超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・積乱雲

2024-07-01 00:03:24 | 自作俳句
夏の本二十世紀に辿り着き
色の彩マティスの夏の装飾美
純朴で細かいルソーの夏木立

夏までも幾何学的なキュビズム派
夏暁に水分補給よく回る
夏曙光多声を放つ父バッハ

夏鴉行水をする水溜まり
尾が残る若き蛙や田植え時
北の町山紫陽花を部屋に置く

夏の本モダンアートを追加せり
命運が日々訪れる積乱雲
紫陽花の色褪せ始め六月尽
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