超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

チャーリーパーカーでご機嫌

2023-05-31 05:04:10 | 無題
本を読むときにブックオフやインターネットで取り寄せた
安いCDをBGMに流している。
最近では、やはりNOT NOW社のチャーリー・パーカーの
2枚組ベスト「ネスト(鳥の巣とベストを掛けている)」が
最高にご機嫌な音楽だった。
チャーリー・パーカーは「バード」という彼の伝記映画の
サウンドトラックしか聞いたことがなかったが、
今回、ベスト演奏を取り寄せてみて、さすがモダンジャズの
創始者と呼ばれる人だな、と大いに納得した。
ベスト盤でジャズを聴くのは本筋から言えば邪道で、
やはり、ミュージシャンごとに年代順にちゃんとアルバムを
そろえて聞き、共演者も併せて曲順も演奏も記憶して、
「あの頃の~は」みたいな一端なことが言えて初めて、
ジャズ好きを自称できるらしいが、それは今時コスパが悪い
ので、激安のいい演奏の年代バラバラ、アルバムもバラバラの
ベストで楽しむのが私の常となっている。時々大友良英さんDJの
ジャズのラジオを聞くのが楽しみである。

つんのめる疾走感のご機嫌なチャーリーパーカー日々を弾ませ
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白鳥の湖の映像にさ迷う

2023-05-30 05:05:28 | 無題
ニジンスキー版バレエ・リュスの「牧神の午後」の映像がなかったので、
YouTubeでキーロフ・バレエ団の「白鳥の湖」を見る。フェドトフ指揮。
音楽・チャイコフスキー。
舞台装置や衣装は古典的様式。
村祭りの踊り。スペードの悪魔みたいな人物が群舞のなかに居る。
王子様に悪魔は杯や十字弓を渡す。
王子様は村の若い娘と踊る。
第2幕は湖畔で王子様が踊る。テーマ曲流れる。
王子様の所に、梟ふくろうの悪魔に白鳥に変えられたオデットという娘が、
現れて踊る。美しい舞い。続いて、白鳥の群舞。
オデットと王子様はまた踊る。恋の舞い。
王子様と別れて、オデットは去っていく。
場面変わって、お城にて、王子様は宮廷の娘たちと踊る。
そこに、オデットそっくりの梟の悪魔の娘が現れて、王子を惑わす。
終幕、湖畔にて。
白鳥の群舞。白鳥と黒鳥の群舞。
オデットの独舞始まる。梟の悪魔がやってくる。
王子様が再び湖畔に現れて、オデットと恋の舞い。
梟の悪魔が間に入り、二人の仲を裂く。
オデットは息絶えそうになるが、王子は悪魔を倒し、
オデットは人間の娘に戻り、王子と結ばれて踊る。
手足の動きの曲線や直線や跳躍が美しく、群舞の統一感も見事。
黒い鳥人間が梟の悪魔でオデットを白鳥に変えたことは、
解説を読むまで気が付かなかったが、大体大筋は見て取れる。
この舞型と身体技術を習得しておけば、後々多くの舞踊の糧となる。
長かったが、美しい舞いのドラマだった。

一時間半の長篇白鳥の湖を見て夢に漂う



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ブーバーの説く、対話の神秘

2023-05-29 06:08:09 | 無題
読みたいと近頃思っていた、マルティン・ブーバーの
入門書、『ブーバーを学ぶ人のために』を読む。
基本的に、「我と我」「我と汝」
「我とそれ」の三つの事態がある。
「我と我」とは、私が私であること、加えて自分との対話を
指している。
「我と汝」とは、私とあなたが対話して成り立つ世界
のこと。ブーバーは、ここを重視して、対話の思想家と言われる。
さらに言えば、根源的な「汝」として、神の深淵がある。
ブーバーが、現代の神秘家と言われる所以ゆえんである。
最後の「我とそれ」の「それ」とは、対象一般や、対象化された相手を指す。

「我と汝」の対話を何より重視するブーバーは、我とは今躍動する私であり、
汝とは今躍動するあなたであるとと捉える。
「あなた」との対話なしに「私」は成り立たない。「あなた」とのかかわりの
なかで「私」は生きられる。このことは、主著「我と汝」の根幹をなす。

ユダヤ教を支えとするブーバーにとって、神とは「永遠の汝」であり、
いま話している「あなた」の奥にある深淵である。
ブーバーは、クリスチャンではないが、聖書とは「我と永遠の汝」の対話の書であり、
キリスト教徒は「永遠の汝」をイエスを中心に捉えている、と共感を示す。

対話の哲学者の稀有な思想を、ブーバーのなかに見いだせる。


汝との対話を抜きに我はなく汝の奥に深淵がある

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日記短歌・花写真

2023-05-28 08:02:48 | 自作短歌
往年のバードの映画音楽を聞いて以来のジャズのフレーズ
琥珀色かすれた古い録音のクレンペラーの演奏で起き

部屋のすみ僕を忘れたかなというチャーリーパーカー紙ジャケの笑み
散歩中出会った花を写し取り今住む町のアルバムができ

著作集まだ積んであるブーバーの入門編の読本を出す
バルトーク、コダーイたちが採譜した小品たちに学ぶ教育

パルロフォン初期LPにこだわって青年たちはいま過去を聞く
幸せを届けるクリームパンを食べようやく馴染む越して来た町

ツイッター試しに自分のアイコンを自画像に変え恥じて取り止め
新宿のきれいな喫茶検索し位置情報を見てメモに書く

家の書庫余った本を百均の箱に収めて寝る場所を作る
アイスモカ街角で飲み止まり木でリスの形のクッキーも買う

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週末のエブリデイライフ

2023-05-27 19:27:45 | 無題
今日は、ほぼ一日、クレンペラーのブルックナーを聞いていた。
午前中は、パンカフェまで歩いて、ちくわパンを食べてきた。
パンにちくわが挟んであって、ちくわの輪にシーチキンが入っている。
この商品、札幌の行きつけのベーカリーが初めに考案したと
地元のTVで言っていたが、全国津々浦々で売っているところを見ると、
そうではないらしい。札幌のベーカリーで食べたときは感動した。
越して来た町のパンカフェでも、ほぼ同じ味だった。
明日は、一週間後に来ると言われていたチャーリー・パーカーの
2枚組ベストCDが早くも到着するらしい。(570円ぐらい)
『ブーバーを学ぶ人のために』が積ん読状態なので、
近いうちに読み切りたいと思う。
今日は、らじる・らじるの聞き逃しサービスで、
和田唱君の「ディスカヴァー・ビートルズ!」50分を
聞いた。番組内容は面白かったが、
パソコンの電源が途中で落ちてしまった。
このパソコン、ほぼ未使用だったが、2016年製なので、
そろそろ寿命なのだろうか。
取り敢えず、明日のパーカー2枚組ベストに期待したい。

越して来た町にもあったちくわパン懐かしく食べモダンジャズ待つ
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