さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

坂東三十三霊場 31番札所

2018年11月29日 | 巡拝日記

   

木更津市から房総半島のほぼ真ん中辺りの長南町へと

向かい本堂が崖造りの札所に行って来ました!

坂東三十一番札所 「大悲山 笠森寺」 

〔だいひさん かさもりでら〕

 通称、笠森観音の「山門」

駐車場からは長い、長~い石段を上って山の頂上へと

進むと風情ある山門が出迎えてくれます

笠森寺の創建は伝教大師・最澄上人が西暦784年に

楠の木の霊木で十一面観音菩薩像を刻み山上に安置

したのが始まりとされています 

 笠森寺の本堂〔観音堂〕は日本で唯一「四方崖造り」

の建物として明治41年に国宝指定された建物です

〔現在は国の指定重要文化財〕

 山上の岩の上に建つ本堂は61本の柱に支えられて組み上がり

建物の高さは30m、床高が20mあって山上の本堂には75段の

階段を靴を脱いで上がります

風雨の強い日は本堂には登ることが出来ないそうですが

この日は好天気でラッキーでした!

 頂上の本堂は四方が回廊で繋がっていて古樹の繁る

山々の眺望を360度、見渡すことが出来ました!

境内のモミジもほどよく色づいていました! 

 

二代目広重が浮世絵「諸国名所百景」で描き残したと云われる

笠森寺の崖造り本堂は京都の清水寺と比べると規模は小さいも

のの日本唯一の四方全てが崖造りという珍しい建築物の本堂に

上れて良かったと思います 今回の坂東三十三観音霊場めぐり

の旅の中で一番、記憶に残った本堂〔観音堂〕でした!

     

 

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