余りにもたくさんの命と 家族の幸せと 夢と 未来を 奪っていった 震災でした。
引き続いて起こった 原発の事故は 福島の人々の故郷まで 奪おうとしています。
悲しい雨は 止む時を忘れたように 今も 降り続いています。
まるで迷い子のように 道の真ん中で 途方に暮れて立ち止まってしまいます。
しかし それでも 今
被災者でありながら,被災者のために 働いている人がいます。
家族を失いながら,悲しみに耐え懸命に生きている子どもたちがいます。
消えた町のがれきの中に 行方不明の人を 探し続ける人がいます
救援物資を運ぶ人がいます。
避難所で 食事をつくっている人がいます。
命がけで 原発の点検・修理に取り組んでいる人がいます。
今の今も 立ち止まることなく 懸命に働き 懸命に生きている人がいるということ,
日本中 いや世界中の人々が 祈り 行動していることを
忘れないようにしておきたいと思います。
立ち止まらず 行動すること。
小さなひとつの行動が 復興に向けての大きな一歩になるはずです。
降り続く雨も,やがて いつかは 止むときが来ます。
雨上がりの空の向こうに,やはり あの青い空を見たいものですね。