あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

東急のマナー広告「どっちがへん?」第3弾

2007-10-16 22:37:39 | 気になる看板/広告

以前から気になって取りあげていた、東急のマナー広告「どっちがへん?」。

ついに第3弾がお目見えです。

今度はおさるさん。

ちゃんと「見ざる、聞かざる、言わざる」になってますね。

バナナがぶら下がってるほうがなんとなくへん?て思っちゃう。

でも、ヘッドホンから音が漏れてて迷惑なので、こっちがへん。

そういう意図は全くないんだろうけど、つり革の丸いのがなんとなくドーナツに見えてきちゃった。

つり革がバナナ型だったらさぞかし楽しいだろうに。なんてね。

とにもかくにも、列車の中では快適に過ごしたいものですね。

上のおさるさんのように笑顔でいたいものです。


<関連記事>
どっちがへん?第2弾
どっちがへん?(マナー広告)
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ひょんなところで奈良美智ポスター

2007-10-15 23:22:55 | アート系


先日、馬喰町の新しくオープンしたフォイル・ギャラリーに行ってきました。

特に好きな作家さんの作品が出ているとかということでなく、どんなギャラリーなんだろうと。

オープン記念グループ展 FOIL vol.1"Co-exist"が開催されていました。

7名の作家による写真とペイントの展示。

中でも梶井照陰の濁流を捉えた写真に惹かれました。やはり迫力があるんだよなこのひとの写真てば。

一通り、会場を回って受付でグッズを物色。

すると、あれ?と思うものが。

FOIL創刊時の表紙のポスター。1号は奈良美智、2号は川内倫子。

なるほど、そうでした。

今回、雑誌のFOILも復刊したのでした。

なんと、このポスター販売されているのです。2003年創刊の雑誌のポスターが今、手に入るのですよ。

しかも、大きさはB全。かなり大きいです。奈良さんの描くおんなのこの表情はやっぱりたまりませんね~。

で、気になる価格は2000円!

すぐさま、冷静を装い受付のひとに「奈良美智版のポスター、ください」と。

そのまま東急ハンズに直行。B全のポスターフレームを購入。むしろ、フレームのほうが高い。

で、部屋に飾ってみると、これがいいのです。

迫力あるなあ~。

もちろん、本物には敵わないけれど、その雰囲気みたいなものは伝わってきますもん。
しばらくはこれ見てにやにやしてると思います
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フィラデルフィア美術館展(東京都美術館)

2007-10-14 18:13:18 | アート系
土曜日にフィラデルフィア美術館展に行ってきました。

見終わったあとでハマったなというものをとりあげてみたら意外な結果にびっくり!


「ラクロワ島、ルーアン(霧の印象)」カミーユ・ピサロ

なんか気持ちよくて長いことじっと見てました。

この黒い舟の中に見えるカラーのドット。

これがデジカメでデジタルズームで拡大した箇所のように見えてびっくりなのです。

色、ノイズの具合が気持ちいい。パッと見、モノトーンちっくだというのに。



「ポプラ並木」クロード・モネ

モネは「睡蓮、日本の橋」のほうもよかったのですが、特異な感じが出てるこっちのほうにハマりました。

ポプラの木がどうしてこんな色彩で表現出来てしまうのか謎です。あきらかにチューニングが狂ってるかのようなバランスなのにしっくりとくるんです。

モネは、朱色と水色のコンビネーションが上手です。



「ルグラン嬢の肖像」ピエール=オーギュスト・ルノワール

今回はルノワールの「大きな浴女」が日本初公開とのことでチラシでも煽ってたのですが、わたしは「ルグラン嬢の肖像」のほうが好きですね。

「大きな浴女」は目がせつないんですよ。あと、あのタッチも嫌いではないのだけれど、きっちりと描いた肖像画のほうがストレートに心に響いてきますね。

やはり、肖像画を描いてもらえるわけですから、お金もちですね。お子様なのに指輪、首飾り、イアリング!

