望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話あれこれ<稽古場の14日間・シアターゲーム>

2016-03-30 21:49:48 | 舞台・ウラ話

さて、まだ続くウラ話(笑)

劇場編が終わったところで、
ちょっと時間を巻き戻して、

稽古場のあれこれでもご紹介したいと思います。


はじめましての顔合わせが終わって、
その翌日から1週間、
少し小ぶりのスタジオで、稽古がスタートしました。

まずは作品の土台をしっかり作るべく、
読み合わせやら話し合いやら、
そして立ち稽古に進んでいくのですが、

   その前に・・・、

必ずやっていたのが・・・ゲーム!

シアターゲームと呼ばれるもので、
たっくさん種類があります。

とっさの対応力や瞬発力を高めたり、
全員の気持ちをひとつにするため、

なーんて、エラそうなテーマも、
ないワケじゃないんですが、

やってることは、きわめて簡単。
本当に単純なゲームです。


これは「人間知恵の輪」。
15~6人いるかな?


全員が自分の腕をクロスして手をつないで、
こんがらがった状態から、
普通の大きな輪になるまで、
知恵の輪のように解いていきます。

これも、何かをやってるけど、不明。

こうやって丸くなって、誰かを指さして、
みたいなゲームが多いんです。


この稽古前のシアターゲーム。
半分くらいのカンパニーでやっています。

ただ、カンパニーによっては、

 変に目立とうとしたり、
 相手を叩き落とそうとしたり、
 はたまた、マジメにやらなかったり。

・・・みたいな人がいるんです


でも、それじゃ、このゲームをやる意味は、
まったくないんですよね。

余計なことを考えずに、
大の大人が本気になって、頭と体を使う。
これが必要なんですから。

一生懸命、夢中になってやって、
みんなでお腹が痛くなるほど笑って、
そして、ドンと稽古に入って集中する。


こんな単純なお遊びだけど、
意外にこんなところから、
カンパニーの「成熟度」が見えてくるんです。


   <つづく>




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パティ・デューク

2016-03-30 15:29:31 | 演劇・舞台・小劇場

「パティ・デュークさん死去 「奇跡の人」のヘレン役」

AP通信によると、
29日、アイダホ州コーダレーンで敗血症により死去、69歳。

ニューヨーク出身。
ヘレン・ケラーの生涯を描いた舞台「奇跡の人」のケラー役で注目を集め、
62年に映画化された際にも同じ役で出演、
16歳でアカデミー賞の助演女優賞を獲得した。

その後、テレビシリーズ「パティ・デューク・ショー」などにも出演。
80年代に出版した自伝では、双極性障害と診断されたことを公表し、
精神疾患の理解に向けた運動にも取り組んだ。(ニューヨーク)

  ---------------

まだそんなに若かったんだ・・・。

私が本当に小さい頃に、
もうTVの「パティ・デューク・ショー」をやっていたから、
今はかなりの高齢だろうと思ってた。


当時はそんなに情報が入ってこないし、
私はまだ、アカデミー賞も知らない子供だったけど、
そんなこと関係なく、

「パティ・デューク・ショー」と、
ルシル・ボールの「ルーシーショー」だけは、
テレビにかじりついて見てたっけ。


どちらもアメリカのシットコムで、
でもちょっとタイプは違っていた。

「ルーシーショー」は、
出演者の力で笑いを取っていくタイプ。

一方、「パティ・デューク・ショー」は、
性格の違う従姉妹を、彼女が2役で演じて、
そのシチュエーションで笑わせるタイプ。

といっても、どっちも笑い声は、
後から入れるニセモノだったけど(笑)


私にとって、
ルシル・ボールほど偉大な存在ではなかったけれど、

若くて、パワーがあって、
メリハリのある芝居にあこがれてた。


そしてたぶん、
この2つの番組がなかったら、
私はコメディエンヌにはなっていなかった。

だって、何も知らない頃に、

「コメディは女がやるから面白い」

と、しっかり刷り込んでくれたんだから。


     < 合掌 >





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