クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

蝉の鳴く小説・10(荻原浩『蟬鳴くや』感想)

2021-10-21 | 本と雑誌

「首斬り」が、関係する・セミ小説を

もう一ぺん(編)

 おぎわらひろし(荻原浩)の『蟬鳴くや』

レビューいきます


 主人公は、江戸時代のサムライと、
現代の中学教師

(異色のダブルキャストです

 この二人・・、どちらも

運のない人たちで

日常的に 

イヤな「職場」で

人から 軽んじられ

追いつめられた・あげく

 

一人は、理不尽きわまりない・せっぷく(切腹)を 強いられ

一人は、上司・同僚・生徒・保護者から 四方がためにされる。。

 

(あ~やだ・・)


 主人公の一人である・現代の中学教師が、うさ晴らしのために

切り刻んでいた・クスノキ

は、

数百年前に

武士のむざんな・さいご(最期)を見た、

同じクスノキで あった・・

 二人の頭上には、わんわん・鳴きしきる

セミが 無数に、、

 


という

イマドキの作家さんが 

書きがちな、

いや~な気もちにさせられる

クセモノ小説です。。

 時をこえ、人間の念が 交さく(錯)する

「連作短編集」の中のひとつ

だったから

もしかしたら ほかに

後口の良い作品も 

あったのかもしれませんが・・

 クリンたち、さいしょに読んだ、このセミの話で

むね(胸)悪くなってしまったため

あとのは 読みませんでした。。

 

 

【おすすめ度:全部読んでないから正しく評価できないけれども、

 

 

 

(※次回、吉村昭『油蝉』を、レビューします

 

 

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蝉の鳴く小説・9(『首斬り浅右衛門人情控』千野隆司・感想)

2021-10-19 | 本と雑誌

はむろりん(葉室麟)の『蜩ノ記』

と 同じ、小説NONに

けいさいされ

人気だったという・時代げき(劇)に、

『首斬り浅右衛門人情控』という

たんぺん(短編集)が あります。

(千野隆司っていう作家さんが 書いています

「首斬り浅右衛門」というのは、

江戸時代 

牢屋の死刑執行人だった

やまだあさえもん(かんじ:山田浅右衛門)


 歴代の山田あさえもんは、徳川家の下

もっとも・人間の肉を ぶったぎっていた人間

の はずですが、

中でも

(安政の大獄の刑死者を斬った)7代目は、

小説やドラマに よく出て来ます

 本作も、「第7代山田浅右衛門」

を 主人公として

7話からなる・処刑秘話が 

そうさく(創作)されており

「蝉の音」は その最後の小話です

 

<かんたんに、あらすじ>

 小悪党の兼次郎は 処刑直前、「自分を売った人間への報復

を 口にし、

わらいながら、斬首されます

が、

数日後・・

実際に その人間が殺され

浅右衛門は(だれが手を下したのか?)

を 捜査する。


そんな内容。


 作中で、セミのことを

「生命の最期の煌めきを、鳴くことでこの世に伝えていた」

って 

書いていたから、

処刑が決まってなお

にくい相手に「最期の一矢」をむくいた・小悪党

が、

セミと重なるってことだな

読者は 気づきます

 すぐにドラマ化できるタイプの

小説でしたね



【おすすめ度: ひと通り全話読まないと入り込めないオムニバス形式の最終話のため。】

 

 

 

(次回は、荻原浩『蟬鳴くや』を レビューします。よく電車の車内広告で目にする・作家さんです

 

 

 
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月うさぎの和菓子(十三夜)

2021-10-17 | グルメ

<秋のおやつ・・🍡>

もうすぐ・十三夜

ということで、

 クリン、和菓子を 買ってきました(鶴屋八幡の上生菓子です)

 銘:「すすき野」と、

 こっちは、「月兎」

 もちろん「お月さまから、ポーンって 地上におりてきた・ウサギちゃん

です

・・だと思います。)

 しかし・・クリンは、このウサギちゃんに 

わるいことを

してしまいました

 ついお月さまの部分を

食べてしまったんです

 ・・・故郷の月に、帰れなくなってしまった

月うさぎ・・

 (・・・・・。)

「どうしてくれるんだよおお」

「🐻ごっ、ごめん これからは地球で、クリンたちが

一生めんどう・見るから、ゆるして

クリンは あやまりましたが

 

