ムンク展に行ってきました。
やはり、ムンクといって思い浮かべるのは「叫び」でしょう。
実物は見たことありませんが、あのどろどろと渦巻いた背景がどことなく憂鬱なんではないのかなというふうに思っていました。
ところが今回の展示では冒頭で説明がなされていました。
狂気ではなく、装飾画家としてのムンクという切り口が提示されてたのです。
なるほど、壁画などとして考えるとあのタッチは納得です。
「不安」
これぞムンクという感じの作風。
朱色に水色の入った空。うずまく背景。目が点になった人物。
単品の作品ではなく、装飾画の一部としてみるとちょうどいい具合です。
てっきり全編このトーンで展開されるかと思いきやさにあらず。
じつにいろいろなタッチの作風が展開されていました。
「声/夏の夜」
この女性はタウロス夫人。
ムンクのつきあってた人妻。いい悪いはともかくとして、この作品は間違いなく傑作ですね。
ぼんやりと光る背後の景色。
このうっとりとした表情は愛するひとを描かないと出てこないものでしょう。
見てて癒しを覚えます。
離れてみるとちょうどいい具合ですね。
「病める子供」
ムンクの姉が15才で亡くなったことでこのモチーフで何度も描かれています。
その最終版がこの絵。
色づかいが目を引くのはもちろんですが、よおく見てみると筆致は縦と横に引かれててグリッド状になっています。
さらに近づいて見てみると縦横に表面が削れてるのです。
何よりもムンクの思いが伝わってきて、しばらくぼうっと眺めていました。
いや~、ムンクは思ってたよりも多彩な作風で楽しむことが出来ました。
今回、気になったのはパープルです。
特に「疾駆する馬」は圧巻でした。
雪の中、駆けてくる馬を真正面からとらえてる作品。
人物や雪のなかになにげに隠れてるパープル。
使うのがむつかしいであろう紫がほかの作品でも効果的に使われていたように思います。
まずは先入観とか抜きにして、きちんと見てみるに限りますね~。
やはり、ムンクといって思い浮かべるのは「叫び」でしょう。
実物は見たことありませんが、あのどろどろと渦巻いた背景がどことなく憂鬱なんではないのかなというふうに思っていました。
ところが今回の展示では冒頭で説明がなされていました。
狂気ではなく、装飾画家としてのムンクという切り口が提示されてたのです。
なるほど、壁画などとして考えるとあのタッチは納得です。
「不安」
これぞムンクという感じの作風。
朱色に水色の入った空。うずまく背景。目が点になった人物。
単品の作品ではなく、装飾画の一部としてみるとちょうどいい具合です。
てっきり全編このトーンで展開されるかと思いきやさにあらず。
じつにいろいろなタッチの作風が展開されていました。
「声/夏の夜」
この女性はタウロス夫人。
ムンクのつきあってた人妻。いい悪いはともかくとして、この作品は間違いなく傑作ですね。
ぼんやりと光る背後の景色。
このうっとりとした表情は愛するひとを描かないと出てこないものでしょう。
見てて癒しを覚えます。
離れてみるとちょうどいい具合ですね。
「病める子供」
ムンクの姉が15才で亡くなったことでこのモチーフで何度も描かれています。
その最終版がこの絵。
色づかいが目を引くのはもちろんですが、よおく見てみると筆致は縦と横に引かれててグリッド状になっています。
さらに近づいて見てみると縦横に表面が削れてるのです。
何よりもムンクの思いが伝わってきて、しばらくぼうっと眺めていました。
いや~、ムンクは思ってたよりも多彩な作風で楽しむことが出来ました。
今回、気になったのはパープルです。
特に「疾駆する馬」は圧巻でした。
雪の中、駆けてくる馬を真正面からとらえてる作品。
人物や雪のなかになにげに隠れてるパープル。
使うのがむつかしいであろう紫がほかの作品でも効果的に使われていたように思います。
まずは先入観とか抜きにして、きちんと見てみるに限りますね~。