今年は日中国交正常化40周年なので、各地でいろいろな記念イベントが行われています。2012年2月17日～26日上海にて「活力日本展」が行われました。
「活力日本展」（元気な日本）公式ウェブサイト http://www.huoli-japan.cn/index.html
国交正常化40周年を記念し、日本文化、日本企業の活動、商品、各地観光業のPR、東日本大震災の復興状況を伝える展示のほか、座談会やライブイベントも行われました。
上海商工会、総領事館（外務省）などが主催、観光庁などが後援に名前を列ねるイベントです。
メイン会場のシャンハイ・マート（上海世貿商城）の1階の展示場では各都道府県、日系企業、旅行会社などがブースを出しPR活動を行っていました。
【活力日本展 プログラム】
【1階の展示スペース入口 東日本大震災復興の過程】
【SUZUKIの自動車展示】
【地方自治体のブース 手前から青森県、茨城県、長野県】
「活力日本展」は北京、上海、香港の3ヵ所で開催されているのですが、上海のイベントラインナップが断然魅力的だと思います！
2012年2月25日（土）
・浅倉大介 アニソンREMIX＆ACCESSライブ
・八王子P feat初音ミク、DJ KAYA スペシャルイベント
2012年2月26日(日）
・北谷洋(JAM Project)/喜多修平 アニソンライブ
・AKB48 握手会（板野、梅田、横山）
2月25日（土）の八王子P feat初音ミク、DJ KAYA スペシャルイベントを観ました。
中国では数年前から（3年くらい前からでしょうか）初音ミクがすごく人気があります。
中国のポータルサイトには音楽ランキングがあり、中華（C-POP）、欧米、日本（J-POP）、韓国（K-POP）とジャンルごとにランキング順位が出るのですが、日本（J-POP）の女性アーティストランキングは数年前から浜崎あゆみを抜いて「初音ミク」がトップです。
初音ミクとは、ヤマハの音声合成ソフト「VOCALOID」をもとにクリプトン社が作った音声合成ソフト及びそのキャラクターです。
【中国向けチラシ】
「日本ACG」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。ACGが何を指すのか、日本人は逆にピンとこないかもしれません。「日本ACG」とはJapanese Anime,Cartoon,Games Seriesの略です。アニメ・漫画・ゲームという日本が世界で突出している領域をひとくくりにして表わすキーワードです。
これからは、「日本ACG」にVOCALOIDの「V」が加わり、「日本ACGV」として語られていくのではと思います。 それくらい初音ミク・VOCALOIDは世界中に広がりつつあります。有名なところではアメリカトヨタがカローラの宣伝に初音ミクを使っています。中国でも若い世代を中心に初音ミク（VOCALOID）は人気があります。
イベントは2月25日（土）16:30会場で17:00開演、開演までは東日本大震災の復興状況を伝える映像や、イメージキャラクターであるAKB48からのメッセージなどがスクリーンに流れました。
～八王子P feat初音ミク、DJ KAYA Special Club Event ～
このイベントのチケットは公式ウェブサイトからの事前申込による無料抽選制です。
客席数は500くらいのスペースでだったのではと思いますが満席でした。お客さんは日本人の関係者も時々混ざっていましたが、基本的には中国人の一般客です。子供連れもの家族もいましたが、20代前半がメインです。大学生も多かったです。
まずはDJ KAYAの登場です。
DJ KAYAはJ-POPとアニソンを中心に、中国人の間でもよく知られている曲をCLUB MIXにするというライブです。
残酷な天使のテーゼからスタートし、J-POPはTraveling（宇多田ヒカル）、chu chu train（EXILE）、BOYS&GIRLS（浜崎あゆみ）、Shake！（SMAP）、a-ra-shi（嵐）、アニソンは創聖のアクエリオン、コナン、鋼の錬金術師、コードギアス、るろうに剣心（1/3の純情な感情）、ONE PIECE、そしてAKB48のヘビーローテーション、チャゲ＆ASKAのYaYaYaという構成です。
中国人の日本音楽ファンならよく知っている定番曲が次々と飛び出し、子供から大人までまっすぐに楽しめました。けっこう古い曲が多かったのですが、もうちょっと新しい曲でも大丈夫だったんじゃないかなと思います。
DJ-KAYAの後、上海のラジオパーソナリティのアミンが雪の華、涙そうそう、后来（劉若英 レネ・リュウが歌うキロロ「未来へ」のカバー曲）を日本語・中国語両方で歌いました。
そして八王子P（8#Prince）の登場です。