(その、数分後

このウサギまんじゅう、黄身餡なんだね 美味しいじゃん

 

(ウサギは、家ぞくに 食べられてしまいました

 

 

※・・次回、ブックレビューにもどります

 

 

 

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ハーベスト・タイム

2021-10-14 | 歳時記

 気分てんかん(転換)に

さんぽに 行ったら・・

 

近所の、地主さんちの 花だん(檀)が 秋めいていました

 

 ・・見えにくいでしょうが、

キレイな、青いちょうちょ🦋も 

飛んでいて

(・・ポカポカ・あったかいし

なんか、良いお日和だな

クリンは、うれしくなりました

 そんな・秋の本日・・

 家にかえって・食べた、ハーベストは、さいこう(最高)に

美味しかったです

 

 

 

 

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蝉の鳴く小説・8(『八日目の蟬』角田光代・感想)

2021-10-12 | 本と雑誌

「蝉のなく小説特集」を 始めたら

取り上げなければ

ウソになるのに、

(・・あらためて手にとる勇気が持てない。。

という名作に、

角田光代の『八日目の蟬』が あります


 主人公は、不倫相手の子どもを お(堕)ろした女。。

 

ある日、

不倫相手の奥さんが産んだ・赤ちゃん👶を 

連れ去り、

5年間の逃亡生活を 送ります

 って、書くと

デストロイヤーな女の、スキャンダラスな誘拐事件

イメージしてしまうでしょうが、

そんなんじゃ・ありません。。

 この主人公・・、もし・フリン
していなかったら、

だれか良い相手に めぐりあい

幸せな家庭を きずいていたであろう

ふつうの女性です。

 

だから、

さらった赤ちゃんを よく・お世話し、

心からあいして

まるで「本物の母親」みたいに なります

 赤ちゃんも👶、彼女を無心にあいしたので

ニセの母子なのに

二人は かたいキズナで 結ばれるのでした・・

(※彼女が警察に捕まるまで)


「この本を読んだ時、自分がどのような立ち位置か

ライフステージによって

受け止め方が ことなるでしょうが・・

 

おそらく・・

多くの読者が、主人公に 肩入れしてしまう、、

 角田光代の上手すぎる書きっぷり

が 

つみ(罪)深い・・

 

 

角田さんは、

・無私の愛とは何か

・親子の絆とは何か

・母性とは何か

・ひいては女性って、どんな生き物か

 本しつ(質)的な問いを

連ねていて、

読者のハートを 

ドスッと、突いて来ます

 

クリンたち、

この作品を 読んで、

角田さんは、このさい

「かくたみつよ」という名前はやめて、

「つのだみつよ」に変えた方がいい。

って

思いました 

 

(だって、すごいツノをもってるんだもん この人・・)

 『八日目の蟬』は、「檀れいのドラマ」や

「永作博美の映画」でも 

みましたが、

みてから だいぶたつのに

その切ない印しょう(象)を 忘れられません。

 そうその時初めてみた、

独身時代の、だんれい(檀れい)が 放っていた

とうめいかん(透明感)に

ドギモを 抜かれたものです

(・・白い三つ折りソックスがあんなに似合うなんて

さすが、タカラジェンヌ

 

って、、

 

非常しきにも、この「誘拐女」のことを、

めちゃ・応えんしたものです

 



【おすすめ度:一読の価値あり。 けど、ウツなストーリーなので

 

 

(次回は、ふたたび・時代小説に戻りますその前に、ちょっと・気分転かんに行って来ますね🐻

 

 

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蝉の鳴く小説・7(中山可穂『蝉丸』・感想)

2021-10-10 | 本と雑誌

前回、取り上げた

百人一首のせみまる(蟬丸)

 

びわ(琵琶)の名手であった彼から

秘曲を伝授された

と いうのが、

きぞく(平安貴族)の みなもとのひろまさ(源博雅)・・

 そんな今昔物語集』のエピソードを

ほんあん(翻案)し

今、大流行のBL小説に 

仕立てた

小説『蝉丸』を、今日は 取り上げます

(中山可穂『悲歌(エレジー)』より。)2009年の小説です


 小説に出てくる「蝉丸」は、

19さいのシンガー。

天上の声の持ち主で、女とみまごう美形男子

です。

(※美形男子 BLあるあるですね)

