あれから55年・・アンヌのひとりごと

ズバリ!団塊の世代。ひし美ゆり子のブログsince・06・1・14

「シルバー假面」と「羽根パチンコウルトラセブン」

2006年11月25日 11時06分49秒 | ゆり子のひとりごと
今週頭に「シルバー假面」の試写を見に行きましたぁ。
昔のシルバ-仮面を見た事はないので何とも言えないのですが、
今回のは全くオリジナル作品らしい。
時代も大正だし、また登場人物の設定も風変わりで面白い。
文豪・森鴎外とドイツ女性エリスとの間に生まれた娘ザビーネが変身し、
江戸川乱歩なるキャラクターも出て来る。
三部作になっていて私はその三部目にチョイト博士の役で出演した。
女優の仕事は極力お断りしてきた私だが、
「博士なんて威厳のある役とてもとても出来ません。呑み屋の女将ならイイけど。」
『いやいやお決まりの博士じゃなくっていいのです。ひしみさん地でやってください』
ここ数年「ひし美ゆり子」をあれだけバックアップして下さったジェネオンさんの申し出にゃ
引くに引けないこの私です。

見終って連れの人が微笑んで・・
「ひし美さん良かったよ。イイ意味で浮いてたたヨ。」ですってw
でもあの試写会で実相寺監督とも固い握手が出来たし、
冬木透先生や寺田農さんにも久々にお会い出来たし行って良かった。
来年レイトショウで1/6に舞台挨拶やる予定で~す。

話は変って先日甥っ子が家に来て、
「この間アリガトネ。何度も叫んでくれて。」
『えっ叫ぶ?な・何の事??』
「いや羽根パチンコ・ウルトラセブンでだよ」
『えっ?その羽根パチンコやらに私出て来るの??』
「え~知らないの~」
以前のパチンコには出てたの知っていたんだけど今回は何も連絡がなかったから
出てないものとばかり思っていました。
ロコ(桜井浩子さん)に連絡したら彼女も「信じられない」とTプロに尋いて下さった。
慌てて係りの人から連絡があり結果はこうでした。
「前のバージョンと絵柄が一緒なのでそのまま使わせて貰いました」・・だと。
お願いしますよ~ツブラヤさん。
一言お断りがあってもバチが当らないと思うんだけどナ。

話は戻るが「シルバー假面」のほうは森鴎外や江戸川乱歩のご遺族にも
ちゃんとお断りをいれたそうな。
企業によっちゃ、エラ~イ違いですよネェ。


泡盛つながりで・・

2006年11月17日 01時50分13秒 | アンヌのひとりごと
「アンヌも呑むか!45度と強いからな。」
金城さんから御相伴にあずかったあの日の泡盛の味は正直言って、
「グエ~不味いっ」
二十歳そこそこのお酒の味も分からない私にはとてもとても受けつけません。
でも新人女優の私には正直に言えません。
『ウワ~美味しい~!』
満面の笑みを浮かべ、精一杯やせ我慢しました。
「いや~!アンヌもお酒ナカナカいけるなぁ~」
彼の茶目っ気たっぷりな嬉しそうな眼差しが未だ忘れられません。
金城さんゴメンナサイ。今白状します。あれは芝居だったのです。
キャメラの前じゃあんな迫真の演技出来なかったのにね。w

あれから40年人間の嗜好も変りました。
今では泡盛は好物ですし泡盛で思い出したのですが、
子供の頃父が晩酌の時に食べていた竹筒に入った「このわた」
いつも大事そうにチビリチビリやっていました。
あまりに美味しそうだったので、
父がトイレにたった隙にチョイト失敬してみました。
「ウェッ不味いっ」
慌てて蛇口に駆け寄ったものでした。

生涯この二回だけ『グエ~不味い』と思ったものは。
意外に少ないでしょう?今じゃ泡盛もこのわたも大好物なのです。

その他今の好物をあげてみます。
レバ刺し、貝類はなんでも、アン肝、馬刺し、内臓類は大好きです。
あっ鹿刺しも美味しかった。
狩猟好きな先輩の三橋達也さんが射止めてきた一頭の鹿でホームパーティー、
六本木材木町のご自宅に東宝の宣伝部の方達とお呼ばれしたのが懐かしいです。
近くの肉屋さんで鹿肉を半頭分と交換にさばいて貰ったそうで、
食べたのは最初で最後ですが実に美味しかった~。
牛刺しより臭みがなくて、スゴ旨でしたよ。38~9年前でしたが。
好物は馬刺し・鹿刺しなんて・・私自身を象徴していますねぇ。バカバカ(笑)

