超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

秋只中に作る数句

2021-10-26 06:51:36 | 自作俳句
秋真っただ中なので俳句歳時記で作句する。

故郷を遠く離れて火も恋し
北風に吹かれて歩く冬支度
弥勒面 子の手を引いて豊年祭
カーテンを開けると見える朝の月
ボロ雑巾バスを乗り継ぎ紅葉見る
面影を忘れられない秋思い
心なし消え入りそうな秋の蝶
自然から甘露滴る熟し柿
ふさぐ日もなぜか嬉しい栗の菓子
街角で行き交う頭上七かまど
通勤の悩みを忘れ秋桜花
お御籤の待ち人来たり白粉草
一枚の葉も胎蔵のさや隠元
雪が降る前の幕間に 草紅葉
思い出を繋いで見せる数珠玉花

お御籤の待ち人来たり白粉草忘れられない思い止まらず

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2 コメント

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Unknown (クリン)
2021-10-27 08:23:42
おはようございます✨
今回は色々思い出しながらお作りになられたっぽくて、クリンのもうそうもふくらみました🎈🐻⤴
秋なんですね・・🍂✨(いつもですがどれもすばらしいです⤴✨✨)
angeloslennonさま(←sってつけたほうがいいですか?)にしてはめずらしくファッションの句がひとつもなくて思わず2回見直しましたが、「ふさぐ日もなぜか嬉しい栗の菓子」に、さいこうに共かんいたしました✨✨✨✨←芋じゃないところに🌰(芋も好きですが💛)
ちなみにうちのチット、昔金沢の「鈴木大拙館」に行ったらしいのですが、あまりにさむい日でちょっとの間しかいられなかった・・と言ってました⚠(お庭に水がはっているらしいのです。もし行かれるさいは長居できる季せつにお出かけくださいませ⤵)←その前に「大拙」が鈴木さんのことでなかったらすみません💦
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Unknown (angeloslennons)
2021-10-27 09:02:19
クリンさま
呼び名は、横文字でも、超人日記でも構いません。
クリンさんの蝉の小説楽しく拝見しています。
読女のクリンさんに、拙句をご評価いただき嬉しい限りです。いつもファッションの句があったかな。なかなかシュールな句が書けなくて。大拙はもちろん鈴木大拙です。金沢の大拙館、寒かったのですね。暖かい時期に訪れたいです。北国では雪虫という虫が飛び、冬は間近と告げています。栗のお菓子で乗り切ります。
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