 彼は、有名音楽家を父に持ち、かなりズタズタな家庭で

成長したため

ゆいいつ、子どものころから・守ってくれた大人男性

「宮本博雅」を 

あいするようになりました

(※明らかに、上記の源博雅のもじりです・・ちなみに、博雅は蝉丸バンドの音楽プロデューサーをやってます

 ・・クリンたち、(ボーイズラブ)

って、

よくわかっていませんが・・

 

この作品に かんしては、

実にうまく男性が男性を愛する心理が描かれているな

と 

思いました。

 現実のBLは・・、
小説に描かれているような

「そこに向かってつきすすんでしまう、どうしようもない理由

なんて、

存在しないのかも しれない。。


もっと・・

本能や、

官能にもとづく

ラノベな世界なのかも しれません。。

 

 

この小説に出てくる「蝉丸の愛」は、

不幸な生い立ちをもつ人特有の

とぎすまされた・あい(愛)であり

その、

ギザギザで

「純度の高い愛」を ぶつけられた時

 相手はそれが、たとえ・同じ

社会的に 受け入れられない・ほん(奔)流で 

あったとしても・・

 

常しき(識)を ふりかざして

逃げをうつことなど、

ゆるされない

 

(と・・、

 

ミョ~に 読者にナットクさせてしまう、上手な心理描写攻めで丸め込んできますこの作者さん


 蝉丸(19歳)は言います。


「ぼくは、ぼくのことを百パーセント受け入れてくれる人としか、そういうことできない。」
「ぼくは、98パーセントじゃいやなんだ。それじゃ安心できないんだ。」
「百でないならゼロでいい。わずかでも欠けた愛なら欲しくない。そういう相手と出会えないなら、一生セックスなんかしなくてもいい」

と。

 100%のこだわりなど、

どこかに行ってしまった・大人たちからしてみれば、

(んあっ


な、けっぺき(潔癖)発言ですが、


 そんな、けっぺき性、ピュアさ、ひけめ、こじれ

タブー

くなん(苦難)

それでもつらぬく・いし(意思)

ドトウの如き、こっぱずかしい・セリフの数々・・

 

それら・王道の品目が

ふじょし(腐女子)の どうこう(瞳孔)をひらかせるポイントなのかもしれないな👀

 

なんて・・

 

ちょっと・べんきょうになりました~

 

 

【おすすめ度: 生臭さが少なく、BL初心者の方でも大丈夫でしょう🔰】

 



(次回「蝉の鳴く小説特集・8」は、角田光代の『八日目の蝉』です

 

 

 
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蝉の鳴く小説・6(近松門左衛門『蟬丸』感想)

2021-10-07 | 本と雑誌

前回取り上げた、『源氏物語』・・

 人妻のうつせみ(空蝉)光源氏が、別れた後、

おうさかのせき(逢坂の関)で すれちがうシーンを

読んでいて、

ある歌が よみがえってきました。

「 これやこの 行くも帰るも別れては 

知るも知らぬも 逢坂の関 」

 

せみまる(蟬丸)の歌です。

 百人一首かるた中、もっとも名前に

インパクトがあって

子どもたちに 人気のある・せみまる、、

 クリンたちも、幼き日

坊主めくりで 

さんざん・楽しませてもらいました

 

せみまるの 

この歌は、

「関所で行き交う人をみていると、それぞれに人生があるんだよね ただすれ違っているだけだけど、、」

という、

ふとした・かんがい(感慨)を 

よんだものですが・・

 

 今も 駅や交差点を 歩いている時

同じ気持ちになることが あるから

なかなか、

ふへん(普遍)性のある・和歌か

存じます

 さて そんな・「蟬丸法師」ですが、

どんな人だかは よくわかってなくて・・

 

わずかに

『今昔物語集』や『平家物語』、能やカブキで 

断片的に 語られるのみ・・。


・天皇の子かもしれない

・逢坂山に住んでいた

・目が見えない

という以外は

てきとう(適当)に そう(創)作されています。

 中でも、いちばん「脚色度」が高いのが

ちかまつもんざえもん(近松門左衛門)

の「蟬丸」ですが、

これが

 蟬丸がすげー女たらしで、妻や浮気相手からの怨念をうけ、

盲目になったところで、勅命により逢坂山に捨てられる

という・・

因果応報の物語

 

