あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

中に入れちゃう国宝~鎌倉大仏~

2009-06-15 23:12:49 | 日々のこと


鎌倉大仏に行ってきました。

こうやって撮ると山のラインに合っててよいなあと。



左手前のお供えもの、分かるでしょうか?

なんとスイカです!

やっぱり大きいなあ~。屋外でこの大きさで雨風に耐えてここにずっといるんですよね。(当初あった仏殿は15世紀以降再建されていないとのこと)



裏に回るとなんとこんなふうに背中が開いちゃってます。

というのもこの大仏様、中に人が入れちゃうのですよ。

拝観料が20円というのがいいですね。無料じゃあないけど、入るからにはお支払いしますっていうところが。



こちらが中から背中の扉を見たところ。

この鎌倉大仏って国宝なんですよね。

中に入れる国宝ってそうそうないのでは?



内部をみると段になった鋳造の過程が見られます。

よく作ったし、それがちゃんと残ってることに素直な感動を覚えますね~。
いざ鎌倉はやはり楽しいなあ
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なぞなぞカメラ その2

2009-06-14 21:07:07 | 日々のこと


今回はすごくシンプルに。

でも、難しいかな?

さあて、これはなんでしょう。
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鈴木理策 WHITE(ギャラリー小柳)

2009-06-13 23:19:56 | アート系
鈴木理策さんの個展を見に朝から銀座へ。

写真家のはしくれとしてはやはり見ておかないといけないなあと思ってたのです。

素晴らしい!

カラーで撮影された写真なのですが、どれも最小の色彩。

タイトルの「WHITE」はすごく納得です。

雪の結晶のプリントはどれも小さく、その大半はフレームが丸く切り抜かれたマット。これをピンスポで照らしているのです。

すごくおいしい料理を少量だけ頂いた時のような贅沢な気分でした。

大きなプリントも白のバランスが著しく多いのですが、このさじ加減が秀逸。

雪の表面のざらつきのみにピンを合わせ、その前後はぼかして真っ白に。

モノクロで撮ってもなんらブレることがないのです。

あと、黒バックに雪のかけらが舞ってるのが好きですね。

かなり近距離にピンを持ってきてて一瞬で流れてくその白いフレークを捕らえています。

作品の見せ方とそのアプローチ、勉強させていただきました!

7/11まで。
鈴木理策 熊野、雪、桜
東京都写真美術館
淡交社

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梅雨の使者は紫

2009-06-12 23:58:21 | 日々のこと


年を重ねる毎にこの紫の梅雨の使者と出会うのが早くなってる気がします。

作り物ではない植物。

でも、この紫が出るというのが不思議です。
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梵字ちっく?

2009-06-11 22:20:04 | 日々のこと


ビルの上のほうからひとの流れを撮ってみました。

左のひとの影がなんとなく梵字ちっく。

これ以上、荒れるとちょっと無理かなというところまでぼかしてみました。

ここしばらくは引越しでバタバタしててプリントしていないのです。

さあて、ぼちぼちまた始めてみましょうかね。
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ネオテニー・ジャパン その4(上野の森美術館)

2009-06-10 21:12:30 | アート系
ネオテニー・ジャパン、ようやくその4です。

1階を見終わりようやく2階へ。

さすがに見てからちょっと日が経ったので印象に残ってる作品だけピックアップ。


「もうすぐ衣替え」工藤麻紀子

タイトルといいシチュエーションといい意味不明!!

このピンクのラインが脳裏に残ります。夏の日にうたたねして汗ばんでおきたかのような妙な心地悪さ。たまりません。

倒れる少女二人にヘロヘロなペンギンがいっぱい。うーむ、これは工藤さんしか描けないですよね。

画風は緩いんですが強烈に残りますね。



「Dog」小林孝亘

ここまで見慣れてて、実際昔から数限りなく描かれていたであろう犬。

すごく難しいはずですが、シンプルでちゃんと小林さんの画風になっている。

耳と目と鼻のバランスが現実にはそうでないのだけど、犬のイメージとしてすんなりと定着するように思います。

さわひらきさんの映像作品2点はどちらも素敵。

一見、リアルな描写?と思わせておいて、非日常へといざなわれるのがたまりません。

あの部屋の中で飛行機が飛んでくのを眺めてる様はなんとも見てて楽しくなります。

あと、外せないのは束芋。

和紙に描かれた作品は大きくてよかったのですが、束芋の真骨頂である影像が「にっぽんのちっちゃい台所」のみというのがちょっと物足りなかったなあと。

いかんせんミニチュアの中のモニターに映し出される影像なので二人見てるとあとは後ろからで見えません。

行った日に何度か行きつ戻りつして見たものの毎回ひとだかり。次回こそはじっくりと見てこようと思います。

とまあ、かなり割愛しましたが一応、これでいったんネオテニーは終了。

とかいいつつも再訪してまた気まぐれで書いてしまうかもしれません。

ネオテニー・ジャパン その1 奈良美智(上野の森美術館)
ネオテニー・ジャパン その2(上野の森美術館)
ネオテニー・ジャパン その3(上野の森美術館)

ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション

美術出版社

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ネット復活!

