あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

フランスが夢見た日本(東京国立博物館)

2008-07-07 20:29:58 | アート系


金曜日の夜。

仕事を終えて、19時すぎに滑り込んだ東京国立博物館。

表慶館で開催されている特別展「フランスが夢見た日本 陶器に写した北斎、広重」を見てきました。

19世紀フランスでまさか、こんなジャポニズムな陶器を生産してたとは驚きです。

しかも、元になったモチーフは北斎や広重。

ああ北斎、広重に見せてあげたい!それくらいに充実した内容でした。



セルヴィス・ルソー 水切り付楕円形皿 鯉に朝顔図

すぐそばに元になった広重の魚づくし鯉も展示されていました。

オリジナルには及ばないのですが、食器として使うことを考えると、このくらいでちょうどいいのかなあとも思います。



セルヴィス・ランベール 平皿 海老に鯛図(部分)

海老が4匹で鯛を引っ張ってるのがかわいらしい。

海老で鯛を釣るって意味、フランスのひとには分からなかったでしょうね~。



セルヴィス・ランベール 楕円形皿 鶏図(部分)

分かりやすくて見栄えよし!

元絵は若冲ではないのですが、この雪のべったり感は若冲ちっく。



上段:セルヴィス・ランベール 平皿 貂と雄鶏図
下段:河鍋暁斎「暁斎楽画」貂と雄鶏

暁斎の「暁斎楽画」からもってきたのも多く展示されていました。

鶏のびっくりした表情が秀逸。

これと同じようなので、雀と土竜というのがありました。

この土竜がかわいかったのでこちらのほうがポストカードが欲しいなと思いました。


日本で作られた版画。

それを元に、下絵用のエッチングを作成。下絵を書き、色をつける。

なんとまあ反転につぐ反転の面白きこと。

金曜日の夜に頑張って行った甲斐がありました。

対決展が始まると混雑しちゃうんでしょうね~。

8/3まで。
コメント (5)
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