超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">ハイティンク初出音源、目覚まし時計、高田漣</span>

2013-10-28 00:05:06 | 無題

ハイティンクのベートーヴェン全集が郵便で来るまで、ヴィルヘルム・ケンプとケンペンのピアノ協奏曲を聞く。
充電ができないデジタルオーディオの修理で、メーカー&家電店に電話を掛ける。
郵便局のページをネットで見ると、「午前中指定が間に合わないので明日配達予定」と検索画面に書いてあり、慌てて今日の午後の配達を頼む。
ヘルマン・ヘッセの「わが心の故郷 アルプス南麓の村」を読む。フォルクマール・アンドレーエがマーラーを指揮したときに、ブゾーニが話しかけてきたと書いてある。アンドレーエは、世界初のブルックナー全集の指揮者。アンドレーエとヘルマン・ヘッセは友人だという。知らなかった。
ふだん履いている靴を注文。午後、郵便局の宅配で、ハイティンク&ロンドン・フィルのベートーヴェン全集が来る。
ベートーヴェンの英雄をウォークマンに入れて、聞きながら隣町まで行く。
デジタルオーディオを家電店に修理に出し、鞄店で登山メーカーのリュック買う。
目覚まし時計を購入した服屋でその時計の修理を依頼すると、同製品があるので無料で交換してくれるという。今時珍しく気前のいい良店である。ベーカリーでパン・ドゥミ3枚買って帰る。
帰ってハイティンク&ロンドン・フィルのベートーヴェン交響曲全集聞く。
適度に遠くから聞こえてくるような良いマイクの位置で、ざらつきと光沢を感じる、70年代特有の好録音。演奏は、適度な高揚感。
ミレー社のバッグにも惹かれる。
ナポリタンソースに特濃ケンちゃん豆腐を入れて食べる。
夜、たまたま聞いていたラジオが、NHKFMのライブビートで、出演が高田漣のライヴだった。
久しぶりにいいフォーク&ブルースを聞いて耳が釘付けになってしまった。
聞いた曲は以下の通り。まちぼうけ、七月、コーヒーブルース、鮪に鰯、エヴリシング・オン・ディス・アイランド、鯵、絵空事、野ばら、熱の中、リトル・ハワイ。
特に京都の三条のイノダコーヒを歌った歌(コーヒーブルースか)が良い。昭和の詩人の詩に曲をつけた一連の作品があり、山之口獏の「鮪に鰯」という詩を歌っていた(と思われる)。昭和を匂わす奥深いセンス。
独特のブルース&フォーク感覚があり、唸らされる。

初出の音源を手に目覚ましを取り替えて聞く三条のブルーズ



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<span itemprop="headline">大友良英、遠洋漁業、ジュリーニの名演</span>

2013-10-25 17:53:43 | 無題

先日、フルトヴェングラー・ザ・レガシーを聞きながらストア派の賢人の本を読んでいたら友人から電話で豪徳寺7時待ち合わせというが、6時半に着いてしまった。
友人がサンマルクカフェで特撮ドラマ「怪奇大作戦」の原作を読んで珈琲を飲んでいた。
二人で豪徳寺パティヤラパレス行く。
ダル・マサラ二人前、シシカバブ、ナンを頼む。
ダル・マサラが900円なので総額がいつもより安い。
大友良英がラジオで掛けたなんちゃってラテンの曲はエリック・ドルフィーのミュージック・マタドールという曲でカンバセーションズというアルバムに入っている、やたらと楽しそうに演奏している、
あまちゃんのオープニングのスカに影響を与えた曲だと話す。
友人はあまちゃんのサントラを改めて聞いたけど
「暦の上ではディセンバー」の電子音のイントロはサチコМの際どさが出ている、
サチコМを探求してみたいと言っていた。
今、世間で堺が話題になっているけど、「黄金の日々」は堺と呂宋(るそん)の話だ、
小説「山の音」を元にしたドラマ「愛の陽炎」のエンディングの作詞が松本隆だが、ドラマの内容と詞の内容が合ってない、
円谷プロのドラマ「緊急指令…」の最終回は「非行少女カオリ」で爆弾魔と付き合っている少女の話だ、最後は更生して無線隊に入隊するのが泣けた、
あまロスが心配だから最後まで録画を観終わらないつもりか、
「北へ行くのね、ここも北なのに」が遠洋漁業のおじいさんの話だとやっとわかったか、あれが一つの山場なんだと話していた。
友人はジャズの絵柄のTシャツを着て黒のジャケットを羽織っていた。
二人で計3800円払って、友人と別れてギュンター・ヴァントのブルックナー7番を聞いて帰る。
帰って、またジュリーニのブルックナー7番を聞く。
今日はエピクテートスの「人生談義」を読み、ジュリーニ&ベルリンフィルの第九聞く。珈琲飲む。
ジュリーニの田園、英雄聞く。
ハイティンク&ロンドン・フィルの幻のベートーヴェン全集が来るのが待ち遠しい。

あれこれとよもやま話終えた後真夜中に聞く曲も切なく



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<span itemprop="headline">ジュリーニのブルックナー7,8,9番に浸る</span>