2009-06-09 22:53:20 | ブログのこと
引越したところは幸い、ネットが整備されてて無料で使用出来るのです。

越してからずっと快適に使用出来てたのですが、先日いきなり繋がらなくなりました。

しまった!

無料ではあったのですが、必要な申し込み手続きをしてなかったのです。

ということでここ数日はモバイル用のデータカードで接続。まあ、ちょっと遅いくらいで実用には問題ないのですが。

で、今日再びLANケーブルをつないでみたら接続が復旧してました。

ほっ。とりあえずこれで快適です。

前の物件は自分で申し込んだネットの通信費が月に5千円くらいかかってたので、これが無料で使用出来るというのは実質家賃が値下げのようなもの。

昔、かつて12年前に初めて一人暮らしをした頃。

当時はまだISDNでまだまだスピードも遅かったなあ。

あの頃からすると個人でかなりのひとがブログをやってて世界中に公開するようなことは考えられないことですよね。

当たり前になってるネットっていうインフラ。

これからもずーっとお世話になります!
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季織亭・2、4周年記念飲み会!

2009-06-08 23:26:07 | お気に入りの店(季織亭@経堂)


昨日、6/7に季織亭・2、4周年記念飲み会に行ってきました!!

毎年のお楽しみ!

今年も楽しかった~。

この季織亭・2のオープン時の飲み会では、あおひー人生史上初の三日酔いに。。。

でも、それでも全然いいってくらいに楽しかったのです。

さて、今回のお酒はこちら↓

1.美冨久 純米酵房 (山廃)
2.五人娘 純米 (生もと)
3.醍醐 純米 (高温糖化山廃もと)
4.臥龍梅 純米吟醸 爽快辛口
5.花垣 純米にごり
6.三千櫻 純米吟醸
7.米宗 山廃純米 (山廃)

このラインナップを常温、冷や、燗で頂きました。

五人娘が素晴らしかったです。漬け物みたいと言われて?だったのですが飲んでみて納得。これははまってしまいます。

あと花垣のにごりの燗は予想どおりで、にごり好きにはたまりませんね~。


夕方、屋上では備長炭で菜々鶏のバーベキュー。


風もちょうどよくってビールにしたら大正解!


日もとっぷりと暮れた屋上にて。そこには備長炭と格闘した勇者たち。


今回は久々にオーガニックの麺でした。

つけダレはクイズになってて正解が出てきませんでした。

答えは白醤油ベースとのことで納得。一見、塩かと思いますよね~。


いつものカウンターにはあじさいが。

もう梅雨がやってきます。終わったら熱い夏がやってきます。

さあ、また明日から仕事を頑張ろうっと。

途中で寝ましたが無事に8時間耐久のみかいを終えることが出来ました。

また、来年もみんなで楽しく盛り上がりましょうね!
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3rd Anniversary ムジントウ「バー(もどき)無人島」(無人島プロダクション)

2009-06-07 09:23:57 | アート系


無人島プロダクションの3周年イベント、3rd Anniversary ムジントウ。

その期間中の木・金・土のみオープンの「バー(もどき)無人島」。

いつもオフィスの部分の境が取り払われていて、↑のようなことになってます。

もう完全に飲み屋さん。

無人島プロダクションのホームページを見てたら↓こんな記述が。。。

【近日中の主役:特別企画】
■6/6(土)風間サチコ(風間による「女給の日」)

なんと、風間サチコさんがいらっしゃるとのこと。

好きな作家さんとお話出来るのはいい機会だなあと思い、6/6に行ったというわけなのです。



女給スタイルの風間さんと作品の「戦後60年双六」。
(風間さんに掲載の了解をいただいてます)

やはり、戦時中テイスト満載です。会場には戦時中の日の丸の旗がかかってたり。

「戦後60年双六」は風間さんにしては珍しいエディション作品。これならば手が届きそうですよ。


さて、お次はこちら。これだけ見ると謎ですよね~。

左は無人島プロの藤城さん、右は作家の臼井良平さん。

この手にもってるのは3周年記念に臼井さんがプレゼントしたワインを冷やすガラス。


「3」がたらーとたれてるのと、反対側には「for 無 2009」と入っています。

臼井さんが頑張ってこの文字を加工したそう。素敵な出来にみな沸き立ちました。


奥の壁にはこの3年で発売した無人島プロダクツ。

すごい量ですよね~。やっぱりバイタリティーがあります。


3周年記念プロダクツはなんと千歳飴!