この表情がなんとも言えません。やはりルノワールは真っ向勝負の作品が好きです。



「幼い両生類たち」ホアキン・ソローリャ

これ、今回強く印象に残りました。

子供の肌の水に濡れた感じは何かぬめっとしたゼリーを塗ったかのよう。

変なタイトルも納得です。



「月に吠える犬」ジョアン・ミロ

不覚、やられてしまいました。

というのも、これまでミロの作品ってどーも好きになれなかったのです。

ところがこれはジャストミート。

必要最小限の要素。ギリギリのところで成り立ってて無駄がありません。

自分でも意外だったのですが、なんとなくシンプル空間に漂うキャラってことで村上隆の作品に通じるような気がしました。

この後、アメリカの作家さんの作品もあったのですが、どうにも馴染めずそのまま終了。

物販コーナーでポストカードを購入。

ポストカードと同じサイズでぬりえもあったのでこちらも買ってみました。


このサイズで本物に似せるのは至難の技でしょうね~。

おそらくずっと使わないままとっておくと思います。

後半はちょっとテンションが落ちますが、やはりそうそうたる顔ぶれの作家さんの作品が見られるのでかなり満足でした。

ゴッホもルソーもよかったのですが、印象に強く残ったのは前述した作品のほうでした。まさか、そうなるかって感じで我ながら面白いものだなあと思いました。
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Suicaなペンギンくんトートバッグ(洋服の青山)

2007-10-13 19:17:03 | Suicaなペンギンくん


じゃーん!

Suicaなペンギンくんのトートバッグです。

洋服の青山、首都圏の180店舗でSuicaが使えるとのことでキャンペーンを展開中。

スイカポイントクラブの特典は入ってないのでいいとして、グッズがもらえるとあらば行かないわけには行きません。

3000以上の買物をSuicaで支払うとSuicaペンギンオリジナルトートバッグが各店先着30名にプレゼント!

というわけでキャンペーン初日の今日、行ってきました。

ちょうど、スーツ来る時にしてたベルトがヘタってきてたので、新しいのを買いました。

Suicaで4000円も買物したのはこれが初めて。

最近のキャンペーンは金額があがってるなあ。ミニストップのキャンペーンも1000円以上だったですし。

でも、そのおかげでいいグッズが手に入るならそれはそれで大歓迎です。

さて、このトートバッグは白&黄緑のと白&赤の2種類があります。

わたしはみどり好きなので、黄緑のほうにしました。

さて、実物はというと結構しっかりした造り。

写真で見えませんが横にはサイドポケットも両面についてて携帯を入れるのにぴったり。
ちょっと近所にお出かけするのにつかってみようと思いまーす
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パンダの紋(上野松坂屋の広告)

2007-10-12 23:34:00 | 気になる看板/広告


先日、上野駅のホームでこんな広告を見つけました。

上野松坂屋の広告です。

上野がもっと、好きになる。

3つ並んだシンプルな紋。

やはり一番上のが目立ちますね~。



通りすぎようと思ったくらいのタイミングでこのパンダに気付いて、足をとめました。
こんな紋のついた着物とかあったら面白いだろうな~
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仕事に欠かせない~無印良品のノート~

2007-10-11 23:17:37 | 無印良品
いまの会社に勤めて6年が過ぎました。

勤め初めてからずっとノートをとるくせがあって、今や累計で70冊!

そのうちの半分くらいはこの無印良品のノートなのです。

何がいいって開いた紙面が白くないところ。

コ○ヨとかのノートは白いので見た目はいいのですが、目が疲れるのです。

反射率が高いから当然なんですけどね。

その点、この無印のノートは紙面の色がベージュなので目に優しいのです。

今回の出向で覚えることがたくさんあるので、ノートの減りがいつもより早いのが実感出来ます。

ということで、5冊組でまとめ買い。
やはり、仕事に使うものにもこだわりたいですね~
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Suicaなペンギンくんのカレンダー&レターセット

2007-10-10 21:25:17 | Suicaなペンギンくん
昨日から発売になっていたSuicaなペンギンくんの新商品。

カレンダーとレターセット。

今回は紙もの2点です。

帰りにNEWDAYSへ急いでみたところ、まずはカレンダーをゲット。

でもレターセットがなかったので、キオスクに行ってみたらありました!

買えないと後で大後悔になること必至なので、こういう時はすぐに動かないとね。

カレンダーはA5サイズの卓上型。うしろに切り込みがあって組み立てると立てて使えるとうになってます。吊るす穴もついてるので壁掛けでもOK!

開いてみると。。。


毎月、季節のペンギンくんに出会えますよ。


なかでも気に入ったのがこれ。


うーん、やっぱりシンプル。

実はこれに近い絵柄が以前のキャンペーンで貰えた携帯の待受け画像にあったんですよ~。

でも、あのケータイ画像はメール添付出来ないので、今のケータイを機種変更すると新しいのにもってけないのです。そんな理由で2年半、同じケータイを使ってたりするんです。

カレンダーは800円でした。

使い終わったら、絵のところだけ切ってとっておくことが出来るのがうれしいですねえ~。

さて、続いてはレターセット。


ん?これどーなってるんだ?

