超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

雪溶けを集めて早し春の川

2022-03-31 14:52:55 | 無題
今日は午後、作文を半分済ませ、住宅街を歩いて、
雪の八割がた無い道を通り、ふくろうの置き物に
挨拶し、雪溶けを集めて早し春の川を渡って、福住
へ行き、福住珈琲焙煎店に入る。

褐色に燻された店内で春の陽差しを浴びて、
モーツァルトのBGMを聞きながら、マンデリン飲む。
モーツァルトはピアノソナタと四重奏とディベロッティメント
が掛かる。この店は、なぜかブルーノートのジャズか
モーツァルトが流れる。

スマホで検索して、明恵上人の本をお気に入りに入れる。
スピノザ、ヘーゲル、ハイデガーの系譜、
ロック、バークリ、ヒュームの系譜、
アレオパギタ、聖ベルナルド、エックハルト。

先々、リタイアしても、調べたいことは山ほどある。
80歳ぐらいになったら、心晴れわたる老賢者として、
にこにこ暮らすつもり。

雪溶けを集めて早し春の川 焙煎店で夢をまた書く
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本を並べて地図を描く

2022-03-28 14:51:38 | 無題
持っている本を選んで、並べ替えて、本棚に改めて立て掛けてみる。
そうすると、予想外に自分の考えが文脈を持って浮かび上がってくる。
まとまった時間、たとえばお盆休みに、この頭に描いた地図を
文章化すると、仕事作文がひとつ出来上がる。
そのようにしてできた仕事作文で、去年の春書いたのが
今春に公開されたのに気づき、徐々に結果が出ているのを
嬉しく思う。
今、頭に思い描いている作文地図は、この春には間に合わないので、
次のお盆休みにでも組み立てしようと思っている。
二つのアイディアがあったが、もう後がないので、
自分が言いたいことを、思い切って試してみようと思う。
通常仕事期間中は、それだけで手一杯なので、
やはり構想だけ練っておいて、お盆休み辺りに
集中して仕上げようと思う。残された手持ちのカードを
一つ一つ切るしかない。
そんなことを、ケンプの月光ソナタを聞いて、考えている。

持っている本を選んで並べ替え頭のなかの地図を引き出す
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雪溶けの頃のワクワク感

2022-03-26 05:42:55 | 無題
札幌の地元っ子には、雪が溶けて地面が見えてくる、ワクワク感があるらしい。
そういう感覚は実に微笑ましいけど、私の場合、春からの仕事が億劫だな、
とか考えてしまい、純粋に春の訪れを楽しめないのが、惜しいところだ。
それでも、春服の装いになり、町なかに花の開花が目立ち始め、
ついに桜が咲く、五月の連休ごろには、札幌の春もいいな、と休日には
思う。
そこまで行くのに、通常仕事に、無事着地していなければいけない。
3月の終わりは、上半期の仕事が本格化するまでに、何とか調子を整え、
自分を納得させる季節である。
やがて、雪が溶け、去年の落葉が雪の下から顔を出す季節になる。
月寒川沿いを散歩して、花のつぼみをみつけるのも、ほっこりする。
花は梅も桜もあれもこれも、五月の始めに一斉に開花する。
目を見張る生命の発露である。
長い寒さが終わり、ようやくいい季節だ、という地元っ子のワクワク感に
一票を投じたい。

雪が溶け道の地肌が見えてくる春来る頃のこの躍動感
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雪持ち笹と春待ち草

2022-03-23 05:47:38 | 無題
雪持ち笹という手ぬぐいの図柄がある。
実際、冬や春に歩いていると、雪と笹の組み合わせを見掛ける。
近所の専門店街の小物屋さんに雪持ち笹の手ぬぐいがあって、
私も一枚入手して、日々使っている。
こういう意匠は、北国ならではの風流と言える。
その店では、珍しい古い絵本が、ちょっと高めの値段で売っていた
時期があって、宇野亜紀良画の「ぼくのスミレちゃん」
などを店頭で知り、通販で安い品をみつけて、サイン本を
入手したりした。
冬には、札幌らしい着こなしがあって、暖かいけど、
なるべく着ぶくれしない服にする。寒さのピークが過ぎたら、
防寒も大事だが、身軽な格好をする。
雪の時は余り傘を差さないで、撥水のコートや帽子で
多少雪をかぶっても、建物の入り口で雪を手袋で
払い落として、平然と入場する、など北の暮らしの
コツもここ数年で慣れた。年に一度は、痛く転ぶけど。

坂道の雪持ち笹に頬緩む 北の寒さも直終わるはず
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遠くの山系と雪割草

2022-03-22 06:11:27 | 無題
札幌は、昨日の午後から、晴れ。
薄い水色に、遠くの雪残る青い山系が見える。
勤め人としての未来や、原稿の行く末など
いろいろ未知数な要素はあるが、
気分を刷新したい。
オーマンディ・コロンビア・レガシー
という120枚組のCDに引かれたが、
懐が厳しいので、自分の持っている
ボックスセットを引っ張り出して、
味わい尽くそうと思う。
そこで昨日は、ブルーノ・ワルターの
コロンビア録音全集77枚を出して、
CDをCD番号順に並べ替えて、
ブルックナー4番=CD55をみつけて
聞く。
その音の深さ、温和さ、初期ステレオのよさが
聞き取れる逸品。教養娯楽本は余り読む余裕がないが、
そのうち西行の作品紹介をしたい。

先々の行方は知れず雪割草 春来る前にてにをはを直す

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