木更津市から房総半島のほぼ真ん中辺りの長南町へと
向かい本堂が崖造りの札所に行って来ました!
坂東三十一番札所 「大悲山 笠森寺」
〔だいひさん かさもりでら〕
通称、笠森観音の「山門」
駐車場からは長い、長~い石段を上って山の頂上へと
進むと風情ある山門が出迎えてくれます
笠森寺の創建は伝教大師・最澄上人が西暦784年に
楠の木の霊木で十一面観音菩薩像を刻み山上に安置
したのが始まりとされています
笠森寺の本堂〔観音堂〕は日本で唯一「四方崖造り」
の建物として明治41年に国宝指定された建物です
〔現在は国の指定重要文化財〕
山上の岩の上に建つ本堂は61本の柱に支えられて組み上がり
建物の高さは30m、床高が20mあって山上の本堂には75段の
階段を靴を脱いで上がります
風雨の強い日は本堂には登ることが出来ないそうですが
この日は好天気でラッキーでした!
頂上の本堂は四方が回廊で繋がっていて古樹の繁る
山々の眺望を360度、見渡すことが出来ました!
境内のモミジもほどよく色づいていました!
二代目広重が浮世絵「諸国名所百景」で描き残したと云われる
笠森寺の崖造り本堂は京都の清水寺と比べると規模は小さいも
のの日本唯一の四方全てが崖造りという珍しい建築物の本堂に
上れて良かったと思います 今回の坂東三十三観音霊場めぐり
の旅の中で一番、記憶に残った本堂〔観音堂〕でした!