超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">ギーレンのEМIのベートーヴェン全集を聞く</span>

2016-07-28 22:14:48 | 無題

ギーレンのEМIのベートーヴェン全集持っている。箱付きである。
一枚ずつでも揃えるのが大変なのに箱付き全集は恵まれている。
ヘンスラーの新全集もあるが、私はEМIのドライな冷血系全集好きである。

ミヒャエル・ギーレン・エディションという文字が箱では紫。
以下5枚のCDにオレンジ、緑、青、赤紫、赤にミヒャエル・ギーレン・エディションと書いてある。
各写真が不気味で不穏なのがいい。

ギーレンは現代音楽も得意でベートーヴェンを振ってもギンギンにドライである。
顔も引退したマフィアみたいで怖いったらない。
このドライなギーレンのサクサクした演奏がベートーヴェンやマーラーの質感を劇的に変える。
スポーツカーででこぼこ道を疾走するようなスリルと快感がある。
DVDも出ているがとことん無表情。
でも地方オケのせいか観客の拍手が暖かい。
ギーレンも地方の観客を意識して結構サービス精神を出している。
SWRものはカール・シューリヒト時代から好きである。

ギーレンのブルックナーは4番は違和感あるが
5番7番9番はドイツ的でよかった。
8番も4番と同じように第一稿だがなかなか味わい深い。
8番異様に長いのである。
今では貴重になったEМIの箱付きベートーヴェン全集聞いて
ギーレンのような鉄人でも引退することに
思いを馳せて冷血系演奏の疾走感を味わっている。

強面の冷血系の名指揮者脇目もふらず走り続ける



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<span itemprop="headline">クーベリック・マーラー・ライブその他の置き場</span>

2016-07-21 19:37:10 | 無題

最近ラファエル・クーベリックのマーラー・ライブを聞いている。
1番から9番と大地の歌が発売されているが、4番だけ発売されてない。
8番だけSACDハイブリッド。
私は、このクーベリック・マーラー・ライブを中古CD店で1枚700円で買った。
アウディーテというレーベルから出ている。
私はこのクーベリックのマーラー・ライブが好きで、どれを聞いても
テンション上がってしまう。
ドイツグラモフォンの全集の渋い音色もいいがアウディーテのマーラー・ライブの
臨場感が素晴らしくよい。
最近最低限残しておきたい全集置き場を作ったが、その中にもアウディーテの
クーベリック・マーラー・ライブが場所を占めている(4番がないが)。
その他ギュンター・ヴァント・ライヴ、ブルーノ・ワルター・エディション、
クーベリック・シンフォニー・エディション、アンセルメ3箱などが鎮座する。
ピアノ曲ではニキタ・マガロフのショパン独奏曲全集、ヴィルヘルム・ケンプの
シューベルトとベートーヴェン新旧。クラウディオ・アラウのベートーヴェン、
ショパン作品集、モーツァルトピアノソナタ全集などである。
ベートーヴェンではザンデルリンクの交響曲全集。
ブラームスではザンデルリンク・ベルリン響の全集を全集置き場に置いている。
その他バーンスタインのチャイコフスキー全集とシベリウス全集も
外せない。
ハイティンクのフィリップス全集数種も必須である。
中でもクーベリック・のマーラー・ライブを思い出したのはじぶんでも
お手柄である。YAMAHAのデスクトップ・オーディオでも備え付けて
愉しい音楽ライフを謳歌したい。

意外にも気宇壮大な生演奏今に伝える稀有な音盤



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<span itemprop="headline">ラザレフ・日本フィルのショスタコーヴィチ15番</span>

2016-07-08 23:36:07 | 無題

ラザレフ・日本フィルのショスタコーヴィチ15番を聞きに行く。
5時35分新宿着き、C&Cでカレー食べ、
カフェ・ル・レでコーヒー飲んでメモ書きする。
四ツ谷から南北線で六本木一丁目駅着き、6時50分サントリーホールに到着。
1階19列10番席。グラズノフのバレエ音楽「四季」50分ぐらい聞く。
大盛り上がりだった。
だいぶお祭りのような音楽。
ラザレフ大柄だが、身振りは大きく精力的な激しい指揮ぶりでサービス精神がある。
休憩15分のあと、ショスタコーヴィチ交響曲第15番聞く。
余り聞き慣れていない曲。室内楽みたいに音数少ない箇所が多い。
ウィリアム・テルの引用など結構羽目を外しているが、
ショスタコーヴィチらしい緊迫感も聞ける音作り。
生演奏で聞くと何とも美しい楽器の粒立ちである。
グラズノフでは茶目っ気たっぷりのラザレフだが、
こういう難曲には真面目に取り組んでいるのがわかる。
新鮮な音楽体験だった。
結構ラザレフ・ファンも多く、ロシア語でブラボーを言っていた。
ラザレフは愛想がよく、グラズノフでは時折お客の方を見ながら指揮していた。
楽譜はめくっていたが、グラズノフの四季では熱中しすぎて余り楽譜を見ていない様子だった。
ショスタコーヴィチは多様な楽器が用いられていて、音の響きも珍しかった。
最後は長い静寂が会場を支配した。息を飲む終わり方。そして拍手喝采が起こる。
新鮮な演奏だった。
45分ぐらい掛けて終わる。
陽気なラザレフの割合深い印象のショスタコーヴィチ15番の余韻に浸りながら帰る。

新鮮な難曲の持つ奥深い余韻を胸に一日を終える



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<span itemprop="headline">復刻版それから、最近の曲、夏の遠景</span>

2016-07-07 17:33:20 | 無題

漱石の初版復刻版「それから」を千円で買った。
ショスタコーヴィチの15番をバルシャイ盤で初めて聞いた。
今度、このショスタコーヴィチ15番を演奏会で聞きに行くのである。
15番は引用が多くふざけているがショスタコーヴィチらしい緊迫感も聞ける。
カール・シューリヒトのシュトゥットガルト放送響のベートーヴェン録音聞いている。
カール・シューリヒト・コレクション第1集、第2集、コンサートホール録音集
揃えた。シューリヒトを聞いて憩っている。
講談社の難解書から一冊熟読した。
余り熱心に読み過ぎて寝不足である。
ハイティンクのマーラー・クリスマス・マチネ・ライヴがタワレコから復刻された。
タワレコさんグッド・ジョブである。
7月はバリリ四重奏団の芸術やミヒャエル・ギーレンのブルックナーが
届くことになっている。
グレン・グールドのバッハ・オリジナル・ジャケット10枚組から
平均律クラヴィーアを何枚か聞く。
この夏は良い夏にしようと思う。
「それから」の復刻版を読んだり、シューリヒト聞く暇がないが、
積極的に休むにはよいアイテムだ。
ギーレンのブルックナーは4番と8番が第一稿で聞き慣れないだろう。
シューリヒト、ワルター、ギュンター・ヴァントを愛聴する私だが
意外とドライな指揮者ミヒャエル・ギーレンも聞いてしまう。

気晴らしの曲や読書に憩いつつ助走をつけて遠景へ飛ぶ



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