平城遷都1300年祭の一環として秘仏のご本尊「蔵王権現立像」の
特別公開に合わせて桜で有名な奈良・吉野山の修験道の
聖地である金峯山寺に参拝してきました!
仁王門 (国宝)
金峯山寺入口には高さ20mを超える壮大な仁王門があり入母屋造りの堂々たる
本瓦葺二階建ての門は白壁が美しく1456年に再建された国宝建築物です。
仁王門の阿形像 1338年の作
仁王門の吽形像 一年後の1339年の作
阿形像・吽形像ともに5mを超す巨像で南都の大仏師 康成の作とされている。
金峯山寺の本堂 「蔵王堂」 (国宝)
7世紀の後半、役行者によって開創。
現在の建物は入母屋造りの檜皮葺で優美な曲線を描く二重の大屋根で高さ34m
奥行き36mの巨大木造建築物は東大寺大仏殿に続く大きさで1592年に再建された。
本堂の蔵王堂を目の当たりにしてその大きさに圧倒されて驚きました。
そしてこの吉野の山の上に建築材をどうやって運び壮大な伽藍を建てたのか?
驚きと感心の想いでいっぱいになりました!!!
蔵王堂の秘仏は撮影禁止により冊子の写真にて紹介します。
弥勒菩薩 釈迦如来 千手観音
中央に釈迦如来、向かって右に千手観音、左には弥勒菩薩が
衆生救済のために変化した姿で右手に三鈷杵を持ち右足を
振り上げた躍動感あふれる姿に言葉を失うほど圧倒されました。
釈迦如来 (728㎝)
千手観音 (615㎝)
弥勒菩薩 (592.5㎝)
青黒い肌は仏の慈悲を、赤い炎は偉大な知恵を表しているそうで間近で
拝顔しているうちに恐さよりも大きく護られている思いを強く感じました。
この秘仏公開の機会を数か月前に知ってやっと叶った参拝になりました。