Annabel's Private Cooking Classあなべるお菓子教室 ~ ” こころ豊かな暮らし ”

あなべるお菓子教室はコロナで終了となりましたが、これからも体に良い食べ物を紹介していくつもりです。どうぞご期待ください。

ハーブ

2017年05月29日 | セージ

前回 ( セージ  5/25 ) に書いたレシピと同じくスペインのレシピ http://www.cocinacaribe.com/tortellini-relleno-de-masa-de-cangrejo から

セージを使ってはいないが、別のトルッテリーニのレシピを取りあげて ”トルッテローニ、トルッテリーニ” とは一体どのような料理を指すのか確認しておこうと思いました。そのうえで自分なりの ”トルッテローニ” を作り出そう?と思います。

 

トルテッリーニのカニ詰め ( Tortellini Relleno de Masa de Cangrejo )

 

 

材料:

ドウ:

中力粉( 1 1/2 Taza )           200g

卵                    2個

塩                   1ts

ぬるま湯                50ml

オイル                 1TBS


フィリング:

カニの身                 900g

トマト                 2個

塩、ペッパー               ―

タマネギ                1個

レッドパプリカ             1/2個

トマトペースト             2TBS

ホワイトワイン              1/4C

砂糖                   1ts

オイル                 1TBS

 

方法:

フィリングを作る。タマネギ、パプリカ、トマトをソテーする。

ガーリックを細かく刻んで、オイル1TBSと一緒に茶色になるまで炒める。ワイン、を加える。カニ、砂糖、トマトソースを入れて塩、ペッパーで味を調える。

ドウを作る。小麦粉に卵、塩を溶かしたぬるま湯を入れ、オイルを加えて練りドウを作る。粉を振ってラップに包み一時間休ませる。 

ローリングピンでのばし、四角に切る。真ん中にフィリングをのせて折り、三角形を作る。隅を水で濡らして指で押し、三角形の隅を後ろで留める。

できたら粉を打ったトレイに並べてクックするまで乾かす。パスタ100gに対して1tsの塩を入れた1Lの湯を用意して茹でる。 マシュルームを入れたトマトソースと一緒にサーブする。

 

自分なりのレシピを作り出す?(作り出すっておこがましい!!これまで、料理人たちが積み上げてきた経験を引っ張り出しているだけなのです)が、まあここは好きに言わせてください。自問自答を繰り返しました。

卵を入れた典型的なドウ。小麦粉の量の割には多い水分で、柔らかいドウになりそう。しかし卵が入っているので茹でると歯ごたえがある仕上がり。まさにアルデンテ風に仕上がるだろう。” 滑らかだけど腰がある ” という感覚はイタリア人には通用しないのだろうか。・・・・・どんなパスタにしようかな? フィリングとの会話次第でしょうねえ。

フィリングの中に入っているカニの身が柔らかくなるようにワインを入れてさらに砂糖を入れた・・・良いアイデアだけどカニってそんなに固いの? 200gの小麦粉を使ったパスタドウで900gのカニとトマト2個、タマネギ1個を包むことができるだろうか。余程煮詰めないとトルッテリーニの中には詰めることができないのではと少し心配。(実は一回トルッテローニを作ってみたのです)

ミトラ( 司教冠:mitra )に似た形をしたトルッテローニ。日本の幽霊がしている ”  天冠 ( 三角巾 ) ” とは違う。そのようにフィリングもイタリアっぽくしないと、" トルッテローニ " が " 餃子のトマトソース和え " になるかも。・・・・これを救ってくれるのは、「バターとセージの組み合わせ」。後ろから頭を「ガツン」と殴られたような衝撃を忘れずに、これを中心にパスタとフィリングを決めよう。

料理を作ることに少し慣れてくると、定石にしがみつくようになります。自分で自分を縛るという、自虐行為に「しびれる」て得意満面。一歩も動けなくなるのです。「そんなことはない」と言っている人間は既に縛られている人間です。私の言葉ではないですが、「アホ程、自分は賢いと思っている」というのを最近耳にしました。顔がほてる思いをしました。

トルッテローニのレシピ、時間がかかりそうです。 

 

 


ハーブ

2017年05月25日 | セージ

セージ

 

 

庭のポットにセージの葉がのびやかに育っています。毎年決まった使い方しかできていなかったのですが、イタリア料理専門のブログの中の一欄に “ セージ (Saivia)” の記事がありました。“ 肉の臭みをとる効果があり、すっきりとした味に仕上がります。鶏肉やウサギのサルミソース(肉をレモンやお酢、香味野菜と共に煮込んだ料理)には欠かせないハーブです。バターとも相性がよく、肉を使ったラヴィオリ、パスタのバターソースに使います。” の文章に触発されてセージのレシピを少し調べてみました。 

 

スペインのレシピから;

セージとバターソースで和えたクリーミィクラブトルテッローニ※ ( Tortelloni de cangrejo cremoso, salsa de mantequilla y salvia ) を取りあげました。

※ トルテッローニは豚のロース肉、生ハム、パルミジャーノ・レッジャーノ、卵などを詰めるトルテリーニとよく似ていますがもう少し大きく、ポルチーニやクルミなどの食材を詰めて作ります

 

http://elestimulo.com/bienmesabe/tortelloni-de-cangrejo-cremoso-salsa-de-mantequilla-y-salvia/ から

 

  

材料:

チョップしたクラブスティック   300g

中力粉              3カップ

クリームチーズ          1カップ

ヤギのチーズ           1/2カップ

バター               4TBS

チャイブ(みじん切り)       2TBS

セージ               8枚

卵                 2個

オリーブオイル           ―

塩、ブラックペッパー        ―

 

方法:

1. クラブ、クリームチーズ、ヤギのチーズ、チャイブ、塩、ペッパーを混ぜる。

2. 小麦粉、塩、卵、オリーブオイル1TBS、水4TBSを混ぜて10分間練る。ボール

 に入れ、ラップで覆いをして30分間静置する。

3. 軽く粉を打ってドウを厚さ2mmに延ばす。

4. ペイストを6cm角に切ってタネをのせる。四隅に水を付ける。

5. 向かい同士の隅を合わせて三角形を作る。三角形の両端を合わせてトルテッロー

 ニを作る。(三角形を作った後、180℃ひっくり返して両端を付ける方法もあります)たく

 さん沸かした湯の中に塩1tsを入れて5分間茹でる。

6.フライパンの中にバターを溶かして、少量の塩とペッパー、セージの葉を入れる。水2TBS

 を入れてかき混ぜる (エマルジョン化する)。 パスタを入れて30秒間ソテーする。

 

フィリングの内容を変えて、私好みのレシピにしたいと思います。

 

つづく。