昨日、実相寺昭雄監督のご葬儀にお別れに行って来た。
実相寺家の菩提寺である文京区東京大学側の麟祥院(からたち寺)は
春日局の菩提寺でもあり、さほど大きな寺ではないが由緒ある立派なお寺だ。
聴くところによると監督ご自身が子供の頃遊び育った寺で
私もあの辺りは高校時代に写植会社のアルバイトで馴染みの場所だが、
当時は路面電車が走っていて、菩提寺の辺りは「本郷肴町」という駅と記憶している。
それで故人が「路面電車ファン」だったというのはうなずけた。
門前はたくさんの弔い客でいっぱいだ。
ロコ(桜井浩子さん)が私を見つけて寺の内に案内して下さった。
最期のお別れをして棺が打ち付けられ棺の上に花束が備えられた時、
木々の豊富な境内の上空ではカラスの鳴き声がもの悲しく聴こえ
ふっと「狙われた街」の葬式シーンの撮影時にタイムスリップした。
監督だったらこのロケーションをどう撮っているのだろう?
ふかんで撮るのかな?それとも下からあおって撮るのか?
いつしか監督が映画の一場面を撮っている意識の錯覚に陥っていた。
出棺の時、
喪主で女優の原知佐子夫人の最後のご挨拶は・・
「主人の作品には最初と最後に二度主演女優でつかってもらいました。
今日は最後の主演女優を演じている様です。」
・・のお言葉が監督と女優といった間柄で長年連れ添ったご夫婦の
ドキュメンタリー映画の終演を見ているようだった。
なきがらを乗せた黒塗りの車はプーーと悲しげなサイレンをならし出発した。
野辺の送りに後ろの男性のすすり泣きがきこえた。
司会をされた俳優の堀内正美さんも泣いていた。ロコも泣いていた。
皆泣いていた。
つい先日、11月20日「シルバー假面」の試写会があった。
会場から出てきた監督と眼が合った瞬間、はじめて監督から握手を求めてきた。
「体調崩しちゃってねぇ」
その手はとても冷たい手だった。
多分あの日が監督の肌に触れた最初で最後だったろう。
まさかあれが今生のお別れになるとは。。いまだ複雑な気持ちで一杯です。
ー合掌ー
実相寺家の菩提寺である文京区東京大学側の麟祥院(からたち寺)は
春日局の菩提寺でもあり、さほど大きな寺ではないが由緒ある立派なお寺だ。
聴くところによると監督ご自身が子供の頃遊び育った寺で
私もあの辺りは高校時代に写植会社のアルバイトで馴染みの場所だが、
当時は路面電車が走っていて、菩提寺の辺りは「本郷肴町」という駅と記憶している。
それで故人が「路面電車ファン」だったというのはうなずけた。
門前はたくさんの弔い客でいっぱいだ。
ロコ(桜井浩子さん)が私を見つけて寺の内に案内して下さった。
最期のお別れをして棺が打ち付けられ棺の上に花束が備えられた時、
木々の豊富な境内の上空ではカラスの鳴き声がもの悲しく聴こえ
ふっと「狙われた街」の葬式シーンの撮影時にタイムスリップした。
監督だったらこのロケーションをどう撮っているのだろう?
ふかんで撮るのかな?それとも下からあおって撮るのか?
いつしか監督が映画の一場面を撮っている意識の錯覚に陥っていた。
出棺の時、
喪主で女優の原知佐子夫人の最後のご挨拶は・・
「主人の作品には最初と最後に二度主演女優でつかってもらいました。
今日は最後の主演女優を演じている様です。」
・・のお言葉が監督と女優といった間柄で長年連れ添ったご夫婦の
ドキュメンタリー映画の終演を見ているようだった。
なきがらを乗せた黒塗りの車はプーーと悲しげなサイレンをならし出発した。
野辺の送りに後ろの男性のすすり泣きがきこえた。
司会をされた俳優の堀内正美さんも泣いていた。ロコも泣いていた。
皆泣いていた。
つい先日、11月20日「シルバー假面」の試写会があった。
会場から出てきた監督と眼が合った瞬間、はじめて監督から握手を求めてきた。
「体調崩しちゃってねぇ」
その手はとても冷たい手だった。
多分あの日が監督の肌に触れた最初で最後だったろう。
まさかあれが今生のお別れになるとは。。いまだ複雑な気持ちで一杯です。
ー合掌ー
告別式への参列ご苦労様でした。
世界一の長寿国とはいえ、命とははかないものです。
ウルトラの世界が始まって、早40年。
多くの先輩たちが築いてきたこの世界は、
スタッフ、出演者そしてファンに受け継がれていると思います。
きっと、天国から新しい演出を見てくれていることでしょう。
合掌
まだまだ数多くの作品を世に送り出して頂きたかったのですが・・・・。
余りにもお迎えが早かったですね。
合掌
ということで、まずは実相寺さんへのお悔やみを申し上げることに致しました。
セブンの「狙われた街」「第四惑星の悪夢」は子供のころから大好きな作品でした。私は65年生まれで物心付く前からセブンを繰り返し見てきた世代です。セブンという作品がこの世になかったら、私は全く違う人間として育ってきただろうと思います。
実相寺さん、ありがとうございました。
ウルトラマン&ウルトラセブンでも
風変わりな話しを演出していて大好きでした。
アンヌさん今週末に映画行きます。
それが追悼の意味も少しはあるので悲しいですが・・・
イメージがあります。 ウルトラセブンは何人かの
監督が手分けして撮ってますが、各監督によって
持ち味が違いますね。 狙われた街のアンヌは元気
で明るい通常のアンヌでなくて内省的な女性に描か
れてますね。 女優としてのひし美さんは多様な
表情を持ってますが、ひし美さんのそんな魅力を
引き出した監督の一人と言えると思います。
告別式には監督に縁の深い方々が参列なされたよう
ですが芸能関係の方はお世話になった方を大切にな
さいますね。 感性の鋭い人が多いでしょうから、
人の死というものに感じるところが多いのでしょう
か。
合掌
実相寺監督の偉業を心から賞賛いたしますとともに、ご冥福を心からお祈り申し上げます。
虚脱感も大きくなって来るような、
自分にとりまして
あまりに大きな存在でしたので
言葉にならないのが正直なところです。
マンもセヴンも怪奇も
子供のころに見て最も印象に残っていた作品の全てが
監督の演出作品でした。
今はただ安らかにお眠りくださいとしか
言えません。
監督、ありがとうございました。
実相寺さんにお世話になった知人も葬儀に行かれました。
実相寺さんがお亡くなりなる少し前に、宮内国郎さんもお亡くなりになったんですよね。
ウルトラファンにとってはWショックですネ。
天に逝かれても、また撮っておられるんでしょうね。
実相寺先生・・・私たちに夢をありがとうございました。
合掌
あの方にしか表現出来ない独特な感性をお持ちになられた、オンリーワンなスタイルが私には何事につけ、とても勉強させていただきました。
先生、今まで本当にありがとうございました。合掌