてきたファンたち(2時間かけ,バス5台に分乗した160人)が涙ぐみながら,「いいぞ~カ~マイシ~」「ごくろうさん」というかけ声をかけたとのこと。選手たちも,大漁旗の応援を力にし,サポーターあってのチーム、釜石の街あってのチームだということを熱く実感したようです。釜石の選手たちにも被災した選手がいましたが,改めてサポーターに支えられてラグビーができることの喜びを体感できたようです。チームには外国人の選手やコーチもいたわけですが,母国には帰らずチームの一員として釜石にとどまり,ボランティア等に取り組んでいたとのことです。『釜石シーウェイブス(SW)』は,地域と選手とが一体となった熱くてすばらしいチームだと思います。北の鉄人と言われたかっての新日鉄釜石時代も魅力あるチームだったのですが,今のチームも同じように魅力的で,心から応援していきたいチームです。今は,トップリーグの下部のリーグに属しているようですが,やがてはトップリーグでも活躍できるチームになるのではないかと思います。ベガルタや楽天同様,熱きサポーターとして応援していきたいと思っています。



また 立ち止まっています!

2011-05-15 20:38:53 | インポート

週末は,畑仕事に専念しました。プランターやポットには,種をまいておいたハクサイ・キャベツ・ナス・トウモロコシ・エンドウ・カボチャ・トマト等が芽を出し,順調に成長しています。畑に直まきした,ダイコン・カブ・葉物類も芽を出し,タマネギやニンニクも大きくなり,畑全体が生命力にあふれている印象があります。その分,雑草も勢いを増しているので,野菜の成長を阻害しない範囲で,仲良く付き合っていきたいと思っています。

ミニ耕運機で畑を耕していると,土の中からミミズが出てきました。ミミズには大変混乱させてしまったようです。土づくりの味方になってくれる存在なので,申し訳なく思っています。かわいいチビガエルも,何ごとが起こったのかと驚くように逃げていきました。耕し終わった畑には,スズメやセキレイがやってきて,土の中から出てきた虫等を食べています。菜の花の周りには,ハチやチョウもやってきます。じつに平和で穏やかな時を過ごすことができました。

命あるもの全てが,愛しい存在に思えるこのごろです。

それでも,表面的にはいつもと同じような季節の中にいながら,いつもと同じ日常が過ぎて行くのに,何かが足りないのです。

今でも,行方不明になった身内の方を捜し続ける家族がいます。

原発事故に伴い,故郷の村を出て新たに避難しなければならない人がいます。

避難所で暮らしている人がいます。

片付かないがれきの前で,途方に暮れている人がいます。

電気も水道も復旧しない状態の中で,半壊した自宅で暮らしている人がいます。

前を見ようとしても,見えない未来の前で,立ちつくしている人々がたくさんいます。

現実は,その肩に食い込むような重さなのかもしれません。

復興がスローガンのように 語られても,被災された方々にとって,前に進むにはあまりにも抱える物が多く,重すぎるのではないでしょうか。

我が家の二階の窓から,近所の杉林が見えます。風の強い時には,林全体がまるで激しく怒っているかのように,大きく揺れます。震災で亡くなった方々の無念の思いを体現するように,幹や枝が折れてしまうのではないかと思えるほど,左右に激しく揺れているのです。

立ちつくす人の思いを想い これからも 時々 立ち止まりながら,自分のできることを考えるこのごろです。


カタクリの花の群落を見て

2011-05-06 08:28:10 | インポート

カタクリの花の群落をフォトアルバムに入れましたので,ご覧下さい。

5/5に,秋田県仙北市西木町にある『かたくり群生の郷』に出かけてきました。その折りに,限りないほどたくさん咲くカタクリの花を見てきました。

林の一画にある斜面やなだらかな丘が,うす紫のジュウタンに覆われているように,一面カタクリの花・花・花・・・・・・・・・で包まれていました。

これまで,群生しているカタクリをいろんな場所で見てきましたが,これほどたくさん咲く姿は初めて見ました。

まるで,近くの野山に咲くカタクリたちが,一年に一度大集合し,楽しくにぎやかな祭りを開いているような感じがしました。

周りの木々も,小さなカタクリたちを見守るように穏やかに立っています。昔からこの祭りを見守って来たのでしょうか。まだ葉をつけず,明るい空の光がカタクリにも降り注ぐように優しく見守っています。

じっと耳をすますと,カタクリたちのかわいい声や笑い声が聞こえてくるようです。

昼の間はつつましくじっとしていますが,夜になると,にぎやかに動き出して,手をつないで踊り出すような気がします。春が来た喜びを体いっぱいに表すように……。

我が家のカタクリは,咲き終えて来年までの眠りにつきましたが,庭には娘が入学記念に町からいただいた八重桜が満開です。レンギョウ,ユキヤナギ,シモクレン,シャクナゲも咲き始めました。梨も清楚で愛らしい花を咲かせています。