だったので、

 おもしろいとは 思うけど、、そんなふうに書くなんて、

近松もんざえもん(門左衛門)って、

せみまるに、何か恨みでもあるのかな

気になりました

 坊主めくりの時、「蝉丸」を引いて、いつも

負けていたとかね

 

 

【おすすめ度:古文が読める方に・・

 

 

(次回は、中山可穂『悲歌』を レビューします 現代の小説です

 

 

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蝉の鳴く小説・5(『源氏物語』箒木・感想)

2021-10-05 | 本と雑誌

 うつせみ(空蝉)・・それはセミのぬけがら。

「仏教的無常観」をも かんじさせる、

この生命の いぶつ(遺物)に、

衣を脱いだ女のイメージを 

重ねたのが、

むらさきしきぶ(紫式部)です

 
彼女の『源氏物語』・・

そこに、「空蝉」という名の、人妻が出て来ることを、

ご存知の方は 多いでしょう。

 

~復習~

 

 主人公・光源氏は、さかりのついた17歳

たまたま泊まった家で出会った人妻「空蝉」に

夜這いをかけ、

その貞操を うばいます。

 うつせみは美人じゃないけど、ものごしに風情があり

たしなみも そなえていたので 源氏は気に入り

(またあいたいな~)と、

気軽に手紙や、使いを送りますが

拒まれます

「すべての女は俺になびく

と 

信じていたのに、、



鼻っ柱を折られた源氏は

業を煮やして 

再び 夜ばいをかけたけど、、

 うつせみは間一髪気づいて寝所から

逃げてしまったのでした。

 

はおっていた衣を 一枚だけ残して、、



(※この衣がセミの抜けがらのごとき・うすものだったので、

彼女は「空蝉」と 呼ばれることになりました


思い出しましたでしょうか?

 うつせみは、きまぐれな源氏の心を

見抜き

(中級貴族の妻にすぎない自分が、遊ばれたのに本気になったら、みんなからバカにされちゃうな・・

と・・

本当は、

若く美しい貴公子に口説かれて 

うれしかったけど

二度目の一線は こえさせないのでした。

 拒否されたことで、かえって・うつせみを

忘れられなくなった源氏は、

数十年後、

尼になった彼女の、生活のめんどう(面倒)を こっそりみる・・

という

大人の親切で むくいます。

 源氏のかりそめの相手となって・忘れられた女たちは

たくさん・いたのに、

一度きりではあったけど、

一生 忘れえない存在になった・うつせみ。。



 去る時に、
本心のかけらともいうべき

衣を のこしていったの

よかったのかも・しれません。

 


そんな・テクニシャンな彼女は 

夫の死後、

「義理の息子」から 迫られたりしているから

(地味だけど、やはり・・男好きのする、何か美味しい魅力をもった女性

だったに ちがいない。。)

 

と・・

千年もの間

読者に もうそう(妄想)を 与えつづけてきました

 『源氏物語』54帖中いちばんのやり手だな

クリンたちが 考えている、とう(登)場人物です

 

 

【おすすめ度:言わずもがな

 

 

(※次回は、近松門左衛門の『蟬丸』のレビュー、いきます

 

 

 

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『007』ボンドガール・ランキング♪(ダニエル・クレイグ編)

2021-10-03 | 映画

 10月1日は、ものすごい雨が ふっていましたが

クリンたち、「映画・007」を 見に行きました

 ダニエル・クレイグの出えん(演)が、

今回で、さいごだからです

「ショーン・コネリー以後にジェームズ・ボンドなし

という

固定かんねん(観念)を くつがえした

ダニエルボンド・・

 

さすがに、

(ああ~・・もうギリギリだなあ~)という年れい(齢)に

なってしまったけど、

 彼ほど オメガの価値を高めた有名人はいない

(今回も、カッコよかったです

 しかし 映画のレビューは、するつもり・ありません

「内容を教わっちゃうと、観る気なくす」

って、いうし

今回の「007」は、まさに・集大成そのもの

といえる

(うぉ~~~)な、スペクタクルでしたから

ご自分で、みたほうがいいです

 そこで、ググっとガマンして

今日は、こっちも 集大成

勝手に、ボンドガール・ランキングを やっちゃいます

 

