最近はやたらと毎号、購入してしまってる美術手帖。
ふとページを開くと石田徹也について書かれた文章が掲載されていました。
あと、先週だったかな?安倍さんが表紙のアエラにも特集がなされてたので買ってしまいました。
あの静岡の展示を見た後も彼の作品を見たいなと思っていたのです。
美術手帖に六本木で石田徹也の展覧会があるということを知り、雨降る土曜日に行ってきました。
六本木とはいうものの飯倉の交差点にあって最寄りの駅も神谷町。
ここはちゃんと700円の入場料金がかかります。
やはり、鑑賞したい意志のあるひとが来るという意味でお金をとるほうがいいですね。
静岡は無料だったのでびっくりでしたが。
さて、うれしかったのはこのチケット(↓の上)
ワタリウム美術館などと同様に会期中なら何度でも入場可能です。
そのため、入場時にチケットに署名する必要があります。
チケットと一緒に大判サイズのDM(↑の下)も頂きました。
この他にアンケートと会場展示図を受取ります。
作品は全部で16点。静岡で見たものがほとんどだったと思います。
再び見る作品ですが、新たに気になるところが出てきました。
「無題」2001年
この作品名だけは分からないと思います。前回、静岡に行った際にも印象に残ったのですが、今回さらに気になってしまいました。
アパートの部屋の中。床には草も生え、ベッドの下からは足と腕が見える。
そのベッドの上には石田の分身であるおとこが墓石に向かっている。
窓の外は白く、電車が走ってる。
というような作品です。
今回、気になったのはベッドに置かれたリモコン。
ですが、コントロールするはずのテレビやビデオは一切見当たらないのです。
しかし、男の近くには録画されたと思しきビデオテープが3本。
捨てることは出来ない記憶。
でも、見たくはない。ってところでしょうか。
室内である部屋の中を外部にしつつ、でも外には景色があり、さらに移動する室内として電車が存在する。
息がつまりそうな空間がいっぱい。ほんとに逃げ場がなかったんだなあと思うのです。
その他では、メインビジュアルに使用されてた「面接」も完成度が高いです。
顕微鏡に見られるのは嫌だなあ。鏡にうつる、3つの自分の顔。どれも自信なさそうです。
他人や自分に無機物的なものが入り込んでくるイメージは見てて痛みを伴いますね。
今回、絞られた点数の作品を見てそんなふうに感じました。
さて、来た時から受付に積まれてて、気になってたポスター。
ご自由にお持ちください、と。
受付のひとに断って、一本頂いてきました。
A2版の大きさでなかなかの見栄えです。でも、この絵だけに部屋に常時、飾っておくかどうかは微妙。ときどき出してきて眺めるという感じでしょうか。
ああ、こうしてまたポスターが増えてしまいました。
石田徹也―小さな展覧会は11/24まで。
<関連記事>
・石田徹也―悲しみのキャンバス展(静岡県立美術館県民ギャラリー)
ふとページを開くと石田徹也について書かれた文章が掲載されていました。
美術手帖 2007年 10月号 [雑誌]美術出版社このアイテムの詳細を見る |
あの静岡の展示を見た後も彼の作品を見たいなと思っていたのです。
美術手帖に六本木で石田徹也の展覧会があるということを知り、雨降る土曜日に行ってきました。
六本木とはいうものの飯倉の交差点にあって最寄りの駅も神谷町。
ここはちゃんと700円の入場料金がかかります。
やはり、鑑賞したい意志のあるひとが来るという意味でお金をとるほうがいいですね。
静岡は無料だったのでびっくりでしたが。
さて、うれしかったのはこのチケット(↓の上)
ワタリウム美術館などと同様に会期中なら何度でも入場可能です。
そのため、入場時にチケットに署名する必要があります。
チケットと一緒に大判サイズのDM(↑の下)も頂きました。
この他にアンケートと会場展示図を受取ります。
作品は全部で16点。静岡で見たものがほとんどだったと思います。
再び見る作品ですが、新たに気になるところが出てきました。
「無題」2001年
この作品名だけは分からないと思います。前回、静岡に行った際にも印象に残ったのですが、今回さらに気になってしまいました。
アパートの部屋の中。床には草も生え、ベッドの下からは足と腕が見える。
そのベッドの上には石田の分身であるおとこが墓石に向かっている。
窓の外は白く、電車が走ってる。
というような作品です。
今回、気になったのはベッドに置かれたリモコン。
ですが、コントロールするはずのテレビやビデオは一切見当たらないのです。
しかし、男の近くには録画されたと思しきビデオテープが3本。
捨てることは出来ない記憶。
でも、見たくはない。ってところでしょうか。
室内である部屋の中を外部にしつつ、でも外には景色があり、さらに移動する室内として電車が存在する。
息がつまりそうな空間がいっぱい。ほんとに逃げ場がなかったんだなあと思うのです。
その他では、メインビジュアルに使用されてた「面接」も完成度が高いです。
顕微鏡に見られるのは嫌だなあ。鏡にうつる、3つの自分の顔。どれも自信なさそうです。
他人や自分に無機物的なものが入り込んでくるイメージは見てて痛みを伴いますね。
今回、絞られた点数の作品を見てそんなふうに感じました。
さて、来た時から受付に積まれてて、気になってたポスター。
ご自由にお持ちください、と。
受付のひとに断って、一本頂いてきました。
A2版の大きさでなかなかの見栄えです。でも、この絵だけに部屋に常時、飾っておくかどうかは微妙。ときどき出してきて眺めるという感じでしょうか。
ああ、こうしてまたポスターが増えてしまいました。
石田徹也―小さな展覧会は11/24まで。
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石田徹也遺作集石田 徹也求龍堂このアイテムの詳細を見る |