そう思って、中を開けてみました。

左のペンギンくんが2羽、並んでるのが便せん。右の透明のが封筒です。


みどりの便せんを二つ折りにして、透明の封筒に入れると。。。


ペンギンレター、一丁上がり!

あと、こんなシールもおまけでついてきますよ。


便せんの文字を書く方の面には上下にペンギンくんの丸い顔が並んでいます。

あと気になったのはこの商品の名前。

「Suica レターセット Hello」となってたのです。

となると、Hello以外にもシリーズが出たりして。。。なんてことを想像しちゃいます。

このレターセットは450円。お手紙を書くかどうかはともかくとして手元に置いておきたくなりますね。
やっぱり、こういうお手軽なグッズはいいですなあ~
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れんがの建物は。。。

2007-10-09 23:33:40 | 日々のこと


出向先のお客さんに誘われて飲みに行ったら、結構な時間になってしまった。。。

ううむ、こんなはずじゃなかったのになあ~。

まあでもこういう付き合いも仕方ない。

駅のある方向が不確かなまま、夜の街を歩きだしてみました。

ふと目についたれんがの建物。さあ、これでブログのネタになるかなあ?

なんて思ってたら、こんなプレートが。

岡倉天心生誕之地

ちょうど、芸大美術館での岡倉天心の展示に行こうと思ってたのです。

だから、びっくりしましたよ。

こんな夜の横浜でこんなふうにつながるなんてね。

ほんと、なにがあるか分からない。

こういうめぐり合わせはうれしいものですね~。
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川合玉堂展(山種美術館)

2007-10-08 23:08:14 | アート系
前回、とても楽しむことが出来た山種美術館に行ってきました。

今回は川合玉堂展です。

まずは気になった作品をピックアップ。


「猿」

猿の日本画と言えば森祖仙ですが、玉堂の描くお猿さんもなかなかのものでした。

なんせ人間さながらの表情豊かなところが心をつかまれてしまいますね。

猿たちはきっと楽しく戯れていたんだなあという雰囲気が伝わってきます。


「虎」

迫力満点でしたよ、この虎は。

江戸時代に描かれた虎は毛皮を見て描いたものか模写だったのでいまひとつリアリティーに欠けていたのですが、この虎は見事なものでした。

特に顔の描写は素晴らしいのです。

ところが、体の塗りは実に大胆なタッチ。

顔の緻密に描いてるのと比べるとギャップがあるのです。

ところがどうしてこのバランスの悪さのおかげで視線は厳しい表情の顔に集中するのです。


さて、奥の部屋に進んでみると、とんでもない作品が3つも並んでて印象に残りました。

「早乙女」

一つ目はこちら。

空間の使い方がとてもいい感じ。

あぜ道のぼんやりとした描き方もうまくハマっています。


「荒海」

二つ目はうってかわって厳しい感じです。

解説によればこれは規制の厳しかった戦時中に描かれたものだとのとのこと。

波しぶきが生きているようでした。

あまりにしっかりと描かれた波頭の部分はそれだけで抽象絵画に出来てしまいそう。

飴のようにどんよりと質量をもった物体がそこにあるって感じが不気味なくらいでした。


「石楠花」

これで「しゃくなげ」と読むとは知りませんでした。

くっきりと描かれた前景、これに対してぼんやりと描かれた背景。

技法でここまでコントラストを活かしてる!

まるで手間だけピントのあってる写真のようでした。

玉堂のテクニックには脱帽でした。

絵はがきでまとめようかとも思ったのですが、今回は図録も購入しちゃいました。


とは言ってもこの図録、サイズは小さいし値段も500円。

これでは買わない理由はありませんね。

重くもなく場所もとらずしかも安い。

やっぱり山種美術館はセンスあるなあと思いました。
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休息へと急ぐ

2007-10-07 17:03:14 | 日々のこと


箱根でお酒飲んでぐだぐだと過ごしています。

昨日の夕方、高速を走る車の中から撮影。最近、はまりつつあるデジカメでのモノクロ写真。

でもお休みしに行くまでの道のりは出来るだけ急いでるんですよね~。で、こんなタイトルです。

今日は何もせず、一日横になって休息です。

いつもはせわしなく美術館をはしごしてるのでこいう休日は滅多にありません。

さあ、何もしないをする休日を満喫です。

明日は早い時間で東京に戻るものの、またぐだぐだになるまで飲むことにしまーす。
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ムンク展(国立西洋美術館)