(クリンたち、そもそも・ボンドの活やくよりも、ボンドガールが好きなんですよね🐻

 

 物語をもりあげまくってきた美女たち・・

彼女たちの どこかステキだったか

ランキング形式で、語らせていただきます

 

だい(題)して

「ダニエル・クレイグ時代のボンドガール、ベスト5~

 

第5位:レア・セドゥ

 前回に引きつづいてのボンドガールである、マドレーヌ役の女優さん 決して整った顔立ちではないのに、くずれるような肉体美がありました「スペクター」で披露したシルバーのドレス姿は、圧巻でしたね

(彼女の登場にボンドが見とれて立ち上がるシーンが好きで、クリンたち、録画で10回くらい見直しました

今回のノー・タイム・トゥ・ダイでは、ボンドガールの域を超えた女性になったな・・と感慨深かったです(ああ、これ以上は言えない~

 

第4位:モニカ・ベルッチ

 映画界・伝説の美女とはいえま・さ・か50歳でボンドとベッドイン

ハラハラしました 「スペクター」にちょい役で出てきた殺し屋の未亡人・ルチアです 美しかった~ 

(年は年なりですが、、顔にしわができていてもボディは保たなきゃダメだよな~と、全世界の女性を反省させましたね

クリンたち、あの脚線美をたしかめるため、録画で20回くらい見直しました

 

第3位:エヴァ・グリーン

「カジノ・ロワイヤル」で、若き日のボンドの恋人として出てきた、ヴェスパー役です

歴代ボンドガールの中でも、トップ3に入るであろう魅力あふれる彼女は、キレイ・かわいい・知的と三拍子そろってて、なおかつ純粋という、ステキな人クリンたち、総合評価では一番好きです(でもボンドガールは刹那的な恋人でなければならないという考えから、この人を泣く泣く3位にしました~

カジノで大勝負をやっている最中なのに、あの悪党ルシッフルをも集中力を切らしたほど、紫色のドレスがお似合いでしたね(クリンたち、録画でこのシーンを30回は見直しました

 

第2位:ベレニス・マーロウ

「スカイフォール」で、極悪人の愛人をやってた・もと売春婦のセヴリン役です

ボンドに出会ってしまったことで、翌日には殺されることになりますがすさまじいウェストの細さ!背中ガバ空き・総レースの黒ドレスを完璧に着こなしていて、本当に夜の女の最高峰という妖しさでした

(クリンたち、彼女が、マカオのカジノのバーでボンドに口説かれるシーンが好きで、録画で40回くらい見直しました

 

第1位:カテリーナ・ムリーノ

「カジノ・ロワイヤル」に出てくる、悪党の妻・ソランジュ役です

サブ的な役柄で、時間にして合計15分しか出てきません・・

その美貌には、目が釘付けになりました~~~

この人も、ボンドに出会ってしまったことで翌日には殺されることになるのですが、、このゴージャスすぎるセレブ妻の気だるい色気は、半端じゃなかった 歯の白さも

(クリンたち、ピンク色ドレスの彼女がボンドの視線で落ちるシーンが好きで、録画で50回くらい見直しました

 

てなわけで・・

 クリンたちみたいに、「目の保養」目的で、「007」をみ(観)に行っている

そういう・お客もいることを お忘れなく・・

 

カントクさん

これからの「007」、どうなってもかまわないけど、

ボンドガールだけは、「どひゃ~~」っていう美人を えらんでください

おねがいします🐻

 

 

(・・・好きな映画をみた後で、レビューしないでガマンするって、けっこう・キツイですね

・・次回、ブックレビューにもどります はあ。。

 

 

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蝉の鳴く小説・4(横溝正史『空蟬処女』感想)

2021-10-01 | 本と雑誌

 押川春浪(おしかわしゅんろう)

と 同じく、

戦前モダニズムの流れをくむ

ミステリー作家・よこみぞせいし(横溝正史)の短ぺん(編)に、

『空蟬処女』

というのがあります。



 よこみぞ(横溝正史)なのに、ミステリーじゃない

しかも、セミが出てきて鳴くわけでもない・・

 

