あれから55年・・アンヌのひとりごと

ズバリ!団塊の世代。ひし美ゆり子のブログsince・06・1・14

今週の私・・押井監督&ロコ&シルバー假面

2006年12月22日 10時32分40秒 | ゆり子のひとりごと
『師走』何やかや忙しくしている間に今日はもう22日かぁ。
22日と云うと今日は冬至かナ?
ホントに昨今は陽が短くて気ばかりあせってしまうよね。
年賀状もまだ手をつけていないし大掃除もしなけりゃな。
世の中は忘年会シーズン真っ盛りでしょう。
ウチの店も今日は予約で一杯だけれど、主人曰く・・
『スタッフが足りてるからママは邪魔っけだから来なくてイイ』
ウ~~ン私は何の役にも立たないのか。家の事をもっとやれ!
・・って云うコトだわね。きっと。
私は知り合いのお客さまが見える時だけ店に出ればイイのだそう。
明日は知り合いの方達の忘年会があるから大手を降って出よーっと。

今週の月曜日はお歳にも関わらず午前様しちゃった。
それも朝4時まで、あの押井守監督とだよ。
ウチの店からはしごして洋楽バーに行った。
(午前2時までの店なのに)
気が付きゃ4時になっていた。監督は洋楽派なんだって。
日本の歌手は松尾和子と西田佐知子とあと一人誰だっけ?
監督はこの3人しか受けつけないそう。
酔った勢いで松尾和子なんか唄ってしまった私、洋楽バーで下手な歌を。
しらふになって”あ~~恥ずかしい”と思ったのはあとのまつり。
それにしてもお店の人は迷惑だっただろうな。
おばさんとおじさん(監督失礼!)に閉店後2時間もねばられちゃって。
でも楽しい時って時間が経つのがあ~っと云う間ですね。

翌々日の水曜日はDVDの撮影『フジアキコVS友里アンヌ』だ。
川崎の黒沢スタジオでロコとのトーク(byデジタル・ウルトラ・プロジェクト)
当時の思い出話しや二人の関係などディープな話が一杯のDVDだ。
それにしてもロコはお喋りが上手い。そして涙もろいんですよ。
トーク中ムラマツキャップの写真のボードを見てしまったら涙がポロリ。
『すみません。そのボードは見せないでください!』
眼が真っ赤になりしばらく撮影中断、
でもあのまんま撮っていた方が彼女の素の部分が見られて良かったかもね。
それにひきかえ私はまとまりがなく何を喋ったんだか!?
スタッフも兼ねたロコは色々と気を遣ってくださった。
スタジオ入りも私より先だし、
化粧もチェックしてくれるし衣装も私の色に彼女が合わせてくださり、
またその日はボクシングのテレビ中継が見たいと云ったら帰り際も
『アンヌ~早く帰ってボクシング見なさい。気をつけて運転してね~。』
・・って私を見送ってくださった。先輩ありがとう〜!

さて明日12月23日(土)は実相寺昭雄監督の遺作となった『シルバー假面』
渋谷のユーロスペースでレイトショウが始まる。
上映前の初日舞台挨拶はゲスト(予定):ニーナさん、渡辺大さん、水橋研二さん、
北浦嗣巳監督、中野貴雄さん、原口智生さん、竹田団吾さん、シルバー假面 他だ。
私は最終日の1月6日(土)に舞台挨拶をする予定になっていま~す。
みなさまぜひ観にきてくださいね~。
遠くて観に来られないかたは来年DVD発売されるので宜しくネッ。

ウルトラセブン上映会・・

2006年12月12日 17時19分43秒 | アンヌのひとりごと
9日・10日とウルトラセブン上映会&トークショウに行ってきました。
16ミリフィルムで観る・・といったこだわりのある上映会だが、
CMの部分も絵こそないがはじまりの一分程とドラマの合間に30秒ほど間が空く。
当時はタケダ薬品一社提供だったので「タケダ・タケダ・タケダ~♪」
を口ずさんだりして待ったが結構この絵のない待ち時間って長いねぇ。
それでも主催者側はレアモノを観るといったポジティブな解説だ。
「あの当時のCMの部分も堪能出来ます!どうぞお楽しみに。」ですって。
取り組む姿勢が違いますよね。頭が下がりました。

9日の上映会は雨まじりの寒い日でしたが会場は過不足なくうまり、
ご夫妻でいらしたかた、また恋人同士か?お若いカップル、
茨城県や栃木県の遠方からもご来場頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
その日は私ひとりでMCさん相手に何と一時間半を2回ものトークです。
三時間ものトークとなるとそれはそれはセブンの話だけじゃ時間を持て余し
どんどん話が逸れて司会者さんは始末に負えなかったんじゃないかしら。
話がさかのぼっちゃて昭和20年代~30年代の話まで喋りまくってしまった。
自分の生い立ち・初めて観た映画・子供当時に流行ってた歌・両親の話・・等々
あっプッツン女優の話もしたし(笑)
あっ最終回の名場面のロケ地が公衆トイレになっていた、
な〜んて夢のない話までしちゃったナァ。
いやいや聞きたくない話までしたかもしれません。
9日にいらっしゃった方、も・申し訳ございませ~ん。