2013-10-22 20:48:23 | 無題

ジュリーニのブルックナー、7,8,9番を聞き終える。
7番は意外とあっさりしていると評判だが、結構まったり感ある。
ジュリーニのブルックナーはもちろん遅いが、ブルックナーは遅い演奏に事欠かない。
その点ジュリーニだけが例外ではない。ジュリーニのベートーヴェンは驚愕だが。
ジュリーニのブルックナーの8番も遅いが疲れるほどではない。
ブルックナー9番はスケール感あり、壮大。
最近ロリン・マゼールのブルックナー全集から9番も聞いたが、けれんみのある大見得を切る演奏。
その点ジュリーニはインテンポでレガート奏法で我が道を行く。
私はギュンター・ヴァントのブルックナーをこよなく愛するがジュリーニには違った良さがある。
ウィーンフィルはギュンター・ヴァントが正確にピッチを合わせるのを嫌ったという話だが、ジュリーニとは相性がいいらしい。
ウィーンフィルとブルックナーをもう数曲録音してほしかったがそういうことにこだわる性格ではないらしい。
ジュリーニの4番、5番も聞いてみたいが。
ジュリーニの演奏は荒波に耐える人の憩いの故郷である。
ブラームス、ベートーヴェン、と来てブルックナーをようやく聞いた。
ジュリーニのブルックナーは好みが分かれるが私は繰り返し聞いている。
聞くたびに発見があり、感涙ものである。
ギュンター・ヴァントのブルックナーには深淵があり、ジュリーニには永遠がある。
今日もまたジュリーニを聞くために椅子に座る。
そして再び夕映えの美しさに浸るのである。
ジュリーニの演奏は大きな遺産である。
私もまたこの巨匠の夕映えの美しさのとりこになってしまった。
悠久の時間が時空を越えて流れてくる。

今日もまた音盤に針を落として涙腺を緩めて淡い郷愁に浸る



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<span itemprop="headline">オクラのカレー、エリック・ドルフィー、過去の再燃</span>

2013-10-16 23:39:18 | 無題

今日は夜友人と待ち合わせて豪徳寺に行く。
サンマルクカフェでプレミアムココア340円を飲んでメモ書きする。
ジュリーニのベートーヴェン集めた、ブーレーズのマーラー買い換えた、ハイティンクのベト全買うと書く。友人が早く来て豪徳寺パティヤラパレスに行く。珍しく店長がいた。
オクラとジャガイモのカレーとナンとシシカバブと汁なしチキンを頼む。
友人は久しぶりに下北沢のイーハトーブに行ったと言う。
あまちゃんの録画早く見てくれよ、やっと「三代前からマーメイド」のところまで来たのか、あれと「春子の幻影がそれ以降現れることはありませんでした」で号泣だ、
次の回も泣けるから見てくれ、北にいるのになぜ北に行くのかわかって納得なんだと言う。
私は大友良英のあまちゃん特集のラジオを聞いた、
エリック・ドルフィーが前衛なのに珍しくラテンをやってるのがあまちゃんのオープニングのスカに影響を与えた
と大友さんが言っていたという話をする。
友人はその話は一本取られたな、サチコМさんもラジオに出てたとは驚きだと答える。
友人はライヴでトランぺッターの女性にサポートされて何年振りかで歌って感慨深かった、今度ギターの人とライヴをやるなど音楽の近況を話す。
私は今日新調したズボンとお気に入りのジャケットで出かけたが、ジャケットに食べこぼしをつけてしまい家で丸洗いする羽目になった。
友人はたけしの超思考と鷲田清一の京都の平熱を買って持ち歩いて読んでいた。
両方面白いと言う。
京阪神エルマガジンの京都ガイドのオレンジ本は改訂版が出ない、いい本だったが今では古いと言っていた。
二人で計4788円のところ、ポイント千円割引で3788円。十時半帰宅。
友人はエリック・ドルフィーのラテンに興味を持ったがなかなか聞けないのではないかと言っていた。
帰りにクーベリックのマーラー5番を聞いて帰った。帰ってジュリーニの田園を聞く。

前衛もラテンも語る友人の近況を聞き若き日の再燃



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<span itemprop="headline">ジュリーニのベートーヴェンの遅さに耽溺</span>

2013-10-10 21:31:43 | 無題

ジュリーニのベートーヴェンにはまっている。
ジュリーニはレコード会社やオケは異なっているが、ベートーヴェンの交響曲を全曲録音している。
ジュリーニのブラームスが遅いのは知っていたが、ベートーヴェンも超スローテンポで乗り切ってしまう
巨匠ぶり。スローテンポのベートーヴェンではクレンペラー、ザンデルリンクと並ぶ風格。
ジュリーニのベートーヴェン英雄を聞いてそのあまりの遅さに慄然とした。
遅いにも程がある。余りの遅さに小さな音で聞いているとやる気がないのかと勘違いしたくなる。
スカラ座フィルで大方録音しているが、第九はスカラ座フィルと残していない。
ジュリーニの遅いベートーヴェン、耽美的だ。
子どもにはわからない大人の楽しみだ。
背徳的な耽美感だ。
英雄、遅い。田園も遅い。第九も牛歩。
好みは分かれるようで、異様な遅さに対して、弛緩している、緊張感がない、肥大症だという声もちらほら聞く。だが、数百枚ベートーヴェンを聞いてきて思う。
この耽美的な遅さは奇特だ。ジュリーニの遅さは癖になる。
ザンデルリンクの遅さは飽きないがジュリーニの遅さは退屈と言う声もある。
私には退屈に聞こえない。悠久の時間が流れている。
英雄、田園、何度聞いても飽きない。一度聞くと、またもう一度、である。
永劫回帰の音楽化である。
悠久の時間の永遠の繰り返しに汝は耐えられるか。
私はジュリーニのベートーヴェンが面白くて仕様がない。
さすが巨匠である。夕映えの美しさ全開である。
廃盤のがちらほら有り、やや高値のが散見されるのが残念だ。
レコード会社の垣根がなくなり、全集化されると素敵だが。
録音全部、巨匠テンポで乗り切ってしまう大人物だ。
ブラームスもよかったが、ジュリーニのベートーヴェン、耽溺できる。

悠久の流れを運ぶ音盤を繰り返し聞き耽溺する救い



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