清澄白河のギャラリー群に行けば、何かしらひとつくらいは面白いなあと思うのに出会えるものです。
今回はいくつか収穫あり。
うちひとつがこのベンジャミン・エドワーズ展 デモクラシー。
廊下と手前の部屋にかかってた作品はCGで制作されたものであまり期待は出来ないかなあと。
ところが奥の部屋のほうにはペインティングがあったのですが、こちらはよかったです。
俯瞰した位置からの街の景色を、カラフルなシンプライズされたパーツで構成したかのよう。
でも、カラフルなからイメージされるキラキラ感や能天気な感じはないのです。
よくよく見てみると、一見カラフルに見えるキャンバスの大半を占めるのはベースの濃いグレー。
このグレーの色のせいだろうか?
俯瞰図によくある浮遊感がないのです。
あと、画面は平面でなく、テープがいろんな箇所に貼られてて、表面がでこぼこしてるのです。
で、あっと思って、もう一度CGを見てみました。
こちらは俯瞰ではなく正面に向かって様々なレイヤーがせまってくる感じなので一概に比較は出来ませんが背景は白ベースで対極なわけです。
こちらのCGのほうが浮遊感はありました。
CGとペインティング。
この2つの手法で作品を見せられて、この違いが分かったというのがすごく収穫でしたよ。
7/12まで。