七五三にひっかけて753円+税で購入可能です。


風間さんと臼井さんにサインを入れて頂いて、、、


完成!

左のサインはChim↑Pom。こちらは既に入ってました。

作家さんのサインが複数入ってるのって持ってません。これは豪華ですよ。


さて、中身は千歳飴と鉛筆。

無人島プロダクションの名入り鉛筆は赤字ってオチらしいです。

今後もイベント目白押しなので無人島プロダクションのホームページを要チェックです!

無人島プロダクション
http://www.mujin-to.com/toppagej.html

<関連記事>
風間サチコ 展「昭和残像伝」(無人島プロダクション)
風間サチコ展 満鉄人 VS プリズン・ス・ガモー(無人島プロダクション)
風間サチコ 展
平成17-18年度文化庁買上優秀美術作品披露展(日本芸術院会館)
臼井良平 展「Flying goza mat」(無人島プロダクション)
臼井良平展「Sunday Remains」(無人島プロダクション)
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エイリアン?

2009-06-06 23:48:35 | 日々のこと


飲んで酔っ払った帰り道、エイリアンに会いました。

妄想だったのかな?

なんてね~。
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「日本の美と出会う」(日本橋高島屋)での若冲作品

2009-06-05 17:58:56 | アート系
日本橋高島屋で開催中の、「日本の美と出会う―琳派・若冲・数寄の心―」に行ってきました。

18時半過ぎについて、まあ1時間かからないだろうと思っていたら結局は閉館する20時ちょっと前までかかりました。

原因はやはり、若冲です。ということでこの記事は若冲限定です。

少ない点数で以前に見たのばかりだろうとたかをくくっていたのですが、嬉しい想定外。

なんと若冲は8点も出てきました。やっぱりいいのを持っていますね。

糸瓜群虫図

以前に細見美術館で見ていますが、何度見ても楽しくなります。

カーブとループと緑と虫。画面全体がひとつの世界としてまとまっていますよね。


虻に双鶏図

この虻、最小限のシンプルな線で描かれているのですがそうとしか見えません。

身体を反らせて虻を見据える鶏が面白い。やっぱりこの実際に出来るかどうかはともかくとしてポーズがキマッてるのが大事なんですよね。

背後の鶏は向こうを向いてて身体のフォルムだけ。手前のと呼応するかのごとき、対称形。


鼠婚礼図

ミッキーの登場する遥か前にこんな楽しいかわいい絵があったんですよね。

絵柄はもう絵本そのもの。つぶらな瞳がなんとも言えませんね~。


海老図

二匹の海老が水墨でかっこよく描かれています。
ですがむしろ左の海藻の薄い墨と濃い墨で描かれたほうがツボでした。


群鶏図

三羽の鶏。これは定番だなあという感じの若冲の鶏。


伏見人形図
オレンジのラインが印象的な坊主の人形はよく出てくるのですが、手前の子供の人形は初めて。
これも伏見人形なんでしょうね。


踏歌図

ユルキャラ、盆踊り大会!
府中で石峰寺図を見ててよかったです。

ユルめのひとの描写ってところでつながってます。

これはほんとに初めて見れて嬉しかったです。

提灯に描かれた「よ」が気になりました。


伝 伊藤若冲「鶏図押絵貼屏風」

あれ?タイトルプレートをみると、伝 伊藤若冲とあります。

で実物を見て激しく納得。

違いますね、おそらく。
若冲印は押されてますが、描かれた植物のタッチや鶏の正面から描いた感じが違うなあと。

あと決定的なのは筆致に閉じ込めた勢いがないなあと。

このあとの屏風と比較すると面白いです。まあ、そういうつもりでこの順番なのでしょう。


花鳥図押絵貼屏風

きたー!
今回の最大の見せ場です。

水墨で描かれた若冲の鶏の屏風。

このシリーズは多いと思うのですが、背景の気合いの入り方が尋常ではありません。

まずは岩。濃い真っ黒な墨で激しい勢いが伝わってきます。

地面からぼこっと出てるのはファロスですよね。若冲だとまあそうなんだろうと。

さらに植物達もこれでもかといわんばかりのバリエーション。

しかも筋目書き満載。くらくらしちゃう。

何気ない草でもスピードを持って描かれたのが伝わってきます。

鶏はいつもどおり素晴らしいのですが、この屏風については岩と植物に目が行ってしまいます。

理由はもうひとつあって、それは鶏以外に魅力的な鳥が描かれているところ。

翼を広げた雀とか猛烈に遊んでるのが分かります。

一番左の真っ黒なカラス(だと思いますが違うかな?)やその隣の水鳥にも惹かれます。

1時間半近くいてこれだけ(って若冲以外にもたくさんいいのがあるのですが)見て、6時以降なので半額の400円!