2007-10-06 22:38:40 | アート系
ムンク展に行ってきました。

やはり、ムンクといって思い浮かべるのは「叫び」でしょう。

実物は見たことありませんが、あのどろどろと渦巻いた背景がどことなく憂鬱なんではないのかなというふうに思っていました。

ところが今回の展示では冒頭で説明がなされていました。

狂気ではなく、装飾画家としてのムンクという切り口が提示されてたのです。

なるほど、壁画などとして考えるとあのタッチは納得です。


「不安」

これぞムンクという感じの作風。

朱色に水色の入った空。うずまく背景。目が点になった人物。

単品の作品ではなく、装飾画の一部としてみるとちょうどいい具合です。

てっきり全編このトーンで展開されるかと思いきやさにあらず。

じつにいろいろなタッチの作風が展開されていました。


「声/夏の夜」

この女性はタウロス夫人。

ムンクのつきあってた人妻。いい悪いはともかくとして、この作品は間違いなく傑作ですね。

ぼんやりと光る背後の景色。

このうっとりとした表情は愛するひとを描かないと出てこないものでしょう。

見てて癒しを覚えます。

離れてみるとちょうどいい具合ですね。


「病める子供」

ムンクの姉が15才で亡くなったことでこのモチーフで何度も描かれています。

その最終版がこの絵。

色づかいが目を引くのはもちろんですが、よおく見てみると筆致は縦と横に引かれててグリッド状になっています。

さらに近づいて見てみると縦横に表面が削れてるのです。

何よりもムンクの思いが伝わってきて、しばらくぼうっと眺めていました。

いや~、ムンクは思ってたよりも多彩な作風で楽しむことが出来ました。

今回、気になったのはパープルです。

特に「疾駆する馬」は圧巻でした。

雪の中、駆けてくる馬を真正面からとらえてる作品。

人物や雪のなかになにげに隠れてるパープル。

使うのがむつかしいであろう紫がほかの作品でも効果的に使われていたように思います。

まずは先入観とか抜きにして、きちんと見てみるに限りますね~。
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モノクロ街路

2007-10-05 21:59:48 | 日々のこと


日本橋あたりの街路にて。

最近、デジタルカメラでモノクロにすることが増えました。

カラーはもちろん好きなんですが、このシンプルで落ち着いた白黒は撮影した後で見ると何となくいい感じがするのが好き。

もとの色が正確には分からないからこその自由度を与えてくれるからでしょうか。

望遠を最大倍率で手ぶれぎりぎりで構えてなんとか撮れました。

こうやって見ると東京の街もなかなか素敵。

惜しむらくは傘を差してるひとを手前に入れなかったこと。

構図はほんと難しい。
まだまだ修行が必要ですなあ~
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青いPASMOなロボットくん

2007-10-04 19:38:17 | 気になる看板/広告
小田急のきっぷ売場にこんな冊子がありました。

券売機ご利用案内。

なんてことないご案内かと思いきや、左上には。。。


青いPASMOなロボットくんです。

冊子の青空にすごくマッチしています。小田急の電車は青い帯だから、ロボットくんも青なのかな?

そう考えると他の私鉄も気になるところです。

例のパスモカード供給不足問題に伴って露出のめっきり減ったロボットくん。

パスモカードの販売再開でだんだんその姿が目立つようになってきました。

こういう普通のビジュアルも好き。


あと、電車に変形したバージョンも載ってましたよ。これ、なかなか見ないんですよね。


さて、青いロボットくんは表紙だけではありませんでした。

チャージするロボットくん。


笑ってるロボットくん。

これが今回、一番のヒットです。

あとはグッズを出してくれればいいんですけどね~。
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めがね

2007-10-03 18:42:15 | DVDとか映画
かもめ食堂にハマったわたしとしては絶対に行かなくては!

