6月2日金曜日の朝から雨が降り出し、午後にかけて風も強まり、夜間はそれなりに台風らしい悪天候でしたが、我が家にとってそれ以上の騒動が発生しました。
15歳7ヶ月の愛犬ごまちゃんの末期的症状というか、午前1時頃玄関内にいれておいたのですが、それまでぐっすり眠っていたのに起き出して騒ぎ、糞尿譚!
それでいったん雨の中外へ出して玄関内を大掃除し、敷物などをほとんどゴミ袋に入れて処分し、消毒したりもう大変。
そのとき気がついたのですが、彼はまったく眼が見えていない。
少しはぼんやりと見えていると信じていたのにどうも全然見えていないみたいなのです。
それで瞳をのぞきこむと明らかに中心部がブルー・グレーにかすんでいるようで白内障の様相を呈しています。
眼が見えないのでひたすら前進し、ちょっとした隙間にはまりこんで動けなくなりまた悲鳴をあげる。
水飲み場へ案内したところがぶがぶと大量に水を飲み、そのあとまた玄関に入れたらあっという間に全量吐き戻してしまった。
そこでまた大掃除。
さすがに本犬も疲れ切ったと見えていまは少し静かになっていますが、格闘し始めてすでに4時間近く経ち、私も体力の限界です。
先代の柴犬も15歳の直前まで長生きしましたが、最後の1年はこれに似た状態で苦労しました。
こんどの柴犬はまったく病気らしい病気をせず、性格も温厚で、とてもいい子でした。
それでもお迎えが近くなると一気にこんなふうになるんだと愕然たる思い。
人間も似たようなものなのか。
夜が明けたら動物病院に行って、先生に相談し、夜間眠れる薬を処方してもらおうかと迷っています。
なんとか安らかな時間を得られないものか。
ペットブームでみなさん素敵なわんこを飼っておいでになりますが、必ずくる終末期、大変だと思いますよ。
なにかの病気で早く寿命を終えた場合、少なくとも本犬の頭の中は正常なわけで、年をとってぼけてしまう悲しさはない。
私の場合、もう十分生きたと思うならば、誤嚥性肺炎の心配をして点滴や胃ろうにしたりせずにそっとしてほしい。
延命治療はやらず、まだ使えるなら臓器移植もいいと思っている。