超人日記・作文

日々の随筆の合間に、短歌や俳句も登場します。

ちょっとご機嫌な一日

2024-03-31 22:49:49 | 無題
旧年度最終日の日曜。
今日は、いいことがいくつかあった。
まず、大手通販で格安で入手したベージュの
夏ジャケットが届き、私が長年探していた
理想の夏ジャケットだった。
すなわち、色がベージュで、テイラード型で
紙のように薄く、透け感があり、ちょっと
シワ加工がしてある。着てみたら、ジャストフィット。
長年探していた、ジャケットのイデアを入手した。
午後、それを着て町の奥まで歩いて帰ってきた。
夜、哲科の友人から電話が来て、本の今後の話、
アファナシエフの実況録音の話、ビートルズの
独自編集盤の話をして、楽しく電話を切る。
そのあと、西新宿のCD店の通販で、独自編集盤を
1枚買う。
今はアイス珈琲を飲んで、自分の行ったアファナシエフの
演奏会の実況録音盤を聞いて、幸せを感じている。
毎日こんなだと楽しい。遠くの友人も元気そうだ。

遊歩者のような暮らしを楽しんで蒐集物に我を忘れる
コメント (2)
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歳時記俳句・蒲公英

2024-03-31 00:03:04 | 自作俳句
春暁に年度終わりて朝の月
好天を今日連れて来る春曙光
楽園を束の間見せる諸葛菜

店先で雛菊に遭う幸運日
黄金の眠りに誘う春紫苑
蒲公英も道に咲き出す行き帰り

黒髪を思えばいつも霞草
大輪の花を咲かせるチューリップ
沈黙を苺の花は今も知る

よく見れば一つ二つと初桜
玄関の郵便箱に燕来る
薄青に遠くの峰も春霞み
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歳時記俳句・雨上がり

2024-03-30 00:03:37 | 自作俳句
雨上がり春木の緑露光る
春嵐眠りし魔物目覚め出す
通販で買いしジャケツを春日待つ

春光に意気揚々と靴の音
ミクロマン仕舞いて外へ春の午後
春の雨上がりてお茶に行く日和

晴れ上がりすっかり外は木の芽晴れ
催花雨でやがて目にする初桜
年度末あれこれ変わる気配する

若草や牧場の匂い家の外
食卓に盛られし朝の春野菜
追憶を春の星座に数え入れ
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歳時記俳句・春眠に

2024-03-29 00:03:25 | 自作俳句
春彼岸チーズとワイン父母の影
新年度転職なきや一年目
通販でまた取り寄せる春ジャケツ

ニーチェ逝く歳になりけり春の菊
春光に明日は向かわむ登山バス
お握りを持って岩場ヘ遠足に

遠き春行きし演奏盤廻る
春眠の夢魔の熱から今覚める
春風に平均律の穏やかさ

行き帰り見守っている雪柳
春靴で気持ち新たに草を踏む
歯を磨き春支度する清潔さ
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歳時記俳句・長閑

2024-03-28 00:03:11 | 自作俳句
春からの挨拶はこのクロッカス
陽も差して治る兆しの春の風邪
自生種の菫に会える登山道

転居など人様々な春休み
久々に春光眩し喫茶行き
ドア開けて見送る花は紅椿

家の脇ひっそりと咲くヒヤシンス
人の庭肩寄せ合いて蔓桜
早朝の焼き立てパンも長閑なり

要もち垣根を歩き珈琲ヘ
新年度近づきて朝炬燵取る
山吹に隠れて笑う佇まい
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