さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

私の心の風景「浄瑠璃寺」

2019年01月18日 | 古寺・名所の回顧

   

六年前の一月に訪ね歩いた京と奈良の間に位置する

当尾の里の名刹、浄瑠璃寺を懐かしく思い出しました!

  〔平成25年1月撮影の浄瑠璃寺〕

 早春には風鈴の形に似て咲く、白く小さな花の

「馬酔木」の木の参道とその先の風情ある山門

 浄瑠璃寺には都の俗塵を嫌って隠遁した僧たちが多く

集まり、静かに修行を積み、往生を願った場所です

 京の一条大宮から1178年に移築された国宝の「三重塔」

 宝池の畔に佇む1107年建立の国宝「本堂」

寄棟造りで正面25.3m 側面9.08mの建物は

堂内に九体の木造、阿弥陀像が安置されていて

日本に唯一残る平安時代の九体阿弥陀堂です

お香の焚かれた静かな堂内に一歩、踏み入ると荘厳で気品高い

九体阿弥陀像が並び居る姿に圧倒されます しかし息苦しさは

全く感じずに言葉では云い難い、安堵感のような心和らぐ

世界に導かれます

京都府と奈良県との県境、木更津市郊外の丘陵地帯に在る

浄瑠璃寺はちょうど六年前に一度だけ訪れた名刹ですが

私の心に今も深く記憶に残る素晴らしい名刹です

今年、馬酔木の花が咲く頃

何とか再訪出来たらと思っています

      

コメント
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