灯り
OPINION
世界は北朝鮮が核実験で不安を与えイスラム国がテロでフランスなど庶民に恐怖を陥れた。先先はどうなると不安を持つのは少なくない。宗教は庶民に安心を与え国を平和に導くのが本来の目的である。しかし、戦争やテロに限らず、様々な事が起きている。例を上げれば、地震や台風での洪水などでの冠水、天候不順での果物等の被害、また、経済不安や医療費問題など。経典には、現世安穏と説かれるが、安穏生活なんて、夢の話のような思いである人は少なくない。その経典というと、大陸で生まれ、5千7千巻ともいう大きな数の経典があった。しかし、経典には、浅深、大小、方便、権教などがあり、日本に、538年に百済から伝わってきたのでありました。なかには、偽物や浅教など無利益のものが利益目的で売買されたのも。この点が問題で、偽物をつかまされると被害がある。例えば、ニセ札のように、無価値になのである。無価値では、安穏な生活など思っても無理である。歴史を見ると、中国や日本でも経典に説かれた安穏の時代があった。故に、真実に縁すれば安穏な生活は可能なのであります。
月刊 KIBOU 10月