超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

エデンの園的な世界観

2021-10-25 20:35:29 | 無題
中古で買った、名言集「はじめての大拙」読み耽る。
自然ということ。あるがままに伸び、溌剌として生きる。
禅とは、その核心はことばにできぬものである。
蜜を舐めたことのない人に、その甘さを伝えることはできない。
ヒマラヤの山で修行しなくても、道端の葉っぱを見て
この世の深いところに触れることもある。
禅とは、生命の核心をつかむことである。
等、書いてあった。
私が思うには、禅の修行をすることだけが、
心の目を開く道ではないはずだ。
闇や苦悩や理不尽を経てきて、
挫折したものを乗り越える人は、
寺で座っていなくても、世界の奥の
エデンの園に気づき、現実の背後のエデンの園に触れ、
一個人として生き、没するだろう。


万物はエデンの園より生まれ出てエデンの園へ帰り安らぐ

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