こうして書いていると、私って皆様から「ゲテモノ喰い」と退かれちゃうわね。
でもホントだからしょうがないですよね~。

金城哲夫さんとの思い出・・

2006年11月14日 13時57分56秒 | アンヌのひとりごと
今年で没30年、脚本家金城哲夫を思い出してみた。
奇しくも15才で夭逝した我が長男が誕生した1976年に...没。
息子も今年30才になったのか。。

金城哲夫さんとの思い出。
脚本家と出演者は一度の面識もなく終るという事がありがちですが、
それでも金城さんは度々現場にも顔を出して下さっていますので
点々としか思い出せませんが思い出すまま2・3エピソードを。
セブンの撮影がインしてほどなくした頃、
満田監督に初めて成城学園駅そばのスナック・ファニーに連れていって貰った。
そこは円谷スタッフの溜まり場で、そのうち金城さんや円谷一監督ら数名のスタッフが合流した。
その日の金城さんの手には縄の掛かった壺をぶら下げていて、
店に入るなり壺をかざして仁王立ちで言った。
「泡盛、送られてきたんだ!」
まるで子供が欲しかった玩具がやっと手に入って自慢する様に嬉しそうだった。
時代的に沖縄の酒は入手しずらかったのだろうか?あの晩は一頻り嬉しそうに泡盛を皆に振る舞っていた。
「アンヌも呑むか!45度と強いからな。」
あの何とも茶目っ気たっぷりな優しい眼差しが未だ忘れられない。

昭和42年10月1日(日)「ウルトラセブン」放送開始、それから2ヶ月経った頃、
私たちウルトラ警備隊一行はイベントで鹿児島の城山観光ホテルに呼ばれた。
金城さんが司会をなさるそうで一緒に飛行機YSー11に同乗したのです。
生まれて初めての飛行機に不安がっていた私、それを察した金城さんが、
「アンヌ大丈夫・大丈夫!飛行機は車よりズーと安全な乗り物なんだよ」
彼は人を安心させるおおらかな包容力のある方です。
・・しかし、かなりの揺れなのです。
ドスーンとエアーポケットに落ちたりフワリフワリと上がったり下がったり
なにしろ初めての飛行機なのでこんなモノか?と思いつつも
「キャ怖い怖い、ねえ大丈夫?こんなに揺れて、落ちるんじゃない?」
隣のシートに座ってたダンが、私があまり騒ぐものだから少々不安げでした。
「大丈夫」と励まして下さった右後ろにいた金城さんの顔を伺うと、
その顔が真っ白なお豆腐のような顔色をなさってこわばっていたのです。
「こんなに揺れた飛行機初めて乗った。落ちるかと思ったよ。」
あとで聞いたお言葉はこうなのでした。(笑)

あの頃の金城さんってお若かったのですねぇ。
私より9つ上だからまだ29才だった。
短期間のお仕事にあれだけ才能を発揮したなんて今さらながら脱帽です。

気が付きぁ・・

2006年11月11日 11時52分59秒 | 地谷子のひとりごと
もう今年も一ヶ月半か、やだ~こうしてる場合じゃないわね。
年賀状やら大掃除大変だ~。

今朝のこと「あら雨だわ」ふと居間から庭を眺めたら、
お~何と!みかんの実が黄色く色付いている~。
あら南天の木に赤い実がっ!
もう冬かァ真っ赤な寒ツバキの花も咲いていた。
気が付きゃ11月も半ばになってたのですねぇ。
私ったら最近世の中すっかり見えていなかったわ。

こちらのブログも大分ご無沙汰してしまいました。
先週は大阪へ・・また帰って来たら宿題が待っていたのです。
一冊の本を読んで、文庫化にする際の解説文を書く。
私でイイのかしら?と思う様なビックリ依頼。
慣れない仕事に悪戦苦闘しておりました。

その間、お店(アジアン)にもチョコチョコ顔をだし、
あのミラーマンの石田信之さんと呑んだり、
TBSのアナウンサーさんたちやバンダイさんたちと呑んだり、
稼業の方にも一応精を出しておりました。
呑んだり呑んだり・・って稼業って呑むのが仕事かえ?
いやいや~(笑)知り合いが来た時だけですよっ!

10月は秋風索漠とした気持ちでいたけど、
気が付きゃもう初冬。
12月の忘年会の予約もボチボチ入って来ているし、
色々と今のうちに済ませておかなきゃならないわね。