あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

卒業式に参加して

2011-03-24 19:52:42 | インポート

今日,7名の卒業生の旅立ちを見守ることができました。

この状況ですので,式自体も簡素化された形で実施されましたが,卒業証書をいただいた後の卒業生一人一人の思い出と希望の発表,卒業生一人一人に対する在校生たちの感謝の言葉,校長先生の式辞や先生方の励ましの言葉,卒業生から親・在校生・先生方・地域の皆さんへの感謝の言葉,合唱等 …… なかなか練習の時間もとれない状況だったでしょうが … 一つ一つの言葉や歌にしっかりと気持ちが入っていて,目頭が熱くなりました。

また,卒業生・在校生の元気な顔を見ながら,感じたことがありました。…子どもたちが 誰一人 けがもせずに ここに こうして 元気に生きている ということを とてもうれしく感じました。そして一人一人の子どもたちのことをとても愛しく思いました。

海沿いの被災地には,今回の震災で亡くなったり,まだ行方のわからなかったりする子どもたちがたくさんいます。子どもたちには,その子どもたちの分まで生き,果たせなかった夢の分まで自分の夢を実現することに頑張ってほしいと思いました。 

今回の震災の復興までには,かなりの長い年月がかかることが予想されます。そして,未来において,その復興の主体となるのは,今の子どもたちなのではないかと思います。10年後に卒業生は22歳の若者に成長します。それからさらに10年後には32歳の働き盛りで,復興の主体となって活躍しているはずです。

昨日,選抜高校野球の開会式がありました。選手宣誓で,創志学園(岡山)の野山慎介君が語った言葉が感動的でした。

『私たちは,16年前,阪神大震災の年に生まれました。…人は仲間に支えられることで,大きな困難を乗り越えることができると信じています。…私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。がんばろう,日本。生かされている命に感謝し,全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。』

生かされている命に感謝しながら力いっぱいプレーする選手たちに,心から応援の拍手を送りたいと思います。東北高校の選手たちのプレーからは,元気と勇気をもらえることと思います。

生かされている命に感謝しながら,日々新たな気持ちで頑張っていきたいものですね。

改めて 7名の卒業生たちに 言葉にして伝えたいと思います。

「卒業 おめでとう!元気な顔を見て安心しました。

    生かされた命を輝かせ,目の前に広がる未来の空を 力強く かけめぐってほしい。

        未来は,あなたたちのために用意された 活躍のステージなのだから。」

     < 追 詩 >

                 あれから12年

      あれから12年

         あなたの誕生を

         だれよりも 喜び

         あなたの命を

         だれよりも 愛しく感じた

         あの日から もう12年

            今は もう

            この手で抱き上げるには 重すぎる

            健康な心と体を持ち

            卒業という旅立ちの時を迎えた あなた

               あふれる夢と希望を その翼に乗せ 

               目の前に 大きく広がる 未来を

               力強く そして 高く

               翔び続けてほしい

                  限りない未来は

                  いつだって あなたのために

                  用意されているのだから

                     あなたの成長と幸せが

                     これからも

                     母の柔らかな笑顔と

                     父の穏やかな微笑みを

                     つくってくれるのだから