あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

「みち」を歩きながら 思うこと

2011-06-07 07:51:07 | インポート

みちを歩きながら思う

  どんな人がこのみちを通るのだろうかと

  いつからこのみちはできたのだろうかと

  去年見たマツヨイグサの芽は出たのだろうかと

  風のにおいは変わっていないのだろうかと

  冬の日の雨上がりに見かけた 濡れて震えていた子猫は 元気にしているのだろうかと

みちを歩きながら思う

  目的地よりも 歩くという行為に 意味があるのかもしれないと

  今日の空の下を 歩き 今日の風を 肌で感じるために 歩いているのかもしれないと

みちを歩きながら思う

  野に咲く花を見ようと みちをはずれてできた足跡も みちなのだと

  用意されたみちも 自分でつくるみちも みちなのだと

  みちくさをしながら あちこちにつくってきた みちと そのときの景色を思い出す

  みちは 歩くために在り 思うために在るのかもしれないと