金曜日の夜。
仕事を終えて、19時すぎに滑り込んだ東京国立博物館。
表慶館で開催されている特別展「フランスが夢見た日本 陶器に写した北斎、広重」を見てきました。
19世紀フランスでまさか、こんなジャポニズムな陶器を生産してたとは驚きです。
しかも、元になったモチーフは北斎や広重。
ああ北斎、広重に見せてあげたい!それくらいに充実した内容でした。
セルヴィス・ルソー 水切り付楕円形皿 鯉に朝顔図
すぐそばに元になった広重の魚づくし鯉も展示されていました。
オリジナルには及ばないのですが、食器として使うことを考えると、このくらいでちょうどいいのかなあとも思います。
セルヴィス・ランベール 平皿 海老に鯛図(部分)
海老が4匹で鯛を引っ張ってるのがかわいらしい。
海老で鯛を釣るって意味、フランスのひとには分からなかったでしょうね~。
セルヴィス・ランベール 楕円形皿 鶏図(部分)
分かりやすくて見栄えよし!
元絵は若冲ではないのですが、この雪のべったり感は若冲ちっく。
上段:セルヴィス・ランベール 平皿 貂と雄鶏図
下段:河鍋暁斎「暁斎楽画」貂と雄鶏
暁斎の「暁斎楽画」からもってきたのも多く展示されていました。
鶏のびっくりした表情が秀逸。
これと同じようなので、雀と土竜というのがありました。
この土竜がかわいかったのでこちらのほうがポストカードが欲しいなと思いました。
日本で作られた版画。
それを元に、下絵用のエッチングを作成。下絵を書き、色をつける。
なんとまあ反転につぐ反転の面白きこと。
金曜日の夜に頑張って行った甲斐がありました。
対決展が始まると混雑しちゃうんでしょうね~。
8/3まで。