のですが、

かの大作家の、記念すべき金田一シリーズ・一作目『本陣殺人事件』

言ってみれば、着想の原点にある・旧家のお話

なので

けいい(敬意)を表して

取り上げたく 存じます

 場所は、岡山県、時は、終戦直後・・

という、

「横溝定番」のセットの中に 広がる、

世にも美しい女性の素性をめぐる物語

は、

これといった・ストーリーてんかい(展開)もない、

淡々とした

口伝のごとき・短文なのですが

 作者(横溝正史)があいした、

岡山県の景色の美しさ

品のよ

ぼうとう(冒頭)数ページに きらめいていて

ステキです

  今宵は中秋の名月である。

そして新聞のつたうるところによると、今日はあたかも二百二十日に当たっているという。

しかし、天われら日本人をあわれみ給うたか、軽羅(うすもの)のような雲、空になびいてはいるけれども、台風の余波とてもなく、

まったくお誂え向きのおだやかな中秋名月である。」


から始まって、


 宝井其角の「名月や畳のうへに松の影」という

句につながっていく

日本語のたしかさ

 さすが昭和の作家・・。

そよう(素養)のちがいを

かんじます

 小説の核にいる「謎の美女」は、くうしゅう(神戸大空襲)で

たいへんな目にあい

ぬけがら(頭が少し脱け殻)に なってしまった。

だから、

「空蝉処女(おとめ)」と いうのですが、、

 戦争の時は、日本全国にこんな哀れな女たちがいたことを一筆のこしておきたかった。」


 ・・そんな、大作家の気持ちが 伝わって来ました

 

【おすすめ度: ストーリーがあまりにシンプルすぎるので、

 

 

(※次回「蝉の鳴く小説特集」は、『源氏物語』に出てくる、あの女人(空蝉)を、とりあげます「うつせみ」って言ったら、あの人ですよね

 

 

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蝉の鳴く小説・3(横田順彌『蟬時雨』感想)

2021-09-29 | 乗り物

ふじさわ周平による・名作蝉しぐれ』

 同じタイトルをもつ短ぺん(編)『蝉時雨(せみしぐれ)』。

 

セミ、というより 

スズメが目立っている小説

なのですが、

おもしろいので ご紹介しておきます


 作者は、横田順彌(よこたじゅんや)

という、

おじいさんになっても、少年の心をもちつづけている

SF小説家さ

です。

 横田さんは「押川春浪」(という、実在の冒険小説家)

に あこがれて

自らも、

古典SFの作家に なりました

こちらの「押川春浪回想譚」は、

そんな横田さんが、

心の師押川春浪を 主人公にした、トリビュート作品です

 

 <さっくり・あらすじ>


主人公は

明治時代に「冒険小説ブーム」を作った

売れっ子作家・押川春浪

 

いつも不思議な事件に遭遇し

怪しい世界を かいまみています。



 彼は、明治31年に高知県でおこった、
雀の合戦

という、

二万羽の雀たちが 互いに空中で攻撃しあい

五千羽くらいが討ち死にした

世にも奇ッ怪な 事件のナゾに

迫り

 そのスズメたちの 異常行動のうらには、

「闘争心をかきたてる薬の研究をしている

という、

ある老人の

狂った実験が あったことを

知ります・・

 その実験は やがて・スズメの合戦どころじゃなく

アレや、アレ

引きおこしていく・・

(ええっ!?アレや、アレまで!??

 

・・・・・びっくりな結末。

 


セミは?というと、

とうさく(倒錯)の「中盤以降」をもりあげるBGM

として、

ジャージャー鳴きまくる・・

 

そんなかんじ。

 「遊神女、幽霊船、恐怖病、曲馬団・・etc」

全部

奇妙で ワクワクしてしまう

和の幻想アイテムを、

「原稿用紙25~40枚」で 小さくまとめた

アンソロジーは、

 子どもだまし、ではなく

明治時代の研究もしている作者の

しんけん(真剣)な「時代考証」が 

つめこまれた

 「大人の奇想小説集」なのでした

 

【おすすめ度:なかなか。

 

 

(次回セミの鳴く小説特集・4は、横溝正史の『空蟬処女』です

 

 

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蝉の鳴く小説・2(『蜩ノ記』葉室麟・感想)

