あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

ネオテニー・ジャパン その3(上野の森美術館)

2009-06-03 23:29:49 | アート系
ネオテニー・ジャパン、その3です。

村上隆さんの「ポリリズム」は以前に神楽坂の高橋コレクションで見たことがありました。

田宮模型の35分の1サイズの兵隊が壁にいっぱい張り付いてる。

既製品なのだけど足をとめてついつい見てしまう。

でも、どちらかというとその隣の「ポリリズム 赤」のほうがはげしくて好きです。

こちらは赤バックで兵隊はなんと銀。すぐにぱっと思い出せるのです。

ヴィトンの屏風は塗りがちょっとなあと思いました。構成は素晴らしいのですが。

そして、須田悦弘さんのプレートをみつけるや否や、探してみる。。。

ないなあ~。

よおくみると、ありました!またまた、雑草は隠れてひっそりと生えてました。

2Fにはこのパターンではなく須田さんの作品が堂々とプレートの横にきちんと展示されています。

でも、ひっそりという見せ方がやはりいいなあと思います。



「訪問者」町田久美

なんど見ても好きですね、町田さんの作品は。

にしても、やはりポイントと作品を持ってるんですよね、高橋さんて。

この訪問者、髪の細さが肝。筆にこめられた集中たるや想像に難くありません。

あとは↓この挿絵に使用された作品が展示されていました。
淫蕩学校 (ホラー・ドラコニア少女小説集成)
マルキ・ド・サド
平凡社

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なんと、21点です!

MOTマニュアルで見て以来。セクシャリティの解釈が独自でするどいのです。

そして何よりも、毒をはらんでいてかつ美しい。

モラルとかの悪を超越しちゃってるともうこれは勝ちだなあと思うのです。

先日、原美術館で見たばかりの佐伯洋江さんの作品もありました。

やはり、余白のとり方が絶妙。

モノトーンですが、若干色は乗ってます。

普段から好きな作家さんはまあ、想像どおりで楽しめるのですが、こういう機会に出会って好きになる作家さんもいるのです。

今回は秋山さやかさんの作品がそんな感じで好きになりました。

日記で紙で刺繍というスタイルはちょっと他にないなあと。

ベルリンに滞在したその日の出来事を交えて、その気分がうまく作品にのせられているなあと思いました。

さあ、ここでようやく1階が終わり。。。。って気になる作品ばっかり!!

というわけであと一回は続きそうです。

うー(うれしい悲鳴)

ネオテニー・ジャパン その1 奈良美智(上野の森美術館)
ネオテニー・ジャパン その2(上野の森美術館)
ネオテニー・ジャパン その4(上野の森美術館)

ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション

美術出版社

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