翌10日は前日とは打って変ってお天気にも恵まれ満田監督をお迎えしてのトークだ。
席も補助椅子がでるほどの盛況振りで、
この日のトークは前日に比べ私自身はおとなしいモノです。
やはり監督さんの裏話は興味ありますものねぇ。
それでも、ついつい満田監督に尋いてしまった。
「12話解禁しないのですか?」
監督の顔が一瞬こわばり頬が引きつっていらした。ゴメンナサーイ。
回答は成る程と思うものでした。ヒミツ。
トークが終っていつものご常連に云われてしまいました。
「ひし美さん、今日はいつもより静かだったね。」
いやいや前日の私は立て板に水状態だったのに、やはり一人と二人はエライ違いですね。

一日目は映画館のとなりのお好み焼き屋さんで、
二日目は調布にタクシーで移動して我が店アジアンタイペイでやって下さいました。
出席したお客さまに話を聴いてみると・・何と三重県からこの為にいらした方もっ!
調布に宿を取り大散財でしょうと思うとホント有り難涙が出る気持ちです。
みなさま~有り難うございました~。

きょうびの私・・

2006年12月08日 11時05分00秒 | 地谷子のひとりごと
今日12月8日というと思い浮かべるのは真珠湾攻撃(65年前)
またジョン・レノンが狂信的なファンの銃弾によって倒れた日。
1980年だから・・え~もう26年も経ったのか!はやいっ。
いつの日からか?この日が来るとわたし条件反射的に感じるんです。
「あ~今年もあと残りわずかだ」・・って。

一昨日の深夜、ブログをあげて寝床に入るとお腹がギューっと痛い。
差すような陣痛のような痛みと微熱とで一晩中眠れずじまい。
昨日は一日中寝床に臥せっておりました。
どうやら今年の風邪はお腹にくるのもあるようですね。
ノロウィルスが全国で大流行らしいです。
今朝テレビでノロウィルスの権威が話しておりましたが、
これは患りやすいタイプってあるらしいです。
例えば血液型ABOによっても違うらしいですね。
そう云や、今回家族みんな同じモノ食べてるのに私だけがおかしい。
家族6人中、私だけがO型であとは全員A型だ。ホントだ!

今朝はもう痛みも微熱もとれたけど
明日から二日間「ウルトラセブン」上映会のトークがひかえている。
きょう一日安静にしとこっと。

ポンコツ女優のひとりごと・・先輩としてモノ申す。

2006年12月07日 01時39分49秒 | ゆり子のひとりごと
巷じゃある女優の13人の男性遍歴本が話題になっているけど、
バクロされた側もたまったモンじゃないよねぇ。
そこまでして何のメリットがあるのかしら。
20年も前のコト今更何なの~ 誰かの口車にのったの~
ウ~ンそれにしても気が知れない・・

過去は過去・今は今・・
それぞれ今は家庭をもっている人がほとんどだと思うけど、
あなたのエゴで家族の方たちがどれだけ傷付くと思ってるの?
ご本人も今恋人がいるらしいけど、その恋人がカワイソー。
せっかく綺麗なのにあまり下品なコトやらないほうがイイですよ。
比べものにならないけど元はしくれ女優の先輩として、
はっきり云いますが、
ホント下品!ルール違反!恥の上塗り!
大人として人として決してやってはいけない行為!
・・だと私は思います。

話題にあがったある歌手の一ファンとして言いますが、
彼のイメージダウンは全然ありませ~ん。w

最後に・・女優復帰なさるそうですが
本物の女優としてスクリーン上でのご成功をお祈りいたします。

実相寺監督とのお別れ・・

2006年12月03日 13時45分38秒 | アンヌのひとりごと
昨日、実相寺昭雄監督のご葬儀にお別れに行って来た。
実相寺家の菩提寺である文京区東京大学側の麟祥院(からたち寺)は
春日局の菩提寺でもあり、さほど大きな寺ではないが由緒ある立派なお寺だ。
聴くところによると監督ご自身が子供の頃遊び育った寺で
私もあの辺りは高校時代に写植会社のアルバイトで馴染みの場所だが、
当時は路面電車が走っていて、菩提寺の辺りは「本郷肴町」という駅と記憶している。
それで故人が「路面電車ファン」だったというのはうなずけた。

門前はたくさんの弔い客でいっぱいだ。
ロコ(桜井浩子さん)が私を見つけて寺の内に案内して下さった。

最期のお別れをして棺が打ち付けられ棺の上に花束が備えられた時、
木々の豊富な境内の上空ではカラスの鳴き声がもの悲しく聴こえ
ふっと「狙われた街」の葬式シーンの撮影時にタイムスリップした。
監督だったらこのロケーションをどう撮っているのだろう?
ふかんで撮るのかな?それとも下からあおって撮るのか?
いつしか監督が映画の一場面を撮っている意識の錯覚に陥っていた。

出棺の時、
喪主で女優の原知佐子夫人の最後のご挨拶は・・
「主人の作品には最初と最後に二度主演女優でつかってもらいました。
 今日は最後の主演女優を演じている様です。」
・・のお言葉が監督と女優といった間柄で長年連れ添ったご夫婦の
ドキュメンタリー映画の終演を見ているようだった。
なきがらを乗せた黒塗りの車はプーーと悲しげなサイレンをならし出発した。
野辺の送りに後ろの男性のすすり泣きがきこえた。
司会をされた俳優の堀内正美さんも泣いていた。ロコも泣いていた。
皆泣いていた。


つい先日、11月20日「シルバー假面」の試写会があった。
会場から出てきた監督と眼が合った瞬間、はじめて監督から握手を求めてきた。
「体調崩しちゃってねぇ」
その手はとても冷たい手だった。
多分あの日が監督の肌に触れた最初で最後だったろう。
まさかあれが今生のお別れになるとは。。いまだ複雑な気持ちで一杯です。
       
         ー合掌ー