2021-09-26 | 本と雑誌

長い間、想い合った、ふくと文四郎『蝉しぐれ』の恋人たち

同じような シチュエーションに

おかれながら

プラトニックラブを つらぬき

「主人公らが清廉すぎる」と、林真理子先生に 評された⤵️

という

直木しょう(賞)作が あります。

はむろりん(葉室麟)、『蜩ノ記』です

 ↑

「ひぐらしの記」って読みます

 

シシシシシ・・・・

 時は、江戸後期

舞台は、大分の小藩

主人公は、藩内の抗争でライバルにハメられた お侍です

 

このお侍、

とても有能で 人柄も良く、

民からもしたわれた、武士のかがみたる人物

 

でしたが

主君の側室との不義密通を うたがわれ、幽閉されました。



「家譜の編纂が終わったら、切腹して死ね」

と 命じられ、

主君の家の歴史しらべに あけくれる日々、、

 

本当は、不義密通なんてしていないのに、

うたがわれた相手の「側室」のことを 昔好きで

自分の心を

ちらりと明かしてしまった・・という事実に

責めをかんじ

 

あえて 弁明しないで、

処罰を 受け入れていたのでした。。

(マジメな主人公なのです

 幼なじみの側室との秘めた想い合い
藩内の陰謀と、

それに巻き込まれる不遇の傑物

そして無念は晴らされる⤴️

だけど切ないおわりかた⤵️

 

というのが・・

『蝉しぐれ』(藤沢周平)と 丸かぶりといえば

そうだし

主人公の侍が郡奉行をつとめている

のも、

『風の果て』(これまた藤沢作品)を 思い出したりもするから


(・・作者は、藤沢周平へのオマージュのつもりで書いたのかな?)

いっしゅん、気にはなるものの・・

そこはまあ、どうでもいいんじゃない?

って くらい、

ステキな 言葉の数々が ちりばめられてて、


 いつもの、はむろぶし(葉室節)が 鳴りひびいています

 

(カナカナカナ・・)


 名言1
「この世に生を受けるひとは数え切れぬほどおりますが、

すべてのひとが縁によって結ばれているわけではございませぬ。

縁で結ばれるとは、生きていくうえの支えになるということかと思います。」


(はっ←気づき

 名言2「ひとは哀しいものです。たとえ想いが果たされずとも、生きてまいらねばなりませぬ。

されど、自らの想いを偽ってはならぬと思うております。

そのこと、お許しください。」


(はっ←共感

 名言3「心がけの良き者はより良き道を、悪しき者はより悪しき道をたどる」


(はっ←戒め

 いちばんの名ゼリフは・・

お侍が「不義密通」の ぬれ衣を着せられる

幼なじみの側室との

会話の部分なのですが、

人に教えずに、心の中に しまっておきたい」

しん(親)友チットが 言っているので、

気になる方は 読んでみてください

 

 ちなみに 歴女でもある・うちのチットは、

かふ(家譜)をまとめあげるお侍の、

「起こった事実をできるだけ正確に書き残さねば、意味がない」

というスタンスに、

「まったく、その通り

さんどう(賛同)していました。

 

 

【おすすめ度:わりとマジで

 

(「蝉の鳴く小説特集」 次回は、横田順彌の『蝉時雨』を ご紹介します あまり知られていない作家さんでしょうが、なかなか・おもしろいんです

探偵モノですよ

 

 

 

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蝉の鳴く小説・1(『蟬しぐれ』藤沢周平)

2021-09-23 | 本と雑誌

「蝉のなく小説特集」

と きいて、

10人中・3人は 思い浮かべるのが、

 ふじさわしゅうへい(藤沢周平)の

『蟬しぐれ』では ないでしょうか

 組しき(織)のしがらみや 忍たい(耐)を描き

サラリーマンから「絶大なる支持」を えてきた

時代小説家の、

代表作にして

めずらしく をテーマに 持ってきた、

江戸時代小説

 

それが、『蝉しぐれ』・・

 もちろん おなじみ、うなさかはん(海坂藩)が

そのぶたい(舞台)です。

 

<あらすじ>

 主人公、牧文四郎(まきぶんしろう)は、

藩の抗争で死んだ父の

汚名をそそぐ日を 待ちながら、

剣の修行に励む

若き藩士

 