まさか八王子P（ご本人）を上海で見られるなんて・・・・・
本当に滅多にないチャンスをありがとうございます。
「八王子P」のPはプロデューサーのPで、ボーカロイド（初音ミク）の音楽プロデューサーです。ボーカロイドの世界（ニコニコ動画など）ではボーカロイドの楽曲制作者（兼投稿者名）の名前に「P」をつけるならわしがあります。八王子Pは非常に人気のあるクリーエーターです。2012年にメジャーアルバム「electric love」をリリースし、今回の上海イベントでも主にこのアルバムの収録曲を披露しました。
【メジャーアルバム「electric love」2012年2月1日リリース】ボーカロイドにあまり馴染みがない人もすんなり入り込める、八王子Pのベスト盤。
オープニングは初音ミクが中国語でしゃべる映像が入り、一曲目に初音ミクの大ヒット曲「恋は戦争」。これは中国ファンでも誰でも知ってる名曲です。Dixie Flatlineの人気曲「Just Be Friends」、八王子Pの作品からSweet Devil、Baby Maniacs、Killer Lady、Distroyed Princess、そして最後はエレクトリック・ラブ。八王子P作品のMVは全て3Dダンス版MVだったと思います。
八王子PのDJで、しかも中国で、エレクトリック・ラブが聴けるなんて・・・中国ファンも大感激でエレクトリックラ～～ブと両手を上げてました。
最近の政府機関が関係した上海イベントの企画は素晴らしいと思うのですが、いったいどういうことなんでしょう。
～やってほしい企画～
・ supercellスペシャルライブ。ワールドイズマイン、メルト、君の知らない物語などきっと盛り上がります。
・「上海アリス幻樂団」上海スペシャルライブ。中国にも熱狂的な東方プロジェクトファンがいます。Bad Apple!! が異様に有名です。
3月8日、3月9日は東京で「ミクの日大感謝祭」（初音ミクコンサート）がありますが、上海でも中継コンサート（Viewing Live）があります。日本時間に合わせるので中国時間では午後5時過ぎから中国特別イベント開始、午後6時から中継開始という、やや早めの開演にも関らずチケットはかなり売れているようです。
YAMAHAのVOCALOID3は中国語版「VOCALOID CHINA“雅音宮羽”」のリリースを決定しており、公募から選ばれたキャラクターも発表され、今年の6月に発売予定だそうです。
「活力日本展」（元気な日本）公式ウェブサイト http://www.huoli-japan.cn/index.html
国交正常化40周年を記念し、日本文化、日本企業の活動、商品、各地観光業のPR、東日本大震災の復興状況を伝える展示のほか、座談会やライブイベントも行われました。
上海商工会、総領事館（外務省）などが主催、観光庁などが後援に名前を列ねるイベントです。
メイン会場のシャンハイ・マート（上海世貿商城）の1階の展示場では各都道府県、日系企業、旅行会社などがブースを出しPR活動を行っていました。
【活力日本展 プログラム】
【1階の展示スペース入口 東日本大震災復興の過程】
【SUZUKIの自動車展示】
【地方自治体のブース 手前から青森県、茨城県、長野県】
「活力日本展」は北京、上海、香港の3ヵ所で開催されているのですが、上海のイベントラインナップが断然魅力的だと思います！
2012年2月25日（土）
・浅倉大介 アニソンREMIX＆ACCESSライブ
・八王子P feat初音ミク、DJ KAYA スペシャルイベント
2012年2月26日(日）
・北谷洋(JAM Project)/喜多修平 アニソンライブ
・AKB48 握手会（板野、梅田、横山）
2月25日（土）の八王子P feat初音ミク、DJ KAYA スペシャルイベントを観ました。
中国では数年前から（3年くらい前からでしょうか）初音ミクがすごく人気があります。
中国のポータルサイトには音楽ランキングがあり、中華（C-POP）、欧米、日本（J-POP）、韓国（K-POP）とジャンルごとにランキング順位が出るのですが、日本（J-POP）の女性アーティストランキングは数年前から浜崎あゆみを抜いて「初音ミク」がトップです。
初音ミクとは、ヤマハの音声合成ソフト「VOCALOID」をもとにクリプトン社が作った音声合成ソフト及びそのキャラクターです。
【中国向けチラシ】
「日本ACG」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。ACGが何を指すのか、日本人は逆にピンとこないかもしれません。「日本ACG」とはJapanese Anime,Cartoon,Games Seriesの略です。アニメ・漫画・ゲームという日本が世界で突出している領域をひとくくりにして表わすキーワードです。
