Annabel's Private Cooking Classあなべるお菓子教室 ~ ” こころ豊かな暮らし ”

あなべるお菓子教室はコロナで終了となりましたが、これからも体に良い食べ物を紹介していくつもりです。どうぞご期待ください。

ハーブ

2017年08月10日 | ヴァイパー(毒蛇)ワイン

ディグビィの料理書の中から“ホワイトポット”を選びました。

 

ホワイトポット;TO MAKE A WHITE-POT

クリームを3クォート用意して、そこに卵黄を12個、卵白を4個入れる。砂糖3/4ポンドとよくかき混ぜ、挽いたナツメグ2個、塩少量、洗っておいたレーズン1/2ポンドを入れる。乾かしたマンチット(白パン)を薄くスライスする。皿に入れて火の上で乾かす。それをクリームの上にのせる。パンの上に骨髄をのせて焼く。

 

我々が知っているレシピで言うと、トロトロのオムレツの上に薄切りのパンをのせてその上に(フォアグラのように脂っぽくて軟らかし)骨髄をのせて焼いた料理です。

かなり特殊な、この時代のイングランドにはない、どちらかというとスパニッシュっぽい料理です。

 

ロバート・メイ(Robert May, 1588-1664)はイングランド内戦(1642-1651)の間に合計13の貴族家庭でシェフを勤め、1660年にThe Accomplisht Cook を著しました。中世からの料理方法を継承しつつ他のヨーロッパのレシピを数多く取り入れています。1665年には彼自身の手になる最後の版を出し、1685年には461ページからなる第五版が出版されました。

    

1685年に出た第五版の料理書を使いました。

この中からディグビィのレシピと似たものを探してみました。

 

 

つづく。