隣家の娘・ふく

淡い想いを よせあっていました。

 が そのふくに、「殿のお手」が 

ついてしまい、、

(文四郎ショック

 ・・文四郎は、思うままにならない・己が境涯を

辛く思いながらも

牧家復興」のために、

精進し続けます

 ・・苦しくとも、真っ当に生きようとする

文四郎のすがたに、

読者は 心打たれ

価値ある生き方を 見いだす。

 

それは、

「藤沢周平の十八番にして、王道楽土なる物語

ですが、、

 

この物語の「心臓部」は、そういった大筋ではなく

セミがなく、

2つの名シーンにあります。

 

 一つ目は、、切腹した父のいたい(遺体)をはこぶ

10代の文四郎のもとに、

少女ふくが現れ、

いっしょに「梶棒」を 押してくれるシーン

(泣けます

 もう一つは・・

40代となった文四郎とふくが

今生の別れをする、

夏の宿での シーンです。


「お福さま」となった・ふくは、

との(殿)亡き後、

かみを下ろして 尼になる直前に、

文四郎に「会いたい」と 手紙を書きます。

 

自家の再こう(興)を果たし

身分と妻子をえて

安定期に入っていた・文四郎ですが、

ふくにあいます。

 20年ぶりの かいこう(邂逅)を果たした、ふくと文四郎

 

二人が

せみしぐれの中で どんな言葉をかわし、

かわさなかった時を どんな風にすごしたか、、

 

淡々と書かれていますが、

クライマックスです

 

「藩主の側室」だった女性が、

主の死後とはいえ

自分に情をもつ男性と 密会する・・

 

それが

どれほどのかくご(覚悟)をもっての行動であったか

 

ふくと同年配以上の

女性になら

わかるでしょうが・・

 

 けっきょく、再会のこの日が

今生の別れに

なってしまった二人が、

のち、

せみしぐれを きくたびに

どんな想いを めぐらせたか・・?

 

一生分のよいん(余韻)

を もって、

物語は まくを 閉じます・・

 

 

 

【おすすめ度:まあまあ。 

こんだけ・盛り上げておいて、かの名作を「まあまあ」なんてよく言える・・ってお叱りはごもっともですが

小説よりも、NHKドラマが良かったんですよねめずらしく原作を超えていた、内野聖陽×水野真紀のドラマは、ドキドキの逢瀬が映像化されていました

 市川染五郎×木村佳乃の映画版もありますが、「こっちはちょっと・エロさが足りない」って、うちのチットが言ってました~👩

 

次回は、葉室麟の『蜩ノ記』を、レビューします

 

 

 

 

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蝉の鳴く小説特集、はじめます。

2021-09-22 | 本と雑誌

セミの赤ちゃんの話

をしたら、

思い出してしまいました

(・・そういえば、クリン、

去年の夏、

『蛍が出てくる小説特集』してた時、

「来年の夏は『蝉の鳴く小説特集』、やりま~す

とか 

言ったな・・)

 

って。。

 

 もう9月下旬・・季節外れもいいとこ

ですが

今から、やらせていただきます

 

「蝉の鳴く小説の、ブックレビュー」

 

 

(次回、第1回目は、藤沢周平『蝉しぐれ』からスタートです 18冊くらい、取り上げます

読書の秋へ、レッツラゴー

 

 

※お知らせだけなので、今日はコメントらん、お休みします

 

 

 

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セミの赤ちゃん

2021-09-19 | 日記・エッセイ・コラム

 先日、こんなことがありました。

 

セミの赤ちゃんが、

道路を おうだん(横断)していたのです。

 

(ヨチヨチ歩いてどこへいくのか?)と見守っていると、

桜の木のところへ 行きました。



だれに 教えられるでもなく

木をめざした、

セミの赤ちゃん、、

 

サケが、生まれた川にかえってくる

という話もですが・・

 どうぶつ(動物)の本能っていうんでしょうか?

(ふしぎだなあ・・)

と 

クリンは思いました。



そして、

家に入る前

ふと・空を見上げると、

 

月が ぼわんと 浮かんでいたんです。

 

 

で、、

クリンはいよいよ(この世界、ふしぎすぎると 思いました。

 


(よくよく考えれば、
なんであんなものが 宙に浮いているんでしょう

 

神さまっていそうですね、このぶんだと・・)

 

 長く、心にのこりそうな、この夏の思い出でした。

 

 

 

 

 

 

 

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