これからは、「日本ACG」にVOCALOIDの「V」が加わり、「日本ACGV」として語られていくのではと思います。 それくらい初音ミク・VOCALOIDは世界中に広がりつつあります。有名なところではアメリカトヨタがカローラの宣伝に初音ミクを使っています。中国でも若い世代を中心に初音ミク（VOCALOID）は人気があります。
イベントは2月25日（土）16:30会場で17:00開演、開演までは東日本大震災の復興状況を伝える映像や、イメージキャラクターであるAKB48からのメッセージなどがスクリーンに流れました。
～八王子P feat初音ミク、DJ KAYA Special Club Event ～
このイベントのチケットは公式ウェブサイトからの事前申込による無料抽選制です。
客席数は500くらいのスペースでだったのではと思いますが満席でした。お客さんは日本人の関係者も時々混ざっていましたが、基本的には中国人の一般客です。子供連れもの家族もいましたが、20代前半がメインです。大学生も多かったです。
まずはDJ KAYAの登場です。
DJ KAYAはJ-POPとアニソンを中心に、中国人の間でもよく知られている曲をCLUB MIXにするというライブです。
残酷な天使のテーゼからスタートし、J-POPはTraveling（宇多田ヒカル）、chu chu train（EXILE）、BOYS&GIRLS（浜崎あゆみ）、Shake！（SMAP）、a-ra-shi（嵐）、アニソンは創聖のアクエリオン、コナン、鋼の錬金術師、コードギアス、るろうに剣心（1/3の純情な感情）、ONE PIECE、そしてAKB48のヘビーローテーション、チャゲ＆ASKAのYaYaYaという構成です。
中国人の日本音楽ファンならよく知っている定番曲が次々と飛び出し、子供から大人までまっすぐに楽しめました。けっこう古い曲が多かったのですが、もうちょっと新しい曲でも大丈夫だったんじゃないかなと思います。
DJ-KAYAの後、上海のラジオパーソナリティのアミンが雪の華、涙そうそう、后来（劉若英 レネ・リュウが歌うキロロ「未来へ」のカバー曲）を日本語・中国語両方で歌いました。
そして八王子P（8#Prince）の登場です。
まさか八王子P（ご本人）を上海で見られるなんて・・・・・
本当に滅多にないチャンスをありがとうございます。
「八王子P」のPはプロデューサーのPで、ボーカロイド（初音ミク）の音楽プロデューサーです。ボーカロイドの世界（ニコニコ動画など）ではボーカロイドの楽曲制作者（兼投稿者名）の名前に「P」をつけるならわしがあります。八王子Pは非常に人気のあるクリーエーターです。2012年にメジャーアルバム「electric love」をリリースし、今回の上海イベントでも主にこのアルバムの収録曲を披露しました。
【メジャーアルバム「electric love」2012年2月1日リリース】ボーカロイドにあまり馴染みがない人もすんなり入り込める、八王子Pのベスト盤。
オープニングは初音ミクが中国語でしゃべる映像が入り、一曲目に初音ミクの大ヒット曲「恋は戦争」。これは中国ファンでも誰でも知ってる名曲です。Dixie Flatlineの人気曲「Just Be Friends」、八王子Pの作品からSweet Devil、Baby Maniacs、Killer Lady、Distroyed Princess、そして最後はエレクトリック・ラブ。八王子P作品のMVは全て3Dダンス版MVだったと思います。
八王子PのDJで、しかも中国で、エレクトリック・ラブが聴けるなんて・・・中国ファンも大感激でエレクトリックラ～～ブと両手を上げてました。
最近の政府機関が関係した上海イベントの企画は素晴らしいと思うのですが、いったいどういうことなんでしょう。
～やってほしい企画～
・ supercellスペシャルライブ。ワールドイズマイン、メルト、君の知らない物語などきっと盛り上がります。
・「上海アリス幻樂団」上海スペシャルライブ。中国にも熱狂的な東方プロジェクトファンがいます。Bad Apple!! が異様に有名です。
3月8日、3月9日は東京で「ミクの日大感謝祭」（初音ミクコンサート）がありますが、上海でも中継コンサート（Viewing Live）があります。日本時間に合わせるので中国時間では午後5時過ぎから中国特別イベント開始、午後6時から中継開始という、やや早めの開演にも関らずチケットはかなり売れているようです。
YAMAHAのVOCALOID3は中国語版「VOCALOID CHINA“雅音宮羽”」のリリースを決定しており、公募から選ばれたキャラクターも発表され、今年の6月に発売予定だそうです。
