超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

ロミオとジュリエット・悲恋の原型

2021-09-30 15:38:18 | 無題
午後、時間が空いたのでシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を読む。
ジュリエットが終盤、なぜ仮死状態になる薬を飲んだのかと言えば、
神父が二人が駆け落ちして町から出るために策を練って、
ジュリエットに仮死状態になる薬を飲ませた。
そうとは知らず、ジュリエットが死んだと思い込んだロミオは
服毒して死に、目覚めたジュリエットはロミオの死を見て短剣で
自ら命を絶つ。
不倶戴天の敵どうしである両家の娘と青年の恋物語であり、
その一途な恋は甘美で、逢瀬は甘く、若い二人は向こう見ずで
闇雲である。
決定的な不幸をもたらすのが、ゾンビになる薬で、
そのせいでうまく行きかけた恋が台無しになる。
全体のトーンは軽く、喜劇的な両家の家来の科白が
陽気である。
割と軽いタッチの小品ではあるが、純愛と悲恋は印象的で、
数々の名ゼリフとともに、古典として永遠化している。

おおロミオあなたはどうしてロミオなの?悩める恋が永遠化する
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マクベスの戦慄を読む

2021-09-27 15:26:17 | 無題
午後、時間が空いたので、シェイクスピアの『マクベス』を通して読んだ。
いや、怖いなぁ。
ギリシャ悲劇よりよっぽど怖い。
権謀術策、疑心暗鬼、下剋上のるつぼである。
こういう話は、ギリシャ悲劇にはない。
登場人物が病的すぎる。
それにしても事件の運命の糸を握る魔女たちは妖しいな。
見てはいけない世界を見てしまった感がある。
シェイクスピアの悲劇は、今で言えばサイコキラーの話
である。
古典の名作というのは、お上品ではなく、
露骨に猟奇的である。
結局、そういうのが、後世に残ったりする。
かなりヤバいやつである。

人間の心の闇を魔女は言うきれいはきたない逆もまたある
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シェイクスピアの魔物考

2021-09-23 14:33:33 | 無題
今日は休日で、ちくま文庫の全集から、シェイクスピアを
4冊ほど選んで取り寄せている。
同時に、河合隼雄氏の「快読シェイクスピア」も買った。
シェイクスピアには亡霊や魔女が多く出てくる。
その意味する含みを知りたいのである。
歴史家ミシュレの「魔女」も併せて読みたい。
ヤン・コットの翻訳の解説書も読んでみたい。
シェイクスピアに出てくる得体の知れないもの
の正体を知りたいのである。
日頃の仕事で難解書はまとまった時間がないと
読めないが、シェイクスピアの戯曲なら、
多少、疲れていても読めそうな気がする。
そのうち考えがまとまったら、得体の知れないもの考
を書いてみたい。

暗がりに佇んでいる亡霊や陽気な魔女をじっと見つめる
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テレワークと札幌人の友だち

2021-09-21 18:06:41 | 無題
コープの2階の服飾店サンキで取り寄せた服は止めて、
同じメーカーの色違いの薄雲色の夏ジャケット
を選んで帰ってくる。軽くて薄くて着心地最高。
結局これで夏ジャケ探しも一応打ち止めだ。
明日はリアルワークで出勤である。
テレワークとリアルワークの繰り返しだが、
感染者数も急激に減ったし、近々リアルワークに
一本化するかも知れない。
方針が決まらないのが、ワーカーとしてはキツい。
準備やら、心づもりやらが翻弄されるのだ。
今日はコープに行こうとして公園を通らずに
ぐるっと回ったら、幼稚園があって行き止まりで、
結局、公園を通ってコープに着いた。
随分、遠回りしてしまった。
最近、札幌人が友だちになってくれたので、
クビになるまでは札幌で暮らそうと楽観視している。

来年は薄雲色の服を着て真夏を駆ける夢を見ている

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北の木立と服といい便り

2021-09-20 06:01:39 | 無題
昨日の日曜日の昼食は、函館のお土産のラッキーピエロの塩ラーメン。
乾麺なのに茹でると生ラーメンになる。
中央公園に行き、木立を歩く。大きな白いキノコが2つ生えていた。
構呂木みたいな虫が歩いていた。
ホウの木のホウ葉も見る予定だったが忘れてしまった。

公園の近くのコープに行き、スーパーでマルサンの赤味噌255円
買う。八丁味噌みたいな味だろうか。宇部南部煎餅と、小松の厚焼き
ピーナッツ煎餅各110円ほどで買う。大体同じもの。

2階の服飾店サンキに灰色のオスカーの夏ジャケットが
あって試着した。すごく涼しくて軽くてよかったけど、色が
灰色だったので諦める。
帰ってサンキの店舗案内を見て、市内の店に電話すると、
オスカーの夏ジャケットの涼色の在庫があるというで
コープの店まで取り寄せてもらう。
すでに同型の別色を試着しているのですごく涼しくて軽いのは
確実だ。涼色が、許容範囲だといいな。

夕方、部屋の奥から、秋に着れそうな服を2・3取り出してみた。
伊勢丹で買ったスコッチハウスの服はヨレヨレだったので
近くのホワイト急便に750円で出してくる。
その他、シンプルライフの秋服が現役で使えそうだった。
気分転換に中央公園の林を見に行ったのに、服のことで
頭がいっぱいになった。たまにそういう日がある。

夜、久しく音信不通の方から暖かい便りを頂き、
感無量だった。ハッピーエンドの一日である。

夜9時からN響とパーヴォ・ヤルヴィのヘルトのスンマとニールセンの不滅と
シベリウスのバイオリン協奏曲をEテレで観た。
今日は粛々と通常仕事に戻る予定。

草深い木立のあとで洋服を探し歩くが夜便り来る
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