高く伸びたタラの木には,タラッポ(タラの芽)が顔を出しています。もう少しで,天婦羅になりそうです。

春から初夏へと季節は,確かな足取りで姿・形を変えていきます。

被災地での復興も,被災された方々に確かな希望の灯をともすような形で,進んでいってほしいと願っています。

9日から,私もボランティアを再開する予定です。


屋根に描かれたハートの写真を見て

2011-05-03 21:03:21 | インポート

昨日の新聞を見て,驚いてしまいました。

社会面を開き,屋根に赤いハートが描かれた写真を見た時,以前読んだ記事がすぐに思い浮かんだのです。もしかするとこれは,震災で亡くなった娘さんが,両親を驚かそうとリフォームした家の屋根に描いたハートなのではと……。

写真と一緒に掲載された記事には,【思い出 記事がつなぐ】【あったよ 幸せの証し】という見出しがつき,私が想像した通りの内容が書かれていました。

娘さんは,岩手県山田町出身で,結婚して熊本市に住んでいた西美保子さん(53歳)です。山田町の実家をリフォームするために,両親を熊本に呼び寄せ,単身で山田町に出かけていた折に震災にあい,津波に巻き込まれて行方不明になってしまいました。

西さんは,両親を驚かせようと,屋根にハートの絵を描いたのでした。

ハートが描かれた屋根の行方を家族が捜しているのを知って,その屋根の写真を撮っていたタクシーの運転手さんが写真を家族のもとに送ってくれたのでした。

その写真が,新聞に掲載されていたのです。美保子さんは,そのタクシーをよく利用し,運転手さんも美保子さんのことを覚えていたのだそうです。

屋根いっぱいのあざやかな紅のハートでした。

美保子さんは,このハートにどんな思いを込めていたのでしょうか。

きっと,ご両親への感謝の思いと共に,ご両親がこれからも睦まじく幸せに過ごしていってほしいと願っていたのではないでしょうか。そして,屋根を見て驚く両親の顔を楽しく想像しながら,リフォームに取り組んでいたのではないかと思います。

写真ではありますが,形あるもの・見えるものとして,ハートの屋根が残っていることがうれしく感じました。

この写真を通して,ご両親もご主人も美保子さんの思いを汲み取ることができたことと思います。

それにしても,屋根のハートはあざやかである分,悲しみを湛えているようにも見えます。美保子さんも,笑顔でご両親にこのハートの屋根を見せたかったことと思います。

叶えられなかった思いが,紅色の中にとどまっているようにさえ感じます。

美保子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


コメントをくれた たいき君への 返信

2011-05-02 21:58:24 | インポート

たいき君へ
5月の誕生日,おめでとう!

5年生として高学年の仲間入りをしたので,学校全体のリーダーとしても,これからは頑張っていこうね。
前に勤めていたT小の卒業生に,お祝いの言葉と一緒に次のような言葉を書いたよ。震災で亡くなった子どもたちの夢の分まで,生きていこうって…。
命の詩は,小海永二さんの詩で,私も大好きな詩です。
人間は,誰でも二つの祖国を持っているそうです。自分の生まれた国とそしてもう一つは地球です。今度の震災でも,世界中の人々が同じ地球に生まれた,たった一つの命をもつ仲間として,被災された皆さんを心配し,いろんな方法や形で応援し,励ましてくれています。
国も,人種も,肌の色も,年齢も関係なく,同じ人間として温かい気持ちで支えてくれています。
命というつながりや重さの上では,地球上のすべての命あるものは,平等で大切なかけがえのない存在なのですね。命の詩をこの時期に選んだ,たいき君の気持ちがとてもよく分かるような気がします。

同級生のくうたも,元気ですよ。
うしろに,いのちの詩(前に紹介したかもしれません)とくうたの写真も載せるので見てください。

連休は,田植えのお手伝いも,兄弟で頑張っているのでは…。小春も,力仕事ができそうな感じがするけど,どうかな…?

誕生月の5月も,さわやか たいきスマイルで ガンバ!

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      いのち

              小海 永二

花です

虫です

からだです

  鳥です

  草です

  こころです

    それらはみんないのちです

      いのちは

      どれも

      ひとつです

        いのちのふるさと

        地球もひとつ

          風が吹き

          雲の流れる地球のうえに

          要らないものなどありません

            互いに支えているんです

            見えない手を出し 声を出し

            互いに支えているんです

               どれもひとつで

               どれにもひとつ

               全部が大事ないのちです

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我が家の のんびり犬 誰にでもしっぽふり犬の クウタ です。

   近況のクウタです            冬の頃のダンディ・クウタです 

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