こうなると思わず財布の紐も緩んで、図録を買ってしまうというもの。図録は2千円也。

若冲の図版が入ってる図録はやたらと買ってますね。

若冲が好きなひとは絶対に行ってみてくださいね~。

6/15まで。
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なぞなぞカメラ!

2009-06-04 22:00:14 | 日々のこと


ぼやけた写真で写ってるものが何なのか?

そういのをシリーズ化するのに以前、考えてたものの使用せずにいたタイトル「なぞなぞカメラ」。

まあ、試しにいっぺん使ってみよっと。

さあ、これはなんでしょう?

撮った当人にはこれが難しいのか分かりにくいのかまったく見当がつきません。
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ネオテニー・ジャパン その3(上野の森美術館)

2009-06-03 23:29:49 | アート系
ネオテニー・ジャパン、その3です。

村上隆さんの「ポリリズム」は以前に神楽坂の高橋コレクションで見たことがありました。

田宮模型の35分の1サイズの兵隊が壁にいっぱい張り付いてる。

既製品なのだけど足をとめてついつい見てしまう。

でも、どちらかというとその隣の「ポリリズム 赤」のほうがはげしくて好きです。

こちらは赤バックで兵隊はなんと銀。すぐにぱっと思い出せるのです。

ヴィトンの屏風は塗りがちょっとなあと思いました。構成は素晴らしいのですが。

そして、須田悦弘さんのプレートをみつけるや否や、探してみる。。。

ないなあ~。

よおくみると、ありました!またまた、雑草は隠れてひっそりと生えてました。

2Fにはこのパターンではなく須田さんの作品が堂々とプレートの横にきちんと展示されています。

でも、ひっそりという見せ方がやはりいいなあと思います。



「訪問者」町田久美

なんど見ても好きですね、町田さんの作品は。

にしても、やはりポイントと作品を持ってるんですよね、高橋さんて。

この訪問者、髪の細さが肝。筆にこめられた集中たるや想像に難くありません。

あとは↓この挿絵に使用された作品が展示されていました。
淫蕩学校 (ホラー・ドラコニア少女小説集成)
マルキ・ド・サド
平凡社

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なんと、21点です!

MOTマニュアルで見て以来。セクシャリティの解釈が独自でするどいのです。

そして何よりも、毒をはらんでいてかつ美しい。

モラルとかの悪を超越しちゃってるともうこれは勝ちだなあと思うのです。

先日、原美術館で見たばかりの佐伯洋江さんの作品もありました。

やはり、余白のとり方が絶妙。

モノトーンですが、若干色は乗ってます。

普段から好きな作家さんはまあ、想像どおりで楽しめるのですが、こういう機会に出会って好きになる作家さんもいるのです。

今回は秋山さやかさんの作品がそんな感じで好きになりました。

日記で紙で刺繍というスタイルはちょっと他にないなあと。

ベルリンに滞在したその日の出来事を交えて、その気分がうまく作品にのせられているなあと思いました。

さあ、ここでようやく1階が終わり。。。。って気になる作品ばっかり!!

というわけであと一回は続きそうです。

うー(うれしい悲鳴)

ネオテニー・ジャパン その1 奈良美智(上野の森美術館)
ネオテニー・ジャパン その2(上野の森美術館)
ネオテニー・ジャパン その4(上野の森美術館)

ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション

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イメージ

2009-06-02 23:12:04 | 日々のこと


湿度を持った艶やかな毛。ぶっとい鼻筋。そして、ひげ。

よくみてみると猫だと分かりますよね。

でも、一瞬あれって思いませんか?

