さて、まだ続くウラ話(笑)
劇場編が終わったところで、
ちょっと時間を巻き戻して、
稽古場のあれこれでもご紹介したいと思います。
はじめましての顔合わせが終わって、
その翌日から1週間、
少し小ぶりのスタジオで、稽古がスタートしました。
まずは作品の土台をしっかり作るべく、
読み合わせやら話し合いやら、
そして立ち稽古に進んでいくのですが、
その前に・・・、
必ずやっていたのが・・・ゲーム!
シアターゲームと呼ばれるもので、
たっくさん種類があります。
とっさの対応力や瞬発力を高めたり、
全員の気持ちをひとつにするため、
なーんて、エラそうなテーマも、
ないワケじゃないんですが、
やってることは、きわめて簡単。
本当に単純なゲームです。
これは「人間知恵の輪」。
15~6人いるかな?
全員が自分の腕をクロスして手をつないで、
こんがらがった状態から、
普通の大きな輪になるまで、
知恵の輪のように解いていきます。
これも、何かをやってるけど、不明。
こうやって丸くなって、誰かを指さして、
みたいなゲームが多いんです。
この稽古前のシアターゲーム。
半分くらいのカンパニーでやっています。
ただ、カンパニーによっては、
変に目立とうとしたり、
相手を叩き落とそうとしたり、
はたまた、マジメにやらなかったり。
・・・みたいな人がいるんです
でも、それじゃ、このゲームをやる意味は、
まったくないんですよね。
余計なことを考えずに、
大の大人が本気になって、頭と体を使う。
これが必要なんですから。
一生懸命、夢中になってやって、
みんなでお腹が痛くなるほど笑って、
そして、ドンと稽古に入って集中する。
こんな単純なお遊びだけど、
意外にこんなところから、
カンパニーの「成熟度」が見えてくるんです。
<つづく>
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