超人日記・作文

日々の随筆の合間に、短歌や俳句も登場します。

歳時記俳句・列車窓

2024-07-04 00:03:13 | 自作俳句
青垣の剪定をする鋸の音
涼風に吹かれて騒ぐ竹の波
町の奥鵞鳥の顔が横並び

早苗生う田にぽっかりと夏の雲
公園を鷺が横切る夏の空
熱暑には工事現場の陶器仏

うたた寝に撫子草の様な人
鷺草の揺らめく中を午睡かな
絵手紙で知らせたきかな梅鉢草

注意報出れば中止の夏歩き
中庭の白き舞踊や薄雪草
夏水仙眺めて涼し列車窓
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