そう思ってて、ようやく行ってこれました「めがぬ」。

最初しばらくはすごく展開がたらたらしてるなあと思ってたんですが、いやこれは必要な展開でした。そのあとすーっと馴染んでく。

主人公である小林聡美=タエコの感じてるその気分を追体験。

最初、ずっと繰り返してた「わたしは結構です」。この言葉が出どんどんと消えてくのが気持ちいい。

あと、ちゃんと映像で魅せてくれるのがいい。

セリフでやたらと説明しちゃうんでなくって、流れと役者さんの表情と映像で物語が動いてく。

もたいまさこはやっぱとんでもないなあ。

あのポジションで代わりを出来るひとっていないと思うのです。

画面に出て来ただけで安心感と笑いを引き起こす。

笑わせるんでなく、見ててじわりじわりと可笑しみが伝わって来て笑ってしまう。

これは天性のものなんでしょうかね。

かと思うと、あずきを煮てる時の儀式を行うかのようなおごそかさの説得力もあったりする。

ラスト近くの展開、すごく好きでした。

びっくりするくらい、さばさばと人が消えてく(いや、戻ってく)。

もたいまさこ演じる、さくらさんのその名が示すように、時がくると消えてしまう。

でも、また翌年にはやってくる。リズム。

同じ季節はまた巡ってくるのだけど、去年とは違うはず。

どうもこうもない。

ただただ、時間は流れてくし止めようもない。

南の島でそこにいる才能と一時、得られたらいいな。

タエコは車からめがねを落としてしまう。

でも、次に来た時にはまた、別のめがねをかけて。

捨てたもの得たもの。そうして時は刻まれてく。

さて、タエコさんは何の先生だっったんでしょうね。すごく気になるのですが、そういう疑問をあえて置き去りにして平然と進んでく潔さ。

そして、後から後からじわりとくる自分も旅から戻ってきたかのような気分。

また、荻上直子さんの監督する作品が見たいですね。


<かもめ食堂関連>
かもめ食堂~居心地のいいカフェみたいな映画~
かもめ食堂のパンフレット

かもめ食堂

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石田徹也―小さな展覧会(CB COLLECTIN ROPPONGI)

2007-10-02 22:56:06 | アート系
最近はやたらと毎号、購入してしまってる美術手帖。

ふとページを開くと石田徹也について書かれた文章が掲載されていました。
美術手帖 2007年 10月号 [雑誌]

美術出版社

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あと、先週だったかな?安倍さんが表紙のアエラにも特集がなされてたので買ってしまいました。

あの静岡の展示を見た後も彼の作品を見たいなと思っていたのです。

美術手帖に六本木で石田徹也の展覧会があるということを知り、雨降る土曜日に行ってきました。

六本木とはいうものの飯倉の交差点にあって最寄りの駅も神谷町。

ここはちゃんと700円の入場料金がかかります。

やはり、鑑賞したい意志のあるひとが来るという意味でお金をとるほうがいいですね。

静岡は無料だったのでびっくりでしたが。

さて、うれしかったのはこのチケット(↓の上)


ワタリウム美術館などと同様に会期中なら何度でも入場可能です。

そのため、入場時にチケットに署名する必要があります。

チケットと一緒に大判サイズのDM(↑の下)も頂きました。

この他にアンケートと会場展示図を受取ります。

作品は全部で16点。静岡で見たものがほとんどだったと思います。

再び見る作品ですが、新たに気になるところが出てきました。

「無題」2001年

この作品名だけは分からないと思います。前回、静岡に行った際にも印象に残ったのですが、今回さらに気になってしまいました。

アパートの部屋の中。床には草も生え、ベッドの下からは足と腕が見える。

そのベッドの上には石田の分身であるおとこが墓石に向かっている。

窓の外は白く、電車が走ってる。

というような作品です。

今回、気になったのはベッドに置かれたリモコン。

ですが、コントロールするはずのテレビやビデオは一切見当たらないのです。

しかし、男の近くには録画されたと思しきビデオテープが3本。

捨てることは出来ない記憶。

でも、見たくはない。ってところでしょうか。

室内である部屋の中を外部にしつつ、でも外には景色があり、さらに移動する室内として電車が存在する。

息がつまりそうな空間がいっぱい。ほんとに逃げ場がなかったんだなあと思うのです。

その他では、メインビジュアルに使用されてた「面接」も完成度が高いです。

顕微鏡に見られるのは嫌だなあ。鏡にうつる、3つの自分の顔。どれも自信なさそうです。

他人や自分に無機物的なものが入り込んでくるイメージは見てて痛みを伴いますね。

今回、絞られた点数の作品を見てそんなふうに感じました。

さて、来た時から受付に積まれてて、気になってたポスター。

ご自由にお持ちください、と。

受付のひとに断って、一本頂いてきました。


A2版の大きさでなかなかの見栄えです。でも、この絵だけに部屋に常時、飾っておくかどうかは微妙。ときどき出してきて眺めるという感じでしょうか。

ああ、こうしてまたポスターが増えてしまいました。

石田徹也―小さな展覧会は11/24まで。

<関連記事>
石田徹也―悲しみのキャンバス展(静岡県立美術館県民ギャラリー)

石田徹也遺作集
石田 徹也
求龍堂

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