あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

ベンジャミン・エドワーズ展 デモクラシー(小山登美夫ギャラリー)

2008-07-09 05:48:28 | アート系


清澄白河のギャラリー群に行けば、何かしらひとつくらいは面白いなあと思うのに出会えるものです。

今回はいくつか収穫あり。

うちひとつがこのベンジャミン・エドワーズ展 デモクラシー。

廊下と手前の部屋にかかってた作品はCGで制作されたものであまり期待は出来ないかなあと。

ところが奥の部屋のほうにはペインティングがあったのですが、こちらはよかったです。

俯瞰した位置からの街の景色を、カラフルなシンプライズされたパーツで構成したかのよう。

でも、カラフルなからイメージされるキラキラ感や能天気な感じはないのです。

よくよく見てみると、一見カラフルに見えるキャンバスの大半を占めるのはベースの濃いグレー。

このグレーの色のせいだろうか?

俯瞰図によくある浮遊感がないのです。

あと、画面は平面でなく、テープがいろんな箇所に貼られてて、表面がでこぼこしてるのです。

で、あっと思って、もう一度CGを見てみました。

こちらは俯瞰ではなく正面に向かって様々なレイヤーがせまってくる感じなので一概に比較は出来ませんが背景は白ベースで対極なわけです。

こちらのCGのほうが浮遊感はありました。

CGとペインティング。

この2つの手法で作品を見せられて、この違いが分かったというのがすごく収穫でしたよ。

7/12まで。
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