高野山は弘法大師空海が嵯峨天皇時代の西暦816年に
真言密教の根本道場に定めて国の平和を祈り、国民の
安らかな生活を願って開創された霊場です
「総本山 金剛峯寺」
元々は「青厳寺」と呼ばれ全国及び海外に四千余りの
末寺を持つ高野山真言宗の総本山です
豊臣秀吉が1593年に亡母の追善菩提のために建立し
養嗣子の秀次が切腹した処でもあります
1863年に再建された現在の本坊は東西に約60m、南北に
約70mの堂々とした文化財建築になっています
「袴腰の鐘楼」
「本坊の内部」
「蟠龍庭」と名付けられた石庭は我が国最大の庭(2340㎡)で
雲海の中で雄雌一対の龍が建物を守っているように表現
された石庭です
参詣者を接待する「新別殿」
広々とした部屋でお茶とお菓子が頂けて風雨で
冷えた身体が温まりました!
海抜900mの高峰上にあって33万坪もの広域な一大盆地の中、
ひと際目立つ豪壮な建物は歴史上で起こった不幸な出来事を
ふ~っ と包み込んでいるかのような想いがした拝観でした!