猫ってこんなんだっけ、何か他の生き物じゃないかって。

実際の猫は誰もがもちろん知ってるのですが、何匹もの猫のイメージの共通項から拾ってきたもので猫だなあと認識してるんですよね。

あと、雑誌の見てくれのよい写真やデフォルメされたイラストなどで出来上がったイメージというのが頭の中に出来上がっているということもあるかと思います。



たぶん、こっちが一般的なねこのイメージなんでしょうね~。
こんな差異にぱっと反応して、イメージと違うのが撮れたらいいなあ

さあ、明日は頑張ってネオテニー・ジャパンの続きを書こうっと。
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ネオテニー・ジャパン その2(上野の森美術館)

2009-06-01 22:06:33 | アート系
ネオテニー・ジャパンの続きでその2です。

さて、冒頭に戻って。。。

チケットを購入して、入口へ向かうとなにやら暗幕が。

あの向こうに何があるんだろう。。

中に足を踏み入れると、きらきらした反射する光。

鴻池朋子さんの六本足の狼です!体の表面に貼りつめられた鏡のかけら。

これで一気に作品世界へ吸い寄せられます。


壁には巨大な「knife life」。こちらも前に見てるのですが、やはり引き寄せられますね。

一体何百本のナイフ(まさか何千本、何万本?)が描かれているのでしょう。

気が遠くなるような無限に広がるイメージ。

そして、鴻池コーナーのラストには映像が流れてました。「mimio-Odyssey」。

スクリーンが傾斜したスロープ上で斜めで、かつ円形で淵には葉が(人工のではあるけれど)植えられてて空間と作品世界がはまっていました。

何かせつなくなるんですよね。

あのくるくると回るナイフ、少女の額から流れる血、表情の変わってく能面、そして目も鼻も口のなく表情の読み取れないみみお。

音声は最小限、ここぞというところで使われてるのがいい。

物語はおぼろげですがイメージで綴られる作家の意識の世界はこのくらいの距離がほどよいのだと思います。
みみお
鴻池 朋子
青幻舎

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うす暗い空間を抜けると、名和晃平さんの作品たちがきらきらしてました。

Pixcellのシリーズ。



くつ、ガゼル、トランペット。

このガラスの玉、どうやってくっつけてるんでしょうね。

画像ソフトのエフェクトを立体でやっちゃってるかのごとき、着想が素晴らしい。

トランペットはもともと金属で反射してるので近づくと自分の顔がガラスの玉ひとつひとつに映りこんでで、うろたえてしまいます。

あと、管の中にまでガラス玉で埋め尽くされていたのには恐れ入りました!

会田誠さんは、紐育空爆之図(戦争画RETURNS)と大山椒魚の2点。

どちらも以前にここでの山口晃さんとの二人展で見ています。

こういう両極にある作品、両方ともを押さえてるあたりが高橋コレクションが慧眼を持ってるなあと思うところですね。


かたやゼロ戦によるインフィニティ型の幻のニューヨーク爆撃図。

かたや真っ白で美しい少女とどす黒い山椒魚のコントラスト。

今回、発見してうれしかったのが、紐育空爆之図の下地の新聞。

一部分はそのまま残ってて読めるのですが、おそらく「価格破壊」という広告の見出しの一部分「格破」が裏に張られてるのが分かりました。

「格破」って言葉は存在ないのですが、この規格外の発想を作品に昇華しむる会田さんにぴったりの言葉だなあと妙にひとり納得しておりました。

続いては山口晃さん。

なんと5点です。かなり点数は多いほうですね。

まずは「頼朝像図版写し」。

これ、図録を模写してるんですが、印刷のパターンみたいのまでちゃんと出てて驚きます。

「今様遊楽圖」と「今様遊楽圖下図」は上下になってて、その構想と完成を比較できるのがよいですね。

やはり山口さんの作品は細かく描かれてるのでついつい時間がかかってしまいます。でも、足りないなあというくらい。


「當世おばか合戦-おばか軍本陣圖」はやはりメカ馬についつい目がいってしまいます。

これ、ポストカードがでかいのです!

いつもこのてのサイズのはA4サイズのクリアファイルで縦に真ん中で別れてるのがあってそれに入れてるのですが、、、これは入らない。ちょっとだけ大きいのです。

ちょっといまどこに入れるのが収まりがいいか考え中なのです。

山口さんのコーナーでさんざ目をこらしたあとに、さらに細かい池田学さんの作品。


ただただ見ててたのしくなる「興亡史」。

かなり巨大ですが、ちゃんと額装されてたことにびっくりしました。

これだけでずーっとみていられます。ぱっと見で構造が分かりそうなものですが、いやいや複雑に絡み合うイメージの豊潤なこと。細部を頭の中でつなげて地図にしようとするも追いつかないって感じなのです。

ああ、やっぱり終わらない。

明日もたぶん続きます。

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ネオテニー・ジャパン その3(上野の森美術館)
ネオテニー・ジャパン